ゲイバー、友との永遠の別れ
「っ!一撃が重いなあ!!!」
「そらそうだ、何百年経ってると思う?」
さっき【鑑定】してみたけど、こいつの骨異常だ
天邪鬼金
鉄より硬く、鉄より柔らかい金属
世界最高の金属の1つ
と言うチート金属が混ぜられてる
種族は【不死妖精の王】になっており、特殊スキルには【筋力超上昇】【大剣術上昇】【王の威厳】、そして【不死】と【成長停止】が増えている
「アンデッドなのに【聖衣】とか着て大丈夫とか……!!」
無理矢理抑えてた剣を下に叩きつけてやった
「おっと……なに、これは腐ってもはや只の服の形をした布だよ」
「マジかだったら喰らえ【聖華煌皇】!!!」
聖華煌皇
一刀流スキル最高位の技の1つである【聖属性】の技
ほぼアンデッドにしか効かない
「ちょ!!効くってわかったらすぐ使うなよ!!!」
ゲイ骨が光に飲まれる
「やったか!?(フラグ)」
「やって無いけど半分HP削られたわ!!」
「今ので半分とか俺氏面倒くさすぎてわろえる」
「……んじゃお前の最大の攻撃も防いだ事だしそろそろ決着つけるか」
「え?まだだけど?」
「は?」
「どっちかと言うとこっちの方が本命かな」
俺は剣を仕舞い杖を取り出す
「ずっと今の為に時間稼ぎしてた感じかな、全力を放つとなると時間かかるから」
杖を地面に付けると白い光が漏れる
「まさかお前……!!」
「そのまさかだよ!!【ゴッズ・ターン・アンデッド】!!!」
「アーーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!♂」
「起きてますかー」
「あれ?何で俺……」
「多分スキル効果だろうな、遺言用の」
「あー、【王の威厳】か……」
「どうだ?二度目の死んだ気分は」
「んー……最初に比べたらスッキリした終わり方だな」
「そっか」
「………なあ、俺のアイテムを全部お前に渡すよ」
「いいのか?」
「死んだら無くなるっぽいしな」
「そういやお前、【術師】持ってるだろ」
「何故ばれた、隠蔽で絶対見えない筈なのに」
「何故って、お前ぐるめいくに適当な洗脳しただろ、いろいろ面倒くさかったんだぞ?」
「でも勝ったんだろ?それならいいだろ……輸送完了、好きに使ってくれよ」
「ああ、大切に使うさ」
「…………キメヤ、お前はこれから先に神共のいたずらが待っているだろう。辛いことや、悲しい事、面倒くさい事や、楽しいことがあるだろう。そんなことに負けずに、いつも通りの生活をしてくれる事を、俺は祈るよ」
「……おう」
「家族にもう一度会いたかったけど、仕方ないよな……俺の本名は【春風 愛斗】、お前が現実戻ったら【春風 巻奈】につたえてくれ、「愛してる」っ……て…な…………」
ゲイバーは、黄金の輝きになって、空に溶けていった
「………………………ああ、しょうがねえからつたえておいてやるよ」




