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34.vs金虎

誤字報告、感想、評価、ブックマークそして何よりこの作品を見てくださりありがとうござます。

初の自作小説です。構想とかは結構考えましたがガバ文章だお思うのでこここうしたほうがいいんじゃないとかあれば教えてもらえると嬉しいです。

「しかしホーリーどうする?俺のクラスアップのついでにあげれると思ってたら、まさかの事態で上げれなかったし、普通に狩りとかしてもいいけど未習得のスキルの練習で格上相手するのはなぁって感じがするからな」

「なにかいい方法はないのか?なければ最悪一人でやるが」

「そうだな、詳しくは調べてないんだが闘技場がタルトの街にはあるらしい。タルトでは実力者が多いから魔物を生け捕りにできることも珍しくないみたいで、その生け捕りにした魔物を闘技用の魔物に調教しているって情報があったな」

「へぇ、よくそんな情報も知ってるな」

「掲示板とさっそくレクゼ君がギルド用のグループチャットに招待してくれてな、色々情報流してくれてるんだ」

「さすがお前も向こうもやることが早いな」

「そんなわけで色々聞いてるってわけよ」

「それで闘技場はどこにあってどんなことをするんだ?」

「場所はどうやらタルト西側のメイン通りにあるみたいだ。闘技用に作られた武器で、魔物を気絶もしくは一定回数攻撃を当てればいいみたいだな」

練習になるか?と思ったがユウキつづけた

「魔物相手だしもし当てることが習得の条件だった場合、闘技場の魔物以上にやりやすい相手はいないと思うからな」

「なるほど、じゃあとりあえず行ってみるか」

闘技場まではそれほど遠くなく、というよりタルトの町は道が大きくしっかりと整備されているためスムーズにつくことができた。

「おぉ、これが闘技場か」

「アリーナみたいな見た目だな」

中に入ってみると、とてもにぎわっており観戦や賭け事が行われていた。

俺とユウキは受付に行き参加の手続きをした。

戦う魔物はアンデットタイガーと呼ばれるトラ型の魔物で、種族としての特徴が耐久力は高いが攻撃力は低いため闘技用の魔物として人気はあるみたいだ。それと受付の方が初心者に向けてのアドバイスとして、初心者向けの魔物だが動きは割と俊敏だから注意するようにと教えてくれた。

「魔物相手となると体術は効かないし、いよいよ習得に向けて実践練習するしかないな」

「まぁな、俺もマスターナイトのLv1技を試してみたいからいい機会だ」

「とりあえず始まるまでゆっくり待つとしようか」

20分ほどたつとユウキが先に呼ばれた。

「おし、じゃあいってくる」

始まる前に賭けもできるみたいなので、100Sを勝利にベットした。

どうやら闘技場初心者だがクラスがマスターナイトと言う事が周知されているため勝利にベットしている人が多かった。

そして試合が始まった。

タイガー同様ユウキも比較的防御寄りのプレイヤー、一撃一撃はそこまで強くないためか接近戦でかつ長期戦になっている。

するとユウキが今までにない動きをしているのが見えた。

あれが新スキルのようだ、大剣を今までは1発1発振り回していたのが全ての動きが繋がり攻撃速度も上がっている何より斬撃のエフェクトが出ており綺麗だ。

スキルが発動してからはすぐに決着がついた。

「そこまで!勝者ユウキ」

アナウンスの声が響き渡ると会場は拍手喝采に包まれた。

「やるなー新人!」「流石マスターナイト様だぜー」

「見事」

様々な声が聞こえる中俺は集中力を高め始めていた。

(今回は精霊の時と違って確実に近接物理以下に避けつつ戦えるか、それとこれは練習だ魔物に胸を借りるつもりで行こう)


控え室から出る時ユウキとすれ違った。

「お前なら余裕と思って金全部ベットしたからな」

親指を立てながらそう言った。

「ったく、練習なんだから気楽にやらせろよな」

「えー、だってお前の倍率12倍だぞ?俺は1.1倍だったのに」

「そんなことになってんのか、どれだけマジックシューターを下に見てるんだ」

「目に物を見せてやれホーリー」

「まかせろ」


そんなこんなで試合が始まろうとしていた。

「続いても新人ホーリー選手、職業はマジックシューターと書いてあります」

ウォオオオオオオオ

と盛り上がりを見せつつ

「頼むぜーさっきの新人と一緒に来てたやつだから勝利にベットしたんだ頑張れ!」

と聞こえた、それ以外にも所々から声援が送られる。

こういうのは慣れているから俺は銃を持ってる手を挙げてアピールした。

「ま、たまにはこういうのも悪くないな」

そうしていると俺が戦うアンデットタイガーが現れた。

(ユウキのより小さいな)

するとアナウンスが流れた。

「これはホーリー選手運がない対戦相手はアンデットタイガーの中でもネームド金虎だ!」

(ネームド確か稀にポップする強個体のことだったはずだがまさか闘技場で戦うことになるとは)

区切られている鉄柵が下に下がっていく。

「では開始です!」

ウォオオオオオオオオオオオオ


手始めに普通に攻撃をすると普通に攻撃は当たった。

(あれ、案外弱いのか?しかし油断は禁物しっかり詰めて行こう)

そう考えているとアンデットタイガーが近づいてきた。

動きは緩いしかしその緩さゆえ隙がなく思えた。

(これは隙がないな、一度攻撃を振らせるしかないか)

俺はアンデットタイガーの横をすり抜けれるように接近した。

しかし、予想外の事が起きた。

「痛っ!」

そう、すり抜けれると思っていたがアンデットタイガーはとてつもない速度で接近そして攻撃を当ててきた。


(くっ、これがネームドか。HPは7割ほど残ってる回復はスキルでのみ可能、ヒールバレットここで使うわけにはいかないな)

俺は態勢を立て直しながら追撃を仕掛けてこようとするアンデットタイガーに、アイスバレットを撃った。

(やはり近距離なら効果がある)

氷結デバフが入ったようでアンデットタイガーの動きが遅くなる。

(仕掛けるならいまか)

そう考え接近しサンダーバレットも撃ち込む。

一瞬体に電撃が走り麻痺したように思えたが次の瞬間

「グォオオオオ」

アンデットタイガーは咆哮を上げ電撃が消えた。

(おいおい、嘘だろデバフを消したのか?)

考えてる余裕はない、デバフが消えたということは先ほどのスピードで攻撃してくる。

つまりはこちらの攻撃の隙がない。

(近づかれたら終わりだ)

そう感じストレングスバレットでノックバックを期待したがダメだった。


アンデットタイガーが近づいてくる

(まだだ、アンデットタイガーの体力もこれまでの攻撃でかなり減っているはず)

近づいてくるアンデットタイガー対して一か八か攻撃を与える。

「ファイヤーバレット!」

すると今までにない感覚でスキルが発動した。

そして発動したスキルは自分でも驚愕するほどの威力だった。

「凄い、これが本当のファイヤーバレットなのか」

銃は支給された強くない銃しかしアンデットタイガーは炎に包まれ動きを止めた。

「そ、そこまで!ホーリー選手勝利!」


「まじかやりやがったぞあいつ!」「今日の新人は凄いな!!」「俺12倍に目が眩んであいつにベットしてたんだ、お前ら今日は俺の奢りだ!」

周りから歓声が溢れる。


歓声の中スキルを確認するとファイヤーバレットを含めサンダーバレット、アイスバレット全てが取得されていた。

そしてアナウンスの女性が降りてインタビューが始まった。

「ホーリーさん今回ははじめての闘技場で、まさかのネームドとの戦闘でしたが、いかがでしたでしょうか?」

「びっくりしました、前のユウキは知り合いで試合を見ながらこれなら余裕と思ってたんですが、流石に全く余裕がなくなりましたね」

「ハハハ、そうですね。何はともあれ勝利おめでとうございます!皆様もう一度ホーリー選手に盛大な拍手を!」

パチパチパチパチ

─────────────────────────────────────

ホーリー Lv39

HP:5200

MP:3630


クラス:マジックシューターlv10

称号:長距離射手/西の先駆者/楼の友人/魔道具師リンの弟子/下克上


クラススキル:MP・リロード改lv5/マジックバリアLv4/エンチャントバレットLv5(ファイヤlv2・アイスlv4・サンダーlv1)/オーバーシューティング/ヒールバレット/ファントムバレットlv1/ストレングスバレット/バウンドバレットlv1/ロック&アンロック/プロテクションバレット


スキル:ファーストスナイプlv5/魔力操作lv6/魔力注入lv4/釣人/先駆者lv1/魔道具製作・オリジナルlv2/魔道具改造/罠師lv1/氷属性適性lv3/雷属性適性lv3/火属性適性lv3/下克上lv1


残金:1.7G


ゲーム内4/11:19時00分  リアル7/23 9時40分

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