俺と! くろの! 誰の為に鐘は鳴る?コーナー
俺と! くろの! 我もとうとう3年生のコーナーがはじまるよー。
さあ、今宵も懲りずに始まった俺くろコーナーですが今回のテーマは作品の対象読者層です。
さて、素人が小説を書く上で結構忘れがちなのが誰の為に書くのか?と言う事だと思うんですけど、どうでしょう?くろ様。
うむっ、昔は精々仲間内ぐらいしか読ませる相手がいなかったはずじゃからな。じゃから殆ど自分の妄想全開な物語を書いていたはずじゃ。しかし、ネットの登場で読者となり得る対象がどーんと広がった。そこで素人小説家はある壁にぶつかる。それは『比較』じゃ。
ああっ、『あの個人サイトの小説はすげー読まれているのに、なんで俺の作品は読まれないんだ?』ですね。
うむっ、これはネットという同じ土俵に載ったが故の新しき悩みじゃな。仲間内なら感想として辛らつな事を言われるかも知れんがとにかく反応は得られた。しかし、ネット上の見も知らぬ人を読者として考えてしまうと忽ち淘汰の渦に飲み込まれる。そこで浮かび上がれれば大したものなんじゃが、如何せん素人作家の作品にそれを望むのは酷であろう。
『無読』と『無反応』ですか・・。この投稿サイトもそうですけど、昔も変わらないんですね。
ここはもっと酷いがな。なんせ100万アカウントを謳っておるからのぉ。逆に考えると100万人にスルーされたと感じてしまう者もいるであろう。
私は100万アカウントの半分は複数アカウントじゃないかと邪推しているんですけどね。
まっ、今回はその話はなしじゃ。さて、そんな『宇宙の孤児』状態のところに感想なんぞ来たら作者は踊り狂うであろう。
阿波踊りの実行委員会って赤字だったんですね。と言うかお祭りって寄付で成り立っていると思っていました。身の丈に合わない規模で開催するなんて、まるでバブル期の借金して億ションを購入する投資家みたいです。
これっ、なんか今回はお主が話を横道にずらそうとしておらんか?
えーっ、だって今回のテーマって結果が見え見えじゃないですか。素人作家は自分の為。商業作家は購入者の為ですよね?
まっ、そうなんじゃがな。しかし、ここの商業作家希望者はちと違うのじゃ。なんと付いても金にもならぬ、多分書籍化しても買ってもくれぬポイント付加者の為に書いておるのじゃ。これってすごい事じゃぞ。
そうですね、仮に10万ポイントで書籍化したとしても、そのポイント数は10万人の購入希望者を表していません。その内訳は評価者が5千人くらい。ブクマ者が3万人くらいでしょう。評価者の5千人はブクマ者の3万人の中に入っているはずですから実質この10万ポイントを計上した人数は3万人。潜在的な読者数であるUVはちょっと置いておくとして、その3万人の内、お金を出して本を買ってくれるのは多分1割・・、いや多分もっと少ないでしょうね。
そうじゃよなぁ、だって既に読んでしまった物語を、しかも、いつでも無料で読み返せる物語をわざわざ金を出して買う馬鹿はおらん。雑誌に連載されていて既に読んで内容を知っている漫画のコミックスをわざわざ買うやつは、云わばコレクターである。もしくは嵩張る雑誌は処分してお気に入りだけを手元において置きたいというファン心理であろう。後はまとめ読みが出来るのもコミックスの利点じゃよな。
ところがここの投稿小説はwebに接続できる機器を持っていればいつでも読めてしまう。つまり、相当なファンでない限り購入はしてくれないという事ですね。
そうじゃ、確かに3千人の購入者が発売前に期待できるとは言っても、ラノベの実質的な購入層はこの投稿サイトに作品を読みに来ておらぬ、漫画で例えるなら『コミックス買い』をする者たちだと思うのじゃ。その者たちの事を考慮せずに、大した改稿作業もせずに売り出すと自滅するのは当然であろう。
100人で満員になる会場がファンで埋まったからと言って、千人の会場も人の波で埋まるとは限りませんものね。
そうじゃ、書籍とは本屋に来てくれる人が対象である。そんな人たちが本屋に来る目的は様々じゃ。ぶらりと立ち寄って手に取ってくれる事もあるやも知れぬが、そんな事は滅多にない。昔は表紙の絵で買ってくれたかも知れぬが、今はみな同じ戦略を取っておるから目新しさはない。ならば商業作家は内容で勝負するしかない。投稿サイトの読者ではなく、購入者が満足する話を書くべきなのじゃ。さすれば購入者は次の作品も買ってくれるやも知れぬ。いやっ!貴様の思いが伝わりさえすれば必ず購入してくれるであろう!
う~んっ、今回は語りましたね。それで結論としてはどうなんですか?
うむっ、書籍化の決まった作家さんは改稿作業をがんばってね、と言う事じゃな。鳴かず飛ばずな作家たちは諦めて書きたい事を書け。エッセイジャンルはそんな貴様たちの心の叫びを受け止めてくれるぞよ!う~んっ、優しいジャンルじゃ。
以上、今回はくろ様が読みたいと所望している、作者さんたちの心の捌け口エッセイを要望する回でした。
-お後がよろしいようで。-




