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留年になったので異世界生活することにしました  作者: 萌えがみ
第2章 うさぎさんと近未来的な都市
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10話 うさぎさん、街に驚愕するあの街は一体なんなんだ? その1

【旅支度は念入り調えておけよ?】


 この間クエスト行く際に見かけた1枚の張り紙。

 街の通りにポツンと1枚だけ貼ってあるんだからこれは気になるもの。あのときは見るだけで、興味が湧いたら行くみたいなことを言ったがどうしても気になるだなこれが。


 そういうことで。

 なんの当ても定まらない私はその町が気になり翌日。

 ギルドの食卓テーブルにて、その話を彼女に持ちかけた。


「私にその町に連れていってほしいと、そう仰りたいのですか?」

「そうだよ……ってなにその拗ねたような顔付きはさ」


 目を細め、じーと見つめるシホさん。

 いかにもなにか言いたそうなご様子。


「愛理さん、私をあなたの召使い的な何かと勘違いしてませんか? まるでお金大好きな盗賊さんみたいな顔になっていたので調子が悪いのかと」

「「私口は確かに見ての通り悪いけど金ズルじゃあないからね!」」

「あ、そうでしたか。でもそれならもうちょっと普通の顔でやってほしかったな……なんて」


 何かを覆い隠すようにそっぽを向くシホさん。

 期待されているのこれ? どうしろと何かやってほしいようにこちらに見向きもしない。……私の顔ってそんなに終わっているように見える? 一応この作品の主人公なんだからこうあるでしょ主人公補正とか。……そんなにあまくないってうん知っていた。


 こうなったらアレをするしかない。

 人前でやるのは少し勇気がいるけど……そいや。


「シホさーんたのむよ~~ご飯沢山あげるからさあ」


 迎えの席に座る、彼女の座る席へ滑り込むように移動。

 彼女に抱きついて……つうか胸それなりにあるんじゃね、膨らみがあるというかおいその胸私にも少しくれ(ぺちゃぱいの人)


 一拍空け、シホさんはため息1つこぼすと体に抱きつく私を見下ろしながら答える。

 ナンカコワイヨコワイヨ。


「まあ別にいいですけどね。あの町私も行ってみたかったですし愛理さんがどうしてもと言うのであればついていきますよ」


 照れくさそうに依然としてそっぽを向きながらも囁く声で答えてくれる。いやツンデレ成分で草。


 まじで?

 すんなり通ったんだけど。

 彼女との好感度が最高値に達していたりする?

 でも。

 なんか誤魔化してません? シホさん。


 その場しのぎで私に気遣って言っているなら、無理しなくていいんだよ? 正直に言ってごらん?


 ……まあそれはひとまず置いといて。

 改めてなにかと色々と気になったりする。

 というかさ。だからなんなのさそのオタクシティって場所は。


「それでシホさん、そのオタクシティってどうすればいけるの?」


 まずは彼女に知っている限りの情報源をもらうとしよう。

 闇雲にその町へいくのもいいかもしれないが。

 それはRPG初心者が、ノープランで新たな道が見えたから考えなしにその場所に足を踏み。


 入ったらとんでもない強さを持ったモンスターに会い、フルボッコにされるあの落ち。

 要は初見殺しなるんじゃねと警戒。

 なのでこのまま考えなしにいくのは効率が悪い。

 だからここでシホさんにある程度の情報を聞き出し、万全な準備をして向かうとする。


「えーとオタクシティですよね? ……ある程度他の冒険者から耳にしたことなんですが」


 ごくり。


「この町より少し南にある小さな森を抜けた先に開けた平原があります。そこにぽつんと見たことないご立派な高い建物が建ち並ぶ町があるみたいなんですが」


 それもう“町”っていうかもう“街”じゃない?


「モンスターもそこまで強くないらしいので移動中苦戦することはないらしいですよ? 入るためのランクも不問らしいですしなにも問題ないみたいですね」


 単調にすらすらと語ってくれた。

 果たして一体どういった建物が建っているのか。

 全く検討もつかないのだが果たして。


 まさかとは思うけど、この作品に合ってないものが出てくるんじゃないでしょうね!?

 頼むから空気だけは読んでくれ。

 そして私達は、ある程度身支度を調えた後その街向けて出かけるのであった。


☾ ☾ ☾


 出発前。


「あぁシホさん空腹モード対策大丈夫なの? あのベルト役に立っているかな」

「何言っているんですかもちろんですよ。あれから頻繁に倒れることはなくなりましたよ」


 お。意外と効果覿面か。


「そうですね5時間くらいたつまでは余裕になりました」


 ずこん!

 それが普通というものなんだが。

 やはりこの人の空腹具合は尋常じゃないと私は思う。

 どうやったらその付けたくもない空腹の呪い(仮)を、持っておきながら私とこうして平然に話せているのか。


 某ブロックゲームなら少し歩いただけでも餓死しそうな気がする。

 いや、もしシホさんのようなキャラが出てくるようなゲームがあるとしたら。

 それはそれでクソゲー確定だと思う。


 レビュー評価は★★☆☆☆

 ぐらいになりそう。


「どうしたんですか? 青ざめた目なんかして」

「いや、なんでもないよ。昨日寝不足でさ」

「さっきの顔はそういうなるほど」

「考えるのはシホさんにお任せだけど」


 当然嘘です。

 本当は改めてシホさんが、最大のお荷物だと再認識したせいでこんな顔つきになっております。

 え、なら早くパーティーから外せって? それは無理な話。


 内心いい人だし、外したら外したらで泣きじゃくってモンスターに食われそう。

 なのでなんか放っておけないというか。

 私は案外優しい面もあるのかもしれない。

 本人さんにはそんなハズいから言いにくいんだけれど。


「それじゃ行こうかって……そういえばシホさん」


 ふとシホさんを見て気づく。


「この間私があげた強そうな剣は?」


 彼女の身につけている服全体を見ても、この前私があげた剣が見つからない。

 ……お気に召さずまさか捨てたのか。


「す、すみません。あの剣使おうとはしたんですけど、なんか持ちづらくて」


 あぁそういう系のやつね大方察しが付く。


「それに自分が使っている武器が一番だなあと思いまして」


 買ってもらった新品の靴が履きづらかったから、やっぱり履き慣れた靴をそのまま使うことにした。

 要はそんな感覚だろうかわかるよその気持ち。

 なれないものを急に使おうとか、言われてもなかなかって感じだもんね。

 してその剣は一体どこへ。


「捨てたんこぶ?」


 私がわかりきったように。

 先読みしてふざけた言い方をすると。


「いやいやいや! 捨てるわけないじゃないですか。 持っていてももったいないなあと思いまして、お店で買い取ってもらいましたよ」


 まさかの金策用に売ったのか。


「金貨30枚で。店主が鳩を豆鉄砲食らったかのような顔をしていて驚きはしましたが」


 え? あの剣ってそんな重宝されるような剣だったの。

 私が適当に想像して作り出したただの強そうな剣なのに。

 そのうちバイヤーみたいな奴が現れて買収しにきそうだな。つうかすんなしてほしくもない。


「……まあいいけどさ、それならこれからの足しになるし結果オーライだよ」

「お、怒らないんですね。売るのに結構躊躇(ちゅうちょ)しましたけど、ありがとうございます」


 うんシホさん金策はRPGの基本中の基本ですよと渋々彼女の持つ布袋を見つめる一方であった。



(スられたりしねえよな大丈夫だよね?)



☾ ☾ ☾



【脳筋すぎる牛は果たして強いのだろうか】


 町を出てから数時間後。

 例のその森の中に入ったんだけど、色んなモンスターがひしめいていた。

 前方。


「なんぞあれ」


 短パン一丁の人型モンスター。

 頭部だけが何故か牛になっており、その牛人間の顔はどれもイカつい顔つきをしていた。……ミノタウロス。いや違うなあいつは足が四本のだからな。

 鼻から息を機関車のようにだし強い威勢におのずと少々ヤバ目な気配を感じさせる。

 ステーキにしたら…………いやいや絶対まずいって。

 やめとこ。


 図鑑が反応し、モンスターの説明を始めた。


【猛獣先輩:頭が牛になっている短パン一丁の牛人間。森や草原に幅広い地域に生息しており、日々同族で縄張り争いをしているんだとか。※ちなみにステーキにしても美味しくありません】


 猛獣っぽいから猛獣先輩って。

 どこかで聞いた名前なんだが……思い出したBB素材等によくされているあの人じゃん。

 ここで名前晒したらなんか色々。味的、感じ的にもまずいような気がするので控えておく。

 頼む察してくれ。(ご想像にお任せします的な意味合いで)

 

 というか誰があんなモンスター食べるかッ! 腹壊すってわかるでしょうが。食べたとき汗の味が五感を通ると考えると、今にでもリバースしそうになる。……ゲテモノとは言い難い物だが誰が食べてもそれはおいしくはなさそうだ。


「猛獣先輩ですね。結構底力あるモンスターですよ? 好戦的で戦うのが大好きなんだとか」

「というかなんでモンスターに先輩って単語が……誰の先輩なんですかシホさんん⁉」

「さあそこは存じ上げないですが、噂によると食べられた牛の魂が具現化して生まれたモンスターだとか」

「こわ」

「……まあ単なる都市伝説ですけど」

「がっ‼ いいところで区切んないでよ! つうか誰だよそれ広めたヤツ! 怒らないから顔出しなさい!」

「ま、まあ真相は謎なのですが……因みにとても戦いが大好きで、途上の冒険者に出会う度に勝負を挑むらしいですよ」


 いやただのバトルファイターかよ。

 戦うのが取り柄みたいな身分晒しているけど、これ勝負を自分から仕掛けておいて逆にフルボッコにされるやつじゃあないのか?

 ……というかあの猛獣先輩、1匹こっちに近づいてきているんだが。

 そして私の前に近づいて荒い吐息を吹きかけて口を開く。

 くっさ。


「誰だモぉ~? ここは俺達の住処モぉよ。……というかそんな変なウサギの格好して喧嘩売っているモぉか」


 好きでこんな格好しているわけじゃないんだけど。だからくさい。

 ゼロ距離で喋りかけてきているけど……あれ少し趣向はずれるけどこいつ喋られるのか。人語を喋れるとはいえ……安心する、安心はするけれどせめての欲求を吐くとすれば獣人がよかったです。

 つうかそれはこっちのセリフだから。喧嘩売ってんの?


「いや違うって、たださここ通らないと行けない場所があるんだけど」


 普通の顔つきになるどころか、血相はよりいっそう沈んでいき、しぼんだような顔つきに。……なんかてめぇ梅干しみたいな顔だなわろす。

 凝視させ何やら私達に言いたそうな顔で。

 ……こっちみんな。


「ふざけるなモぉ! これだから人間は! どうせ金目当てでここにきたんじゃないモぉ? やらせはせんやらせはせんモぉ~!」


 変な語尾付けやがって。テレビの罰ゲームでよく付けさせられるバツマスクでもつけたろか? ……頭の中で想像したら変なイメージが浮かびあがったので、私の怒り気味な顔が徐々に笑いの詰まりそうな顔になっていく。


「ぷ」

「? なんだモぉ急に笑いそうな顔になって」

「え、あの愛理さんどうしたんですか? 急に膝なんてついて」

「あー無理無理無理無理無理! ぷーはっははははははははは!」


 蹲って地面に拳をたたき付けながら笑ってしまう。

 やっべー抑えきれねぇ! くそウケて気がおかしくなりそうだぜ。


「わ、わらうなぁモぉ! なにの変な想像したかしらないが痛い目にあいたくなかったら……」


 スイッチを切り替えてすたんどあっぷ。


「痛い目? は、んなのやってみないと分からないかもよ」


 急に逆上し、こちらに角を見せ突進してくる猛獣先輩。

 どうしよう、物分かりの悪い系のやつじゃん。

 これが俗に言う脳筋ってやつじゃないのか?

 彼(性別はわからないが)の過去に一体なにがあったのだろう。


 というか暴れるな暴れるな。

 話が通じない相手かつ、相手を見た目で判断しないでほしいのだけれど。

 う、うさぎ舐めんなよ()()()。(半ギレ状態)


「愛理さん! 相手まじでやりそうな感じですよ! 教会送りにされたくなかったらここは一旦ルートを変えて」

「あぁシホさん身構えなくて大丈夫よ。すぐおわるからだってほらこいついかにも僕は頭が悪い馬鹿です……と言わんばかりの顔だし」


 そして相手は飛び上がり図に乗って勝利宣言。

 言葉で表しづらいのだが、一言で表現するのなら学校のクラスで1人だけ浮く目くらなやつ(陰キャみたいな顔)なので正直死亡フラグ立てているようにしか見えないのは気のせいか。


「馬鹿だモぉな! 終わるのはお前の方モぉよ ……相手が悪すぎたモぉな!」

「あっそ(口笛吹きながら) その言葉そっくりそのまま返してやるよ」


 全くその自信はどこから湧いてくるのやら。

 私は呆れつつも、一発グーパンを思いっきりその脳筋野郎の顔面に食らわせてやった。


ドゴオオオオオオオン。


「んモぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ! こんなはずではッ!」


 調子に乗っていたその牛さんは私の拳をモロに食らい、空彼方へと飛んでいったのだった。

 汚い花火のようだわ。


「はえぇ。 やっぱり凄いですよ愛理さんは」


 その技を見たシホさんは驚いた。

 見渡すポーズをとりながら瞠目(どうもく)

 いや、軽く拳でただ殴っただけなんだけどな。


 やっぱりこのパーカー……。

 見た目に反して高性能なんじゃねって疑いたくなる強さだ。

 牛さんよ、君は相手が悪かった。

 すると草むらから新しい猛獣先輩が次から次へと出現する。


 ……今度はこんな沢山相手にしないといけないのか。

 と思った矢先。一匹の猛獣先輩が私の手を握ってきた。


「すまなかったモぉな。さっき戦っていたモぉの父だモ」


 まさかのさっきの猛獣先輩のおとんが登場した。

 さっきのヤツより、雰囲気がとても落ち着いている感じだがこのお方本当に同族?


「あいつは頭が悪くてななんでもかんでも考えなしに疑い、見境もなく人を襲うからなモぉ」


 街の路地裏に住む不良かよ。

 どうやらこのモンスターは人間同様、様々な性格を持っている模様で。

 申し訳なさそうにこちらをみてくる、猛獣先輩の同族はこちらに敵意を向ける……どころか謝罪し。


「……後であいつにはキツく叱っておくから許してやってくれモぉ」


 そう言うと私の手には焼き魚の肉が置かれていた。

 これで許してくれってことなんだろうか。

 ……こうでもされるととても攻撃したくなくなるんだけど。

 うん戦いづらい。


「あざす。けどあれで生きているんだてっきり星になって死んでしまったのかと」

「大丈夫モぉよ、モぉ達はあれっぽっちの攻撃でくたばりはしないモぉよ」


 お前達本当は石でできているんじゃあないか。根に持っていねえよなあの猛獣先輩、都会に住まうストーカーみたいなヤツだったらどうしよう。

 ……となるとまた私達の前に現れるってことも。


「そうなんだ。ごめんね迷惑かけちゃって、だって急に勝負しかけてきたし」

「大丈夫モぉよ。旅人の方先を急いでおられるのだモ? ご自由に通っていいモぉよ」


 森に住む猛獣先輩に手を振られながら見送られ。

 そのまま私達は先へ進んだ。

 復唱するけど、この世界の牛って喋られるのかよ。


 ☾ ☾ ☾


「愛理さん、戦うどころか通してくれましたね」

「……でも帰る時もまたここ通らないといけないんでしょ? めんどくさ」

「「そんなこと言わずに! さっさ行きますよ」」


 背中から強引な力が私を押す。


「ちょっ押さないで! 倒れる!! シホさん倒れるから!!」


 痛えよ。もうちょっと加減してくれ。

 骨折なんて洒落にもならないよ? 

……回復魔法とかあったら問題なさそうだけど。


 魔法使いとかいたらな。やっぱり補助面や魔法攻撃を中心的に行ってくれるキャラ……人材がほしい。できれば賢者みたいな凄い人がほしいなぁ……なんて。

 酒場みたいな場所あれば……って私まだ未成年だ門前払いされるなうんやめよう。


 愚痴るのもよくないし、ここは我慢我慢。

 シホさんに背中を押されつつ私達は森を抜けた。

 それにしても。

 強引すぎてまじ草生えるなぁ。


【世界観をぶち壊さない程度の物なら許せるが】


☾ ☾ ☾


 森を抜け草原地帯をひたすら真っ直ぐ進むと。

 急にシホさんは一旦、立ち止まりある方向を指さした。


「愛理さんあそこじゃないですか」


 シホさんが指さす方角にぽつんとそびえ立つ街があった。

 街。頭角立ち並ぶ街である。……街なんだけど少し違和感がある。現代要素が混在して……うん?

 あれここって異世界だよね。……なにあの巨大なタペストリーは。


「…………なんじゃありゃ」


 それを目にした瞬間、気が引いた。

 なんか世界間違えているんじゃないかと。

 ――建物は異世界っぽい建造物ではなく、それは私が前いた世界の町並みを彷彿とさせる都市開発の発展している立派な街だった。


 いいや、立派……別の意味で立派だった。

 街にあるビル、一棟一棟には、なんと大きな二次元美少女キャラが描かれたポスターが垂らしてあった。

 恐る恐る。

 シホさんの方を向いて半目で問い訪ねる。


「ねえシホさん。あれなに?」

「聞いた話によれば、ここにいる(おさ)の趣味なんだとか」


 はい、あたおか確定ですねこれは。

 これを読んでいる方の中に、初見さんもおられるかもしれないので一応私が答えよう。


 この小説。

 異世界系の作品です。

 もう一度言います。

 異世界作品です。大切なことなので2回言いました。


「「絶対ここの世界の住人じゃないでしょ!!」」

「村長さんが何者かは存じ上げませんが。私はああいうキャラが描かれている物はみたことありませんけど、愛理さんご存じで?」

「ま、まあね。私が来たところもそんな場所だったから」


 というか馴染み深すぎて目疑うわ。

 いやここだけ世界観違いすぎる。なにあれふざけてんの私の異世界ライフがぶち壊しじゃん。

 どう見ても完全に雰囲気がア●バだった誰が見ても。……目を2回くらい擦りたくなりそうだ……はぁ夢であって欲しいよこのできごと。


「……い、行こうか」

「はい、楽しみですね」


 わくわくしている笑みを見せ歩くシホさんに対して私は察した。

 私以外にこの異世界に来ている転移者か転生者がいると。でないとああいうもの絶対作れないはずだから。……この作品における異世界要素とは。

 どうなっているんだよこの世界は! と目を泳がせながら歩一歩進む私とシホさんなのだった。

こんにちは、久々の更新です。

それとこちらの小説を見てくださっている方々、遅くなりましたが今年もどうぞよろしくお願いします。マイペースでありながらも、皆様が読んでくださるような小説が書けるよう書き続けていこうと思っているのでよろしくお願いします。

さて、色んな頭で想像した展開を書いてみましたが相変わらず愛理は敵なしで敵をワンパンで倒しましたね。あの牛さんは果たして大丈夫なのだろうか。冒険者達によってステーキにされているのでは!?(勝手な妄想をお許しください)

次回の展開ですが、街の族長にあって愛理が……?

そして何故時代背景の合っていない建物がこんな場所に?

それでは次回またお会いしましょうではでは。

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