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俺と! くろの! 我らもとうとう3年生  作者: ぽっち先生/監修俺
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俺と! くろの! 投稿サイトの問題点コーナー

俺と! くろの! 我もとうとう3年生のコーナーがはじまるよー。

さあ、今宵も懲りずに始まった俺くろコーナーですが今回のテーマはこの投稿サイトで起こっている問題です。


さて、お主よ。今回は今、この投稿サイトで起こっている事象を考えてみるぞよ。


うわ~っ、初っ端からまともな事言い出したよ、この子神は。何か変なもんでも喰ったのか?


うむっ、廻らない寿司屋でかっぱ巻きを少々な。


廻らない寿司屋でわざわざかっぱ巻き・・。それって意味あるのか?


いや~、じゃって他のって高そうなんじゃもん。


自腹で店に入ったのか・・。すごいな、くろよ。それって勇者だぞ?


うむっ、今思えば我も何をとち狂ったのか釈然とせぬ。


何かめでたい事でもあったのか?


いや、たまたまお皿を廻す装置が故障していただけなんじゃがな。店の店員は大わらわじゃったぞよ。我は優しいからカウンターから一番離れた席で3分事に一皿づつ注文してやった。あの店員もいい運動になったであろう。


くろよ、お前、最低だな。


まっ、昼の時間ではなかったので空いていたんでな。あやつも2皿くらいオマケすると言えばカウンター席に移ってやったものを、気が利かぬやつじゃ。


嫌な客だな。しかもかっぱ巻きしか注文しないとは。キュウリくらい裏の畑から取って喰え。


馬鹿もんっ!外食とは、敢えていつでも食べられるキュウリを食べるのに意義があるのじゃ。接客と言う職業的奴隷からのもてなしを受けるのが外食の醍醐味である。


重ね重ね嫌な客だ。


じゃって、我はあのぐるぐる廻ってくる皿から一番活きの良いものを誰よりも早く手にするのが楽しみじゃったのに、それを奪われたのじゃからな。これ位の意趣返しは当然であろう。


もう、お前は外食するな。思いやりがなさ過ぎる。その内、しっぺ返しがくるぞ。いや、今すぐ天罰が落ちろ!


うむっ、それはもう受けた。調子に乗ってケーキ皿を3つも食べてしまったからのぉ。財布の中が寂しくなってしまったぞよ。


お前の財布は3皿で軽くなるのか・・。すまん、今度ハンバーグ屋に連れて行ってやるからな。勿論連れ行くだけで払いはお前だが。


それって意味があるのか?あっ、今度メルメルと行くかのぉ。勿論お主は誘わぬ。


あっ、くろよ。ケーキ食べるか?確か、冷蔵庫に昨日買っておいたやつがあったはずだ。


ふっ、ちょろいのぉ。もちの論である。当然コーラも所望するぞよ。


さて、ボケてばかりでは話が進まないからここいら辺で本題にはいろう。


えっ、ケーキはないの?


あるから安心しろ。今回の話が終わったら・・、っていきなり冷蔵庫を開けて喰おうとするなっ!終わってからだ!


うるさい、こんな話は食べながらでも出来るわいっ!さっさと進めよ。


食べながらするんかい!まぁいいか。ほら、こぼすんじゃない。手掴みで食べるなっ!


うむっ、中々美味いな。どれ、それではやるか。まぁ、この投稿サイトで且つ作家サイド限定の問題と言えば、投稿作品の書籍化じゃろう。これは読者にも影響を与えているはずじゃ。なんせ、ここに作品を読みに来る読者の8割はアニメ化や書籍化された作品しか読んでいないらしいからな。


それって問題なのか?俺たちだって最初は『このすぱ』の原作を読みに来たのが切っ掛けだろう?まぁ、あの時はもう削除されていたけど。


そうじゃったなぁ、散々探した挙句、結局見つからなくてルーデウスを読んだのじゃった。いや~、懐かしいのぉ。


うん、まぁそれは置いておこう。投稿作品の書籍化のどこが問題なんだ?


いや、ここって当初はあくまで自分の書いた物語を読んで貰って小説家の雰囲気を味わおうという趣旨で始まった気がするのじゃ。しかし、瓢箪から駒で人気の出た作品が本当に本を出版出来てしまったのでベクトルが変わってしまったのじゃと思ってのぉ。


う~んっ、そこら辺の事は判らないなぁ。推測は出来るけど俺たちはリアルタイムで体験していないからな。


うんっ、その辺の事はあやふやでも構わないのじゃ。問題は今である。この投稿サイトって、作者の情報は結構手に入るのじゃ。勿論情報と言っても住所などの個人情報ではない。作者本人が活動報告などで挙げている情報じゃ。そんな中で書籍化情報は大々的に宣伝されておる。


ああっ、あるな。どこそこからいついつ発売になりますとかあらすじにも書かれているな。


じゃろ?ところでお主の口調はいつになったら戻るのじゃ?


おっと、忘れていましたよ。今回は前振りが長かったからそのまま本題に突入しましたからね。はい、もう大丈夫!本題に入りましょう!


うむっ、そんな夢を叶えた書籍化作家でも現在置かれた状況は芳しくないらしい。


ほほう、つまり売り上げの事ですか?


昔は出せば、そこそこ売れたらしいのじゃがな。


まっ、小説って元々パイが小さいですからね。しかもここで無料で読めちゃうし。


そうじゃ。つまり、今はただ自分の書いた作品が書籍化されただけでは終わりではないのじゃ。バカスカ売れて結構な収入を得なければ勝ち組になれないのである。つまり、この投稿サイトは地区予選なんじゃな。ここで勝ち残っても本選が待っておるのじゃ。


本選ですか・・、実際にお金が絡んできますから大変でしょうね。


ライバルが多いからのぉ。そこで強力な支援部隊になるであろう、数万のブクマ読者や数百の作品評価者たちからの援護を期待する。しかし、何故かみな援護してくれないらしい。


う~ん、お金が絡みますからね。しかも、仮に購入したとしても内容は既にweb上で読んでいるものと同じなんでしょう?それじゃ本はコレクション的な価値しか見出せないかも知れません。紙の本ならどこでも読み返せるよと言っても、スマホユーザーには当て嵌まらないし。


そうなんじゃよな、ポイントを入れた読者側からしたら当然な理由である。しかし、作者側からしたらなんで買ってくれないの?と思うらしいのじゃ。


はははっ、それはまた随分な我侭ですね。まっ、気持ちとしては判らなくもないですが。


web上では応援してくれる。書籍化すればおめでとうとも言ってくれるであろう。じゃが購入するかと言えば、殆どの加点者は買わぬであろう。なんせ100円、200円ではないのだからな。募金だって10円、20円は躊躇いがないが、100円募金するのは葛藤があるぞよ。


くろよ、そこは嘘でいいんで一桁増やしとけ。躊躇するハードルが低過ぎる。


なにを言うかっ!100円じゃぞ?スーパーでなら500ミリリットルのコーラが買えるのじゃ!普通は躊躇するであろう!


それは募金の名目にもよるんじゃないかな。怪しげな学生サークルの募金活動ならともかく、災害募金ならそのくらいは出せるだろう?


これ、お主。募金はあくまで例えとしてだしただけじゃ。突っ込むでない。


おっと、そうでした。まっ、確かに今の書籍って金額が結構しますからね。ポイっとは買えないかも知れません。


当然である。千円以上する本をポイポイ買えるやつはこの国にはおらんっ!


それは言い過ぎだ。いや、確かに全員ではないだろうけど・・。ぽっち先生も買えないグループ所属だしな。


そんな高価な書籍を、買って買ってという作者もどうかと思うのじゃ。あやつらだって他の作家の本は買わぬであろうに、ちょっと我侭じゃよな。そして、売り上げが目標冊数に達しないと世を儚んで異世界に飛ぶのじゃ。でも、トラックを利用するのは止めて欲しいのぉ。ドライバーからしたら迷惑な話である。電車なんか、被害を被る数が数え切れぬぞよ。


くろ様、売り上げが芳しくなかった作者の方は、投稿を止めているだけで異世界に行っている訳ではないですから。ネット上から消えただけでトラックには飛び込んでいません。でも万を超えるブクマ読者がいても3桁冊しか売れなかった作品があるそうですよ。お金が絡むと現実ってシビアですね。


うむっ、儲かるのはネット接続業者だけじゃな。でも、あやつらも通信回線などのインフラを先行投資しておるからな。丸儲けとはいかぬであろう。そうなると一体誰が儲けておるのかのぉ。


誰でしょうね。まぁ、儲かっている人って大抵寡黙ですからね。多分影でひっそりとほくそ笑んでいますよ。


そうじゃな、そんな影の実力者に成り損ねたラノベ作家たちはその鬱憤を自らの支援者にぶつける。いや、常識がある作家なら精々壁に憤りをぶつけるだけじゃろうが、精神形成がまだ出来ていない若年作者辺りはツイッター辺りで吐き出してしまうらしい。


ほうっ、この頃のツイッターって書籍化作者にとって地雷ですよね。


まぁのぉ、言葉は選んでおるのかも知れぬが、恨みつらみを勢いで書き込んでしまうのかも知れぬ。


買って貰えなかった事に対してですか?それは駄目でしょう。商売なんですからもっと冷静にならないと。売り上げのアテが外れるなんて良くある事なんですから。


もう一度言うが、ここの読者ってweb上の投稿作品は読むけど、ここから書籍化して紙の本になったものを、わざわざ金を出してまでは読み直さないという合理的な考えの方と、理由はともかくお気に入りの作品は書籍化されたら購入する方に分けられると思うのじゃ。


はい、本を買う人と買わない人ですね。


うむっ、因みに買わない人とは、あくまでこの投稿サイトから書籍化された本を買わない人であって、他の本も含めて全然本を買わない人という事ではない。


でも、本の売り上げって全体としては右肩下がりらしいですよ。まっ、これはネットが普及した時から言われていますけどね。


そもそも本を読むって事は物語の中を知ると言う事じゃろう?本来物語とは劇であれ、おやすみの即興物語であれ、それを見た時、聞いた時に頭へ入ってくるものじゃ。そして記憶する。人生などはその最たるものであろう。もう一度がないのじゃ。ところが本ってそれ自体が記憶媒体じゃからいくらでもリピートできる。それが本の強みじゃったのだが、昨今の情報過多の状態ではそんな事をせずとも次から次へと新しい物語が生まれてくる。しかもここのは無料じゃからな。読んでしまった物語を読み返すより、まだ知らぬ物語を読んだ方が楽しみとしては上であろう。故に誰も読みかえし用の本を買わなくなるのじゃ。まっ、これはweb作品限定の事例じゃがな。


ああっ、小説読み捨て論ですね。特に娯楽系はそうかも知れません。昔問題になった『まんが村』なんかはそれを象徴してますよね。


あれも出版側からしたら打撃であったろうが、情報を無料で手に入れようとするのは世の常である。そして、出版系の情報とは大抵読み捨てじゃからな。情報を提供する側はその事をしっかり理解していないと失敗するのじゃ。


ネットは情報の共有としては便利ですけど、その情報で利益を上げようとするとモラルやルールが必要になります。そこら辺がまだ未整備なんでしょうね。


そうじゃな、そしてこの投稿サイトも含めて大抵の素人小説投稿サイトの問題点は、書籍化という餌が撒かれている事だと思う。投稿する動機のひとつとしてそれがあるのはモチベーションの向上にも繋がるであろうが、みなのベクトルがそれに引っ張られ過ぎているようにも思えるのじゃ。欲を刺激し過ぎて内容がその方向のみに集中している。これって、まるでバブル期の土地神話のようではないか。


ん~っ、確かにそうかも知れません。まっ、だとしたら何れは弾けますよ。でも、素人作家の作品を書きたい、みんなに読んで貰いたいという気持ちは弾けないでしょう。だから規模は縮小するかも知れませんが、投稿サイトは続きますよ。そしてまた、新たな物語が世に出るはずです。


そうじゃな、そう願うばかりじゃ。


-お後がよろしいようで。-

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