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カミュ、質問する。

カミュは村長に

「この村に来て1週間ほどになります、この村について思うのですが、この村の方々は良い人が多いのですが・・・貧しいですよね。」


さらに続ける。

「おもな産業は農業と観光。農業は土があまり富んでおらず、土は乾燥しており、実りは多分あまり他の地域よりよくない。」


カミュは村長の顔を見ながら

「観光は、夏の暑い時期に避暑地として他の地域からお客が来るが、その他の時期では、冬は寒く、春や秋には景色を見にそこそこの入り。」


さらに続ける。

「農業については、土を見ましたが堆肥入れてないですよね。何故です?枯れ葉から堆肥を作り、土に混ぜればある程度は富むと思うのですが。」


村長は

「堆肥は入れてます。この村で取れる葉はゲインの木が多いのです。ゲインの葉は、堆肥にしても養分があまりないんですよ。天候は雨季が少なく土が乾き気味です。農業用の井戸を掘り利用しているのですが、井戸が足りなくて。井戸を掘るのには時間と人手がかかりますし。魔術師であるカミュさんが来られたので相談したかったのです。」


カミュは

「確かに村にも村の外にもゲインの木が多いですね。私の住んでいる周りにもゲインの木が多いですし。でも農業用の堆肥を作るために他の木も植えるべきです。とりあえず私の家のそばのゲインの木の林を全て伐り他の木を植えてみましょう。また錬金で堆肥の代わりになるものがつくれないか研究してみます。井戸については掘ってみないとわからないですが、村の中で掘っていい場所があればククリコンに掘らせますか。それか村の外の川があるじゃないですか。あそこから水を引いて村の真ん中に通して、農業や生活の用水路を作るのはどうでしょうか、私の家を作る時に土地の傾斜を測量したのですが可能だと思います。OKが出れば設計図を作成します。」


「よろしくお願いします。ただ、水などはカミュさんの魔法で何とかならないのですか。」


「申し訳ありませんが、村全体のは難しいです。純粋に水を発生させるにはとても魔力を使うのですよ。例えば私はスコールの魔法が使えますが、あれは雨雲を発生させる必要があるのですが、雨雲を発生させるのに魔力が多くかかります。水を発生させるウォーターという魔法がありますが、ウォーターの魔法には2種類あって、手軽な方法として空気中の水分を水とする方法があるのですが、この方法だとかなりの水を提供できますが、空気が乾燥するので火事になりやすくなります。魔力を水分に変換する方法もありますが、この方法だと、安全に水を発生できますが、村全体は無理です。水の提供方法としては緊急時のみとして頂きたいですね。」


「では、先ほど言われた井戸の件については何か所か候補を見つけます。用水路の件については、設計図をお願いします。木の件についても錬金の研究、他の木を植えることについてもお願いします。私の力が足りなくてお願いしてばかりで申し訳ありません。」


「いえいえ、実は用水路の件については、私の家の生活用水用に私の家までの設計図はすでにあります。村のどの部分を通していいか、この村の地図をこちら来てから書いてみたのですが、ここに書いて頂ければすぐ出来ますよ。」


「観光については、観光に関する仕事をしている人、「羊の休息」亭とその関連の仕事をしている人は割とこの村では裕福な暮らしをしているので後回しでいいとは思いますが、とりあえず村の周辺で何かないかサーチの魔法で探ってみましょう。今住んでいる所の岩山に鉄鉱石があることを発見しました。多分他にもあるんじゃないか、と思います。いくつか見つかったらとりあえず一番沢山採取できそうな所に坑道を掘ってみればいいかも。」


さらに続ける。

「今までお話した事を実施するとして、俺の魔法やククリコンの穴掘り技術だけでは出来ません。調査をして実施する際には村人の人工はある程度出してくださいよ。その場合の調整は村長さんにお願いします。」


「医療についてですが、万能薬であるポーション系の材料はこの村やその周辺には少ないようですが専門薬、すなわち特定の病のみに効く薬で安くすることが出来る薬なのですが、これは俺の錬金の研究テーマであるので、成果をハッサン先生に見せて、ハッサン先生が使えると判断したものは使ってもらうようにしましょう。すでにいくつかあるのでハッサン先生が戻ってきたら持っていきます。今日この後トーレスのお母さんに投与する薬もこの専門薬の効き目を弱くしたものです。この投与する薬は知り合いの王都の医者に効果を認めてもらったものなので安全なものです。


「何から何までありがとう。カミュさん。」


「いや、まだ計画を建てただけです。失敗するものもあるかもしれませんし、感謝は何か成功してから言ってください。後は、先ほども言いましたが、いろいろと村周辺をサーチで探りますので、村内については何か反応がありましたら村長さんに相談します。私の家周辺のような村外についてはある程度こちらで調査してから報告します。こんな感じですかね。」


さらにカミュは続ける。


「で、根本的な事なのですが。根本的にこの村にはお金が無いですよね。お金が無いとお金が廻らない。すなわち村民が裕福にはならないと思います。経済を回すには物々交換やモノと労働の交換などの手段がありますがモノや労力をお金と交換するのが一番効果があると思うんです。サーチして金など貴重な金属を含む鉱山が見つかればいいですが、無い場合も考えないと。」


「今、私の住んでいる家には畑を作りました。この畑では自分たち、おれとククリコンが食べる分の野菜と、あとは実験テーマとして薬草を作るためのものですが、これは成功すれば村人の方々に方法をお教えしようとは思います。薬草が作れれば高い値段で売れますしね。ただこのテーマは何年もかかるもので成功するかどうかもわかりません。」


「で、金を得る手段なのですが・・・北の砦のさらに北、竜の領域の竜なのですが、あそこにいる竜・・・馬鹿なでっかいトカゲ、なんとかなりませんかね。」



次の話は、竜の領域の竜に関しての考えを村長に述べて村長の考えを聞きます。



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