表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
サファリア女学院から青藍高校へ潜入!? 〜お嬢様の「普通の恋」は、完璧な執事が絶対に許しません〜』  作者: 琥珀かえで


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

PR
203/384

第185章:所有物ではない

長谷部財閥の邸宅に絶望の嵐が吹き荒れていたのと、まさに同じ頃。

南条財閥の厳かな応接室にも、あの「伝説のおじさま」の姿があった。

重苦しい空気の中、おじさまは正面に座る南条隼人を、射抜くような冷たい眼差しで見つめている。その背後では、独占欲の強い支配者である父親の南条龍駕もまた、不機嫌そうに戦況を睨みつけていた。

だが、おじさまの威圧感は、南条親子の放つ傲慢なオーラを完全に圧している。おじさまは、ゆっくりと、しかし確実に隼人を追い詰めるように口を開いた。

「かすみが、ずっと怯えていたそうじゃないか」

その静かな一言に、隼人の身体がびくりと強張る。おじさまの追及は、容赦なく続けられた。

「しかも、付き合っている時にあらゆる物を送ったそうだな。ジュエリーに、バラの花束……。――かすみはそれを見て、本当に喜んでいたかね?」

「それは……」

隼人が言い淀む。毎日欠かさず贈り続けた高価なプレゼント。それこそが自分の愛の証であり、かすみを繋ぎ止めるためのすべてだった。しかし、おじさまの手によって、その傲慢な自負は一瞬で切り捨てられる。

「物で縛りつけるのはどうかと思うがね。かすみは君の所有物ではない」

おじさまの声はどこまでも冷酷で、応接室の温度を凍りつかせていく。隼人は拳を握りしめ、必死に反論の言葉を探そうとするが、おじさまはそれを許さず、さらに核心へと踏み込んできた。

「……もう一度聞くが、君はかすみ以外の女性とお付き合いしたことはあるのかね?」

「なっ……」

予期せぬ問いに、隼人の顔から血の気が引いていく。その動揺を見透かしたように、おじさまは最後に、決定的な宣告を突きつけた。

「かすみとは、離婚してほしい」

長谷部家を倒産へと追い込み、今度は南条家に対して、かすみとの完全な決別を突きつける。伝説のおじさまの容赦のない冷徹な刃が、南条財閥の誇り高き御曹司へと容赦なく振り下ろされた瞬間だった。

「本作の執筆にあたり、誤字脱字の確認や文章整理のためAIを利用しています(規約に基づき修正案の提案は受けない設定で使用)。物語の構成や本文作成は全て自分で行っています。」

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ