1話 家での生活
姉、リリー、10歳、黒髪、長髪、狐耳(黒)、赤目
妹、リコリス、7歳、薄い水色の髪、長髪、青みがかった緑色の目、身長148㎝、姉が大好き、天真爛漫
父さんと母さんと妹、それが私の家族構成だ。
「行ってくるね」
妹が家を出る、私と違って妹はしっかり教会へ勉強に行っている。
「父さんと母さんも行ってくるな」
父さんは畑を母さんは服を作っている。
「渡した分頼んだわよ」
「うん、行ってらっしゃい」
見送りが終わったところで母さんに頼まれた針仕事をやる
家には私一人。けどこれには理由がある、私は家の外に出ると殺される。生まれつき獣の耳が付いているからだ、まぁ、人の耳も付いているが…。
養子っていうわけでもない、希にこういう子供が生まれるらしい、そして総じてその子供は災いを運ぶ、神に、運命に、世界に忌み嫌われた『忌み子』と呼ばれる子たちだ。
大体は生まれた瞬間、教会へ突き出され殺される。もし匿えば重い罰を与えられるからだ。だけど、父さんと母さんはそれを承知で守ってくれた。
この事を知った数年前までは何度も家を出ていこうと思った、けどみんなに引き留められて今は家で楽しく暮らしている。
少しでも家のためになるよう、母さんの内職を手伝っている。お金が貯まったら私でも自由に暮らせる国へ引っ越す予定だ。とても楽しみである。
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「ただいま~」
「おかえり」
「お姉ちゃん、何も無かった?」
「うん、いつも通りだったよ」
「えへへ、良かった~」
妹はこんな風に毎日安否確認をしてくれる。もうそれがかわいくて仕方ない
「じゃあ夜ご飯作ろっか」
「うん」
妹が帰って来たら父さん達が帰って来るのに合わせて夕飯を作る。妹が帰って来てからなのは、誰も居ない筈の家から煙が出ていたら不信がられるからだ。
トントントン
包丁を使う子気味よい音が響く
「また、料理上手になったね」
「でしょー?お姉ちゃんが教えてくれるからだよ」
ぐはっ、さすがに不意打ちは効くぜ。ほんとにお姉ちゃんっ子でかわいいんだから
「ほら、これ」
「ハム?」
「そう、こっそりつまみ食い」
「いいの?」
「ほんとはダメだけどね」
「わーい、パクッ」
私の指から直接ハムを食べた、こういうオチャメなところもホントに可愛い
「「ただいまー」」
ちょうど夕飯が出来上がったころ、父さんと母さんが帰ってくる
四人で食卓を囲む
「今日は友達と追いかけっこしたり、森へ山菜とりに行ったりしたんだよ、でねでね…」
食事のときは、こんな風にその日あったことをみんなで話す。私は外に出たことが無いから、外の話はみんなから聞いたことしか知らない。森にはいろんな動物がいたり、水がずっと流れてる川?て言うものがあったり、なんとそこにはいつも食べてる魚が泳いでるらしい。いつかそういうのもみんなで見に行けるといいな
けっして裕福なわけではないけど、とっても幸せな毎日だ。




