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カミュ、計画する。

打ち合わせ後、ファフニールはすぐに金貨100枚を持ってきた。

カミュは金貨100枚のうち、10枚を取ると残りの90枚を村長に渡した。


カミュは村長に、

「これからの計画に使ってください。私が魔法を使ってもいいのですが、村人のみなさんにも仕事を振って、その対価としてその金貨を使ってください。」

と言い村長は

「わかりました、金貨だと単位が大きすぎるので行商や商人に頼んで一部銀貨や銅貨に交換し貰います。」

と言った。


計画の実施なのだが、水路については、川の上流である北側からカミュの家の前を通し村の北側まで、村の南側から川の下流まで、すなわち下流の合流点までをカミュとククリコンが整備することとなった。


村内部は、ルオさんが設計し、ククリコンと村人たちで工事し、その対価を村庫から金貨で村長が支払う手続きをすることとした。井戸はまず水路を作り、それがどの程度効果があるかを調べてからにした。


糞置き場については、村の北側とカミュの家のちょうど中間あたりをへこませ、そこに目印として赤い布をつけた旗を立てることとし、後日このことを竜に伝えることとした。目印としてカミュの畑にされた糞を置くこととした。


薬の材料の草(薬草ではない)については、村内で取れそうな草をカミュが指定するので、村人に収集してもらうこととした。これについてもその対価を村庫から金貨で村長が支払うこととし、収集した草を錬金してサンプルの薬にすることはカミュが行い、ハッサン先生にサンプルを見てもらいどの薬を量産するか決めることとした。


で、肝心の竜からお金を稼ぐ手段だが、ルオさんが、体が痒いのを治すというのではどうかと言って来た。

ルオさんは

「川魚と同じ症状かもしれません。川魚には鱗と鱗の間に寄生虫がいるものがいます。鱗と鱗の間に入り込み、魚の体液を吸うのです。魚のものとは種類は違うでしょうが可能性はあります。村長、早速竜のネックレスを貸してください。小さな竜に来てもらって試してみたいと思います。」

といい、更に

「ついでに竜の領域の中も見てきます。特に建設に使える木があるかどうかなど」

と言った。


カミュは

「そういえば村長さん、竜の大群が村に来たのを砦の兵たちが見ています。兵から王国に報告が行って面倒なことにはなりませんか。」

「いや、この村は王族の直轄地で砦は村の自治として作ったものです。砦の兵たちは一応国境を守るという名目で国から給料が出ていますが、村民上がりが多く、今回の件を話せば王国に報告せずに納得してくれるでしょう。」

「そうですか。」


村長は、

「ではこれから私とルオは村人たちを集め、今回竜と話し合って決まったことを話します。カミュさんも出ますか。」


カミュは、

「俺とククリコンは早速準備にかかります。ククリコンには私から説明しておきます。」

といった。


竜との打ち合わせ中、ククリコンは村人の為に村の中央広場に井戸用の穴を掘っていたらしい。

残りの工程は、鍛冶屋のラムザさんが材料をそろえ村人が行うとのこと。泥だらけとなったモグラのククリコンが子供たちに水をかけられ洗ってもらっていた。


俺はククリコンに家に帰るぞと声をかけた。


ちなみに昨日砦の上に立てた

「ファフニールへ、用事があるから明日の朝8時にこの砦の門前に人化してきてくれ。カミュ」

という旗は見てなかったとファフニール、バッチは言っていた。

竜ってやっぱり偉そうなことを言っているが間抜けだ、と思った。


また、人化したバッチは、色白黒髪スタイルがよい女性であったが、体が痒いと掻きまくっている姿を見て、残念な不潔女と思い、掻いている姿を思い出すと笑えた。


とりあえず俺らと村人たちで村の再生を行うとして、人工が足りなくなったら・・・

機器生物を作るか。この世界ではあまりしたくないが・・・・


自我を持ち食事は人と同じになるので。村民とするかどうか・・・・

村民とするかどうかはククリコンが村民になれるかどうかで決めればいいと思う。


まあ、作らずに越したことはない。村人たちに仕事を与え、その仕事の対価として村庫を開いて賃金を与えることが、村の経済を回す第一歩だと思うから。だから仕事があるうちは全て村民にしてもらった方がいい。ファフニールから金貨100枚取ったのは、村の再生+予備のつもりで取ったのだから・・・

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