14-29 一枚の張り紙
最終話です。
「おはよ〜」
「ああ、おはよう」
「っていっても、もう夕方だけどね」
どうやら、行為を終えて疲れ果てたオレは眠ってしまったようだ。
「まだ時間大丈夫?」
「うん、まだ余裕あるよ。のんびりしてね」
ひろちゃんは思ったより元気そうだ。
初体験は女性の身体の負担が大きいと聞いてたけど、元気そうでなによりだ。
それにしても、やった。やりまくった。
昼食を取るのも忘れて、やりまくった。
途中で受付に連絡して、追加の近藤さんをお願いしたくらいやりまくった。
「近藤さんの追加は受付へ」っていうどっかで聞いた豆知識を覚えていてよかった。
そんぐらいやりまくった。
そりゃそうだよ。だって、気持ちいいんだもん。
こんなに気持ちいいの反則だよ。
もっと早く教えてくれよ。
知ってたら、もっと早くから本気出したのに。
こんなに気持ちいいとDNAにインプットされてるなら、人類がここまで繁殖するのも当然だ。
最初から人類の勝ち確だわ。
おかげさまで空っぽになったよ。
勇作くんも遅ればせながら、大人の階段登らせてもらいましたよ。
魔法使えなくなっちゃったよ。
自分でもいまだに信じられない。
この生活始める前のオレに言っても絶対に信じてもらえないだろう。
オレはやり遂げたんだ。
ひろちゃんのおかげで、男になれたんだ。
なにがあっても、ひろちゃんは一生大事にする。
そう、決心した。
「そろそろ、帰ろうか」
「うん」
シャワーを浴び直し、綺麗になったところで、オレたちはラブホを後にした――。
思い返してみれば、一枚の張り紙から始まったんだった。
ひろちゃんと出会って。
ごっちんと出会って。
サタン子ちゃんと出会って。
ゼル子ちゃんと出会って。
ミコさんと出会って。
サミちゃんと出会って。
そして――ひろちゃんと結ばれた。
あのとき張り紙と出会わなかったら、オレはどうなっていたんだろうか。
ろくでもない結果になっていただろう。
それを考えると恐ろしい。
だから、みんなも一枚の張り紙とバカにせずに、出会いを見逃さないようにしてくれ。
人生を変える出会いなんて、どこに転がっているか分からないんだから――。
まさキチです。
最後までお付き合いありがとうございました。
ブクマ・評価・感想をくださった方々、本当に励みになりました。
皆様のご支援なしでは、ここまで書き上げることは出来なかったと思います。
改めてお礼を申し上げます。
まだまだ書きたいことはいっぱいあるのですが、今は他の作品を書きたい気持ちが強いです。
なので、本作はここで完結とさせていただきます。
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【連載中作品】
「貸した魔力は【リボ払い】で強制徴収 〜用済みとパーティー追放された俺は、可愛いサポート妖精と一緒に取り立てた魔力を運用して最強を目指す。限界まで搾り取ってやるから地獄を見やがれ〜」
https://ncode.syosetu.com/n1962hb/
追放・リボ払い・サポート妖精・魔力運用・ざまぁ。
可愛いギフト妖精と一緒に、追放したパーティーからリボ払いで取り立てた魔力を運用して最強を目指すお話。
ヒロインは不遇なポニテ女剣士。
「勇者パーティーを追放された精霊術士 〜不遇職が精霊王から力を授かり覚醒。俺以外には見えない精霊たちを使役して、五大ダンジョン制覇をいちからやり直し。幼馴染に裏切られた俺は、真の仲間たちと出会う〜」
https://ncode.syosetu.com/n0508gr/
追放・精霊術・ダンジョン・ざまぁ。
ヒロインは殴りヒーラー。
第1部完結。
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