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カミュ、竜に激怒する。

竜に会います。

竜といよいよ対決です。

早朝、カミュが本を読んでいると、

突然、外でどかーーーーーんという大きな音がした。

カミュは何事か、と思い外に出ると、畑に大きな糞が落ちていた。

多分、これは竜の糞だ。

空を見上げると、多数の竜が村に向かっているのが見える。


ようやく目をこすりながら外に出てきたククリコンに、

「村に竜が向かっている。俺は先にいくから、ククリコンもすぐ来い。」

と伝えて、フライの呪文を唱え、空を飛んで村に向かった。


村では、大きな赤い竜が村の上空で、


「昨日我を呼んでいた人間は誰だ。人間ごときが我を呼び捨てにし、呼びつけるとは。

この村の人間であろう。その人間を出さねば村ごとお前たちを焼き尽くすぞ。」

といい、その赤い竜の隣にいる白い竜が、

「人間ごときが我が王になんたる無礼。」

と、その他の多数の竜も吠えて村人たちを威嚇していた。


そこに空を飛んできたカミュが、竜たちと村人たちの間に入った。


「おい、ファフニール、久しぶりだな、俺だ俺。8時の約束なのにちょっと早くないか。」

とカミュが大きな赤い竜に言うと、赤い竜はカミュを威嚇するため大きく吠えた後に


「誰だ貴様は。我は貴様など知らぬ。貴様か、昨日我の事を大きな声で何度も呼びつけていたものは。人間ごときが我を呼びつけるなど思い上がりも甚だしい。村人どもと共に我の炎で焼き尽くしてやる。」


またファフニールは大きく吠え、村人とカミュを威嚇しようとする。村長は村人の先頭に立ちカミュに向かい


「カミュさん。もうこの村も終わりだ。竜よ、私がこの村の責任者です。怒りを鎮める為に村人を焼き殺すのであれば、責任者の私だけにしてください。あとの村人にはお慈悲を。」


「よかろう、我を見て我の威嚇にも目をそらさず、責任者として咎を一心に背負う貴様の姿勢には感服した。この無礼な人間を殺した後、貴様を殺し我たちは引き返そう。」


カミュは村人を害そうとするファフニールに対し激怒した。


「俺を殺して村長さんを殺すだと。ふざけるな。おい、俺が誰だか解らないって?この姿を見てもか」

「装着!」


カミュはこの村にくるときに来ていた皮の鎧から、呪文を唱え黒光りのする不気味な鎧に装備を変えた。


「ファフニール。これでも俺が誰かわからないか。おい」


ファフニールは黒い鎧を着けたカミュを見た瞬間、一瞬で恐怖の表情に変わった。


「ひょっとして・・・・カミュの旦那・・・・ですか・・・」


「おう、ようやく解かったか。おい、ファフニール、お前さっき言ったことをもう一度言ってみろ!」


「いや、旦那・・・・」


カミュはマジックポケットから黒い刀を取り出した。この刀はある呪いがかかっていて、この刀で切られた傷は、パーフェクトポーションやパーフェクトヒールでも治すことが出来ない。


「あの時はミスリルの刀だったが、今回はこの刀で相手してやる。お前この刀なにかわかるよな。」

にらみつけながら続ける。

「俺がお世話になっている村長さんや村の人に対して、全員焼き殺すだと。その前に鹿島新當流の奥義で貴様をバラバラにしてやる。いや、敢えて殺さないで目と耳を潰して、永久に何も見えない聞こえない状態にしてやるぞ。」


白い竜が怒りの咆哮をあげ

「我が王に対して何たる暴言、態度。許せん。私が貴様を凍り付かせてやる。」

「バッチよよせ。貴様では敵わぬ。この方はかつて我が唯一、なすすべもなく敗れたカミュの旦那だ。我たち全てで相手をしても敵うお方ではない。」


村長はカミュに、

「私が昨日話した竜は・・・この竜です。」

と告げた。

カミュは村長に、

「この大きな赤い竜が昨日お話した竜ですよ。丁度いい、ちょっと脅します。」

といい、


カミュはファフニールに、

「さてと、そっちが来ないならこちらから行くか。この数なら無傷は無理かも知れないが・・・ファフニール、貴様だけは絶対殺してやる。」


そこにククリコンがやってきた。カミュはククリコンに、


「ククリコン、いいところに来た。今からこの竜どもを鹿島新當流の奥義で皆殺しにするからよく見とけよ。見るのも修行だ。」


ファフニールはびびりながら、、

「すみませんでした、カミュの旦那。今日は引き上げます。後日お詫びにお伺いしますので今日の所はお許しください。おい、皆も死にたくなかったらカミュの旦那に詫びろ。」


他の竜たちもカミュに詫びる。


村長はカミュにもう許してやれと小声で言いながら、、

「カミュさん。本来8時にファフニール殿をここに呼ぶって言うことではなかったのですか。」

とファフニールに聞こえる様に言った。


「そうだった。仕方ないな。ファフニールよ、話がある。お前ともう一人・・・・そこの白いの、お前もだ。人化して村長さんの家に来い。村長さん。それでいいですね。」


「カミュさん、では私の家で話しましょう。こちら側は、私とカミュさんと私の補佐をしている

ルオでいいですかね。」


「ファフニール、それでいいか。いいなら今から村長さんの家で話がある、来い。」


次の話は、竜を脅しまくります。



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