カミュ、組織案人選を否定する。
しばらくしたある夜、村長さんからの使いがうちに来て、明日午後からククリコンと二人で村長宅に来てくれとのことだった。
次の日、ククリコンと午後村長宅に言った。バッチ、ルオさん、村長がすでにおり、
村長が
「では、バッチ殿とまとめた竜の領域の組織案を聞いてくれ。」
と言い、説明が始まった。
「まず、トップは竜王ファフニール様である。その下に王族会議室を置き政策最終決定機関とする。王族会議室のメンバーは、竜王様、バッチ殿、カムストック殿の竜3人と、新たにボーナン村長となったカナックさん、そしてルオの竜の領域の人間2人と、魔族領の監査役として旧セト領の村長であるケルン村長とする。ケルン村長は魔王様の推薦である。」
ルオさんは、
「私ではなく村長がなるべき。私は辞退する。」
と言ったが、村長は
「私はアイナ村村長の役割をこなす。アイナ村は人間の領土、旧セト領、旧ボーナン領とも接している。その調整を村長として私が行う。」
「王族会議室にボーナン村長のカナックさんが居るのであれば、その会議室内でボーナンとの調整を行った方が他の会議室メンバーにもその内容について意見がもらえるのでよい。旧セト領とは技術についての話が主流となるので、私とカミュさんで十分行うことができる。」
と言った。
「私はそのうち村長を辞めるつもりだ。その後はルオ、お前に引き継ごうと思っている。だから引き受けてくれ。」
と村長は言ったが、
「私は村長の器ではない。」
とルオさんが言って聞かない。俺は
「村長の引退、引き継ぎについてはこの場で決める事ではなく、村民みんなの意見を聞いて決める事ではないですか。」
と言い、結局王族会議室のメンバーはアイナ村村長(未定)という事にした。
バッチが続ける。
「王族会議室の直下に現在の竜の政庁メンバーを政庁室として所属させる。政庁室のメンバーにはアイナ村、旧ボーナン領のメンバーを一人ずつ追加して加える。アイナ村のメンバーの仕事は工事についての相談が主となる可能性が高い。よってアイナ村からはボスガン・・と行きたいところだが拒否されるのが目に見えているので、ククリコンとする。」
ククリコンは
「おいらには無理ね。絶対いやね。」
と言い反対したがバッチは無視して続ける。
「政庁室のメンバー直下に各担当責任者を付ける。各担当責任者は軍事、食料、農政、経済、錬金、技術、医療工事、鉱山、民生担当とする。これらは竜の領域とアイナ村、旧ボーナン領の各担当の意見をまとめ政庁室にその意見を報告するものとする。」
「軍においては、竜軍は4つに分けそれぞれに隊長を定める。竜軍の責任者は竜王とし、副責任者は私が勤める。またアイナ村、ボーナン領にも軍駐屯所を設け、人化した竜を駐留させる。さらにボーナン領の旧軍人を配属させる。」
「そして最後に、王族会議室と竜王の間に王相談顧問を設ける。王相談顧問は実権はないが、王や王族会議室に助言を与える組織とする。この顧問にはカミュと魔族から1人派遣してもらう事を考えている。以上だ。」
「3人の意見が聞きたい。どう思う。」
俺は
「全然駄目だな。ルオさんやククリコンもそう思いますよね。」
と言うとルオさんも
「そうですね。村長には申し訳ございませんが、この組織なら今の方がマシでしょうね。」
と言った。




