スマホのゲームは無料なの?
俺と! くろの! 我もとうとう3年生のコーナーがはじまるよー。
さあ、今宵も懲りずに始まった俺くろコーナーですが今回のテーマはタダほど高いものはないです。
お主よ、とあるエッセイで読んだのじゃがな、スマホのゲームとは、基本無料でプレイできるらしい。すごいのぉ、とうとうゲームまで無料になったのか。テレビじゃって地上波は無料だし、この国ってその内情報系の娯楽は全て無料になるのじゃないか?
くろ様、テレビの地上波は確かに無料ですが、それを見る為には受像機、つまりテレビが必要です。そしてこの国には、そのテレビに対して『受信料』と言う『税』を課してもいいとお上からお墨付きを貰っている組織があるのですよ。例えその組織の番組を見なくても、テレビを所有しているだけで課税されるスペシャル、且つ理不尽な規則です。
あーっ、あの組織か。まぁ確かに他が無料なせいかちょっと高い気もせんではないが、何だかんだ言ってもあの組織の番組は観るし、対価としては仕方ないのではないかのぉ。番組自体は面白いものが多いし、CMも入らんしな。
そうですね、でも今回はスマホゲームの話をしたいのでテレビは置いておきましょう。
おっと、そうであった。しかし、スマホゲームだって作るのに元手は掛かっておろう?一体誰がその金を負担しておるのじゃ?
えーとですね、確かにゲーム自体は無料らしいんですけど、ある程度やり込むと課金という対価を払わないと先に進めなくなっているんだとか。そしてここからがゲーム提供側の狩場らしいです。まぁ、狩場と言っても何も渡さずに金だけふんだくる訳ではなくて、ちゃんとゲーム内で有ると有利になるアイテムを提供するらしいです。但しそれは有料。
ほほうっ、中々うまい事を考え付いたのじゃな。取り合えず『無料』という餌で釣っておいて、その餌に満足できなくなったやつらに『有料』じゃが、とっても美味いご馳走をチラつかせると言う事か。
はい、そうです。オンライン系だけではなくパッケージ系ゲームでも追加装備データとして販売されていたシステムらしいです。だから、考えとしてはそんなに斬新ではないみたいです。
成程のぉ、じゃがそれって考えてみれば当たり前な事であるな。パッケージではなくオンラインというシステムでゲームを提供する側からしたら誰しもが考え付くやり方じゃ。モノではなく情報を売り物にする立場になれば、これ程流通コストを削減できる方法に飛びつかない訳が無い。
はい、パッケージ系のゲームは、まず購入者が買うかどうかを判断する。そこには値段やプレイしてみて面白いかどうかなどの躊躇があるはずです。その結果、購入を断念されたら製作者側はがっかりです。あはははっ、これってなんだかここの書籍化された投稿作品にも当て嵌まる事ですね。しかし、無料でプレイが出来るのならそんな躊躇などないでしょう。面白くなければやらなくなるだけです。でも面白かったら嵌まるでしょうね。そしてもっと先へ進みたいと思うはずです。ただ、その為のアイテムが無料じゃないだけ。
成程、そこが製作者側が無料のゲームに張り巡らせた蜘蛛の巣なのじゃな。
はい、ここからはパッケージ系の購入判断時と一緒です。但し、プレイヤーはゲームを既にプレイをして満足している。そしてもっとやりたいと思っている。ここがパッケージ系のゲーム購入判断と違うところでしょう。つまり、購入者は買う気満々なのです。後は金額が見合うかどうかだけど、多分払える程度の額なんだと思います。
ただ、アイテムひとつひとつの額が小さくても塵積もになるとちょっと笑えない額になるらしいです。納得して購入しているならいいが、金銭感覚が未熟な者が手を出すと後で多額請求というしっぺ返しを喰らうんだそうです。それをある人たちは中毒性と称して警告している。お金を賭けた競馬やパチンコ、後は今絶賛議論中のカジノなどのギャンブルではなく、単なるゲームでも思考の麻痺や金銭感覚の麻痺があるんだとか。
普通、高価なものを購入する時は熟考するが、安いものは何の躊躇もなく手が出せる。但し、安価な物でも数を購入するとトータルでは結構な額になりますよね?1本100円のジュースだって、毎日飲めば年間では3万6500円です。2本づつ飲んだら7万以上だ。あっ、消費税は別ね。でも、支払いはその都度だから購入者は100円しか払っていないと思う。そこが家計簿をつける習慣のない若年者が陥る罠なんです。
成程のぉ、240万円の自動車も10年の分割払いなら月々2千円じゃもんなぁ。この額なら学生でもアルバイトで何とでもなる。これは魅力的じゃ。甘い誘惑である。
くろ様、2千円じゃありません。2万です。ゼロがひとつ抜けてます。今回は惜しかったですね。でも小学生みたいな間違えだ。後、大抵は利子が加算されますからトータルではもっと支払う事になります。
えっ、月々2万も払うのか?しかも10年間もっ!がはっ、それってなんてゆう罰ゲームなんじゃ!
いや、罰ゲームじゃねぇよ!ちゃんと自動車という対価を得ているだろうっ!
いや、我はそんなのはいらんっ!移動は自転車で十分じゃ!
あっ、うまい!『自動車』と『自転車』、真ん中の文字だけ変えて韻を踏んできましたね!やるなぁ、くろ様!
えっ?何の事じゃ?あっ、なんか我ってうまい事を言っちゃったの?むふふふふっ、まぁ我は天才じゃからな。うむっ、構わぬ!我が許すっ!我を崇めよ!
いや、そこまでの事ではないんだが・・。しかも天才って・・、計算も出来ないくせにそれはちょっと自惚れ過ぎなんじゃないかなぁ。
まっ、その事は突っ込むな。どうせ計算なんぞ、できるやつにやらせればよいだけじゃ。して、無料ゲームの有料アイテムの何が危ないのじゃ?払った対価としてゲーム内で無双できるアイテムを手に入れたのじゃろう?先のお主の説明に照らすと自動車を手に入れたのと同じであろう。金を振り込んだのに品物が送られてこないオークション詐欺にあった訳ではあるまい?
はい、確かに払った額に見合うであろうアイテムは手に入れているはずです。でもそのアイテムって万能じゃないんですよ。そのアイテムを使って次に進んでもまたそのステージをクリアする為の新たなアイテムが必要になるらしいです。
えーっ、アイテムって使用範囲が限定されておるのか?
んーっ、そこら辺の事は良く判らないんですけど、勝ち進むにはどんどん新しい強力なアイテムが必要らしいです。
成程のぉ、中々上手い手じゃな。チラリ、チラリとスカートの中を見せながら少しづつ金を巻き上げるのか。はははっ、この欲望には童貞は抗えまい。よーしっ!我もやってみよ~っ!
誰がお前のパンツなんかに興奮するんだよっ!身の程を知れっ!
くっ、これだからビジュアルのない小説の主人公は不利なのじゃ。本当は我ってか弱くてぷるぷる震えてる小鹿のような愛らしい生き物なのに。
くろよ、絵がないからと言ってあからさまな嘘を言うんじゃない。お前がいつぷるぷる震えたんだ?
えーと、寒い日におしっこをした時とか?
・・うんっ、まぁ、お前がそれでいいならもう何も言うまい。本題に戻ろう。さて、この課金システムは、プレイヤーの中毒性に依拠しているんですって。つまり、プレイヤーがより「数字を伸ばしたい」「勝ちたい」という、中毒的な症状を利用して、課金をさせるようなシステムになっているらしいです。しかも、現金をその場で支払う訳じゃないのでプレイヤーには躊躇いがないのかも知れません。クレジット払いなら決済日に銀行口座から一括引き落としですしね。でその口座が自分のならまだいいんですけど、親の口座だったりするとバレて大目玉を喰らうと。まぁ、親だって何万円もの引き落としがあったら怒るでしょう。ましてや、規約を読めないアホな子は百万円以上のアイテムを購入したらしいですし。
あーっ、結局一部のアホが考えなしにのめり込んで、自分のアホさ加減を誤魔化す為にゲーム会社が悪いんだと開き直ったのじゃな。
言い方はアレですけど、まぁそんな感じなんでしょう。でも、そこが無料の怖いところなんでしょうね。ここの投稿作品だってそんな感じじゃないですか?一握りの成功者を見て俺もやってみようと挑戦する。でも大抵は鳴かず飛ばず。そして心に挫折と言う傷を負って去っていきます。何万ものお金をふいにした訳ではないですけど、失った時間と心の傷は中々癒せないはずです。ここからは精神論になっちゃいますけど、若年層には結構きつい挫折なんじゃないですかね。
そうかぁ?結構寝たら忘れるくらいの事なんではないか?あやつら自分の作品にそこまで思い入れなんぞないであろう?
いえ、くろ様。作品ではなく作者本人の事です。若年層って基本自分中心ですからね。彼らにとって作品なんて人気者になる為の道具でしかないんですよ。だから自分が主人公になれるゲームに嵌まるんです。そしてその地位をもっと高めようと課金してしまう。この投稿サイトでの不正衝動と一緒です。
はははっ、まっ、やつらは一応物語は書いておるからな。それだけは褒めても良かろう。中には丸パクリして投稿するやつもいたそうじゃし、それに比べればまだマシだ。
ゲームには不正ツールなんてものもあるみたいですが?
そんなのはどの世界でもある話じゃ。政治の世界だって組織票というグレーなものがある。昔は票を金で買うなんてのは当たり前な時代もあったらしいぞよ。
そうなんですか?まぁそこまでするという事は、それなりの見返りがあったんでしょうねぇ。
そうじゃ、人とは見返りがないとまず動かんからな。それは別に金でなくてもいい。権力であったり名声であったり、あるいは自己満足であったり、もう自分が納得できればなんでもよいのじゃ。その為には手段を選ばん。本来なら心にブレーキが掛かるはずなんじゃが、横断歩道もみんなで渡れば怖くないという心理が働くのであろう。誰かがやっていて、制裁を受けぬのを見ると、なら自分もやろうと思ってしまうのじゃな。
なんとも浅はかな考えですね。
まっ、スマホの無料ゲームもそれなりの見返りがあるから供給されるのであろう。その影に悪意があるかどうかが問題なんじゃが、いちユーザーがそれで痛い目に会うかどうかはそやつの責任じゃ。後悔先に立たず。石橋も叩いて渡れと言うのが先人の教えである。
叩いた衝撃で崩れるかも知れないですけどね。
はははっ、それはまた運が悪いな。でもそんなレアケースなら異世界に行けるんじゃないのか?そうなったら結果オーライじゃ。楽しく異世界ライフを満喫するがよい。
異世界にもスマホゲームがあればいいですけどねぇ。でないと3日で飽きそうだ。
-お後がよろしいようで。-




