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18、遺伝子の優生学に対抗する思想

 すべての国民が遺伝子を検査され、遺伝子によって階級が作られた未来。遺伝子は絶対で逆らうことができなかった。賢いこと、温厚であること、意志が強いことが好まれた。遺伝子で重視される要素だった。

 遺伝子の劣等なものたちは支配され、虐げられ、差別され、生きる希望もなかった。遺伝子が原因だといわれれば、逆らう気分も起きなかった。

 遺伝子検査による優生学に管理された社会。

 そこの革命家が現れた、彼はいった。

「注目すべき遺伝子は、性欲だ。性感が強い遺伝子も、性感の弱い遺伝子もともに魅力的だ。だから、性感の遺伝子を根拠に、支配者が命令を出してきたら、性欲が強いから、性欲が弱いから、自分には価値があるといって逃げ切るんだ。これでごまかせ」

 しばらくはなんとかなったし、進化とはあいまいなものだ。


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