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私の人生は常にどん底  作者: 生きていない人間
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2/5

私の幼少期の記憶

①

2,3歳のときだろのか。

古いマンションの一階で、住んでいた。

夫婦喧嘩が始まったときに母の作ったカレーライスが絨毯の上にひっくり返った。

べちゃっとくっついた。父がなぜか母を殴っている。怒鳴り声がする。


窓辺に母を追いやった父がもう一度母を殴ろうとした。

母はとっさに顔をそむけた。

父の力が入った拳が窓ガラスを直撃した。

ガラスが粉々に割れて、父の拳が血で真っ赤になった。


私は、父を止めようとしたが、突き飛ばされた。

ころころと転がって、洗濯物の干している下のほうにすっぽりと収まったのだった。

次の日父は裏にある駐車場に来いと呼んだ。

駐車場は砂利で引き詰められている。


父はこう言った。

「ここに寝ろ。」


逆らうのが怖った私は仰向けに寝そべった。


父は車に乗り出し、私の体の上を車で通って行った。

息を飲んだ。砂利の感覚、石のにおい、車のガソリンのにおい、

鉄の錆びたにおい。


不思議と怖くなかった。




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