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Delete  作者: 野田 志優
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第一話「出会い」

この小説は他サイト様で第二話まで連載させていただいていたものです。

本編とあとがきはほぼそのまま使用させていただいておりますが、一部改変している点がございます。ご了承ください。

 風が吹いている。空は青い。ここは森だ。とても爽やかだ。こんな状況でなければ、この自然を楽しみたい。

 熱い。体が熱い。あいつら一体どんなウィルスを。

 体がうまく動かない。視界もぼんやりとしている。もう無理か。

 ――ここで死ぬんだ。それもいいかもしれない。この森の中で永遠の眠りにつく。薄暗い部屋の中で苦しみながら死ぬよりとても良い。

 そう思うと生きる気力なんて消えた。その場に倒れこむ。段々意識が薄くなっていく。死ぬんだ。オレはここで死ぬんだ。

 ――これで、良かったんだ。



 森林浴。

 それは、体に多くの良い影響を与える行為らしい。詳しいことは知らないけど。

 ぼくは、そんな効果を期待して森林浴しているわけじゃない。ただ単に勉強するのがいやで家の裏の森に逃げてきただけだ。でも、森の中って落ち着く気がする。深呼吸するだけで爽やかな気分になれる。勉強する気にはなれないが。

 ふと、前におかしな物体があることに気づく。

「あれは……足?」

 あわててそこに駆け寄る。そこには僕と同じくらいの少年が横たわっていた。

「大丈夫ですか?」

 反応はない。首筋に手を当ててみる。脈はある。しかし、異常に熱い。どうやら熱があるようだ。しかも、相当高熱だ。とりあえず、ここからなら近いから、家に連れて行こう。

 正直、自分は体力が少なく連れて行けるかが不安だったが、この少年はとても軽かった。抱きかかえるようにして、家へと向かう。家についたら、とりあえず体温を測ろう。そして、熱を下げないと、、



 目が覚めた。

 死んだはずだった。

 オレは確かに、森の中で倒れた。「死んでもいい」そう思った。でも、生きている。視界はまだはっきりしないが、なんとなく天井が見える。

「ん、、、」

「あ、気がついた?」

 自分の声に反応して、誰かの声が聞こえた。

「大丈夫?しゃべれる?」

「ここは……?」

 声は普通に出せた。

「僕の家」

 視界ははっきりしてきた。どうやら、普通のベッドの上にいるらしい。

 オレは、どうやら誰かにここまで連れてこられてきたらしい。

「あんたの家……? つーか、あんたは誰だよ」

「僕? 僕は竜胆(りんどう)

「そんなことは聞いてねぇ。」

 飛び起きると、左手で竜胆を壁に押さえつける。苦しくない程度に。そして、右手でズボンのポケットからナイフをだして、首の少し前に構える。

「答えろ。おまえはあいつらの仲間か?」

「え? ちょっ……何?」

「答えろ。」

 竜胆はパニクっている。ってことは違うな。オレは、竜胆を解放した。

「あいつらとは関係ないんだな」

「あいつらって……?」

 パニクった目で聞いてくる。

「オレを追いかけてる奴ら……って説明で良いか」

「追いかけている奴……?」

 竜胆は理解していないようだが、理解してもらう必要もないのでほって置く。

「そういや、オレは死んだはずだった。なのに、なんで今オレは生きてるんだ?」

「僕が処置したから」

「処置?お前が?」

「そんなに意外そうにしなくてもいいじゃん。僕だって、ある程度の処置はできるんだから」

「何したんだ?」

「とりあえず、君の体の中にあった病原体をサンプルにして、薬を作った。」

「作った……って、お前が?」

「だから、そんなに意外そうにしないでよ。これでも、薬学に詳しいんだから。」

「君の名前は?」

 いきなり名前を聞かれた。

「なんだよ。カルテでも作るのか?」

「そんなんじゃないよ。ただ単純に知りたいだけ。」

(ウルフ)

「へ?」

「だから、名前は狼。オレに名前なんてもんはなかったからな」

「じゃあ、その狼って言うのは……?」

「コードネームっていうのかな。通称みたいな」

 そう。オレはこの狼の名前で人を殺してきたし、追われてきた。ほかの名前なんて必要ない。

「コードネーム……なんかかっこいいね」

 かっこいい。そう思ったのははじめだけだった。

「かっこよくなんかねーよ。お前の名前の竜胆って花の名前の?」

「うん。花の名前なんだって」

「ふーん。ま、どうでも良いけど」

 そう言ってオレは窓を開けた。ここは一階のようだから窓から出れる。ここに長居するわけにも行かない。そろそろこの家から離れなけば竜胆にも迷惑がかかる。それだけはいやだった。

「窓を開けて、どうしたの?」

「竜胆」

「ん? 何?」

「助けてくれてありがとな。だから、オレのことは忘れろ。誰かに狼のことを聞かれても、知らないと答えろ。わかったな」

「忘れろって……そんなの無理に決まってるじゃん!」

 オレは窓から飛び出す。

「まだ、動いちゃだめだよ!」

 竜胆は心配した声でオレを制止する。オレは振り返って竜胆に笑って見せた。

「お前、やさしいな。そのやさしさは、ほかの人に向けてやれ。俺は大丈夫だ。ありがとな」

 竜胆はうつむいている。これでいい。オレは、竜胆の家から離れるように歩いた。

「やさしくなんかないよ」

 竜胆の声が聞こえた気がした。かまわず歩き続ける。気付けばあたりは真っ暗で、家なんて見当たらない。

「みーつけた」

 声が聞こえた。聞き覚えのある声だ。その声はオレを追っていた奴のものだった。気配を感じる。後ろ。

「動かないほうが身のためだと思うよ。それとも、頭をぶち抜かれたい?」

 頭に銃のようなものが突きつけられる。動けない。動かない。

「そうだ、いい子だ」

 瞬間、首筋に衝撃が来た。

 目の前が暗くなる。

 首をとられるなんて……

 そう思いながら、オレは意識を失った。

さて。。

いわゆる「デビュー作」でシリーズ化してしまうとは、一体自分は何を考えているんでしょうか。。

いや、何も考えてないわけですが。


この小説はふと思いついて書いたもの何ですが、自分で読み返してみると。。

「あさのあつこさんのNo6.にそっくりやんけ!」


ほんとにごめんなさい。

ぜんぜんパクるつもりも参考にするつもりすらなかったんですけど。。。

多分、書き始める前に読んだのが悪かったのだと思います。

せめて、方向性だけは自分のオリジナルにしたいとおもいます。。。(だけって。。)



さて。

今回、ウルフはやられてしまいましたね。。

この謎の男は一体誰なのか。

そして、そもそもこのウルフが言う「あいつら」とは、、?

それは次回のお楽しみ。


って、自分でハードルあげてどうするんだww


ということで、次回も読んでいただけたら嬉しいです。


コメントお待ちしています。

辛口コメントでもOKです!

まあ、野田 志優は褒められて伸びるタイプですが(自分で言うな。

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