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未完成  作者: 由乃
第二章 未完成品の外見・見え方
2/4

未完成:1 ネット社会に溶け込みたい。

目が覚めると、窓から入ってきた強い日差しが部屋いっぱいを

埋め尽くしていた。


暑い。普段は少し肌寒いくらいなのに。

イライラ気味に時計に手を差し伸べると時計の針は午前十時を指している。



暑いのは当たり前だった。初夏にさしかかった今、

午前十時はベッドの中では最も暑い時間帯なのだ。だるい、起きたくない。

起きたって、何をするわけでもないのだから。


カーテンをしっかりとしめる。大体が夜が少し涼しいからってカーテンなんかを

開けたままで寝るからこんなことになるんだ。

もう一度寝ようかと考えたが、どうやら目が完全に冴えてしまったらしく

全く眠れなくなっていた。



何をするわけでもない。取り敢えず枕もとのスマートフォンを手にとる。

調べたい事は特にない。一対一で会話できるアプリケーションなんて

今はたくさん出回っているが特に使ってはいない。

唯一使っているアプリケーションはツイッターくらいだ。

不特定多数とつながれる。現実とは大違いだ。現実と言ってしまえば

現実なのだが、画面越しというやつはやはり現実より単純で居心地がいい。


ただ、『ベッドの上なう』とかどうでもいいことを書き込んだだけで

すぐに反応が返ってくる。

平日の午前十時。

例えば某掲示板だと、『働けよ』『お前等学校行け』だとかそういった会話に

なるのだがツイッターだと、まあ大抵の人はそういったことは書き込まない。


別に心配してほしいわけではない。

でも、文字でなくてもお気に入りや、リツイートだけでも

反応があると嬉しいものだ。

「おはようございます!」

「私もベッドなうですよー」


こういう反応はもっと嬉しい。




ネットワークだけで生きていける。

現代の発達しすぎた世の中の嫌なところだ。

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