14 聖戦の刻~三代目魔神マッダvsGOD6~②
世界の命運をかけた聖戦。
コユキが倒れ、ガクトが倒れ、嵐につぎエリカがマッダに全力でぶつかる!スタミナ、タフさ、攻撃力、どれをとっても底無しのマッダは、エリカの拳をまともに浴びても再び立ち上がる。
「ってぇな。ヤられた雑魚はすっこんでろ!!!!」
「!!!」
現時点でエリカには交わすことのできないマッダの残撃がエリカのみぞおちに決まる。
光と化すコユキに対して水と化したミカがマッダに襲いかかる!!
「お?うぜえよ水のお前。」
拳から繰り出す勢いだけで水を蒸発させる熱を帯びた風を繰り出す。
「そんな!!」
海が蒸発する。この世界から海が消え、ミカも元の体へと戻される。マッダのエルボーにより、ミカは海が消え干上がった大地に叩きつけられ意識を失った。
、、、のも束の間。
ゴウキの激烈なヘッドバッドがマッダの額にぶち当たる。
「まだだぁぁぁぁ死ねやてめぇいい加減んんんん!!!」
手を足を、粉々に砕かれようと戦意を失わず闘気を高めていくゴウキもまた、闘いの神なのだろう。ヘッドバッドのみでマッダをボコボコにする。
閃光がマッダを切り裂く。短時間で回復したコユキも戦闘に再度加わる。
嵐、ミカ、ガクト、エリカも立ち上がり、一斉にマッダを、叩きのめす。
陽世界最強の戦士による総攻撃。
聖戦のその刻は終わった。…………………………………………………………………………………………………
終わりよ。アナタたちは引っ込んでなさい。
コユキがその場に崩れ落ちる。
「終わったのね。世界は次の世界に生まれ変わる、、、。私達いま存在する生物の、そして世界の、、、、終焉の刻を迎えたようね。」
「あ?なに言ってんだコユキ。で、、、、あいつ誰だ?まさか………………」
目付きの鋭いオバサンがそこに立っていた。