国境の町で伝説が産声を上げる
ダニコです。
いま連載中の作品は毎日投稿し続けますが、暇なときにこっちも書きます。
こっちは歴史好きのための五代時代です。
気になったら見てください。
引き続き2作ともお願いします。
時は855年。中華最強の盾は産声をあげた。
一時は中華を統一し平和な世界を築いた唐王朝も腐りきっていた。
国民は飢え、泥棒が増え王朝はてを打たなかった。そんな時代であった。
そんな時代で後に天下を揺るがす男の話である。
名を周徳威。
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ー中華最北端の街朔州・馬邑ー
俺は周徳威。今は山賊の頭領ををしている。
「徳威!酒かっぱらってきたぜ!いい酒だ!」
こいつは李建及。俺の山賊団の副頭領だ。
バカで実力もそんなだが根性がすごい。何かと信頼している。
「ああ、それは皆で飲むといい。今日は宴会でもしよう。」
俺はせっかく酒も入ったことだし宴会をすることにした。まあよくやることだ。
「さすがアニキ分かってるなあ。皆呼びましょう。」
李建及はそう言うと皆とともに騒いでいた。
ここはいいところだ。中央の腐りきった政権闘いをすることもないしこうやって好き勝手できる。
「徳威。宴会もいいがやはり食料も無限ではない。隣の山賊も糾合することになっている。
程々にしておけよ。」
といってきたのは郭崇韜である。山賊団の参謀だ。
見て分かった通りすごく頑固で真面目なやつだ。だが知略に関しては言うことはない。
「全く。呆れます。ですが面白い光景ですね。」
こいつは曹娘子。山賊団最強の女戦士である。
力だけならもしかしたら俺より強いかもしれない。
「徳威!皆!準備できたぞ!集まれ!」
建及から呼ばれた。宴会が始まった。
その宴会は毎回無礼講なので李建及が大暴れする。今日も相変わらずうるさかった。
崇韜は毎回呆れ、娘子はいつも大笑いしている。
俺はこの生活が気に入っている。
だがこの国は気に入っていない。ここにいる仲間は皆飢えて流れ着いてきたのだから。
このいまの腐りきった政治によって親を失い、家族も失ったのだ。
その数日後のことであった。長安が黃巣という男の軍勢によって占拠された報告が入る。
そして手紙も届いた。
ー周徳威殿ー
我が長安を奪った黄巣である。貴殿は腕利きのものだと聞く。
そこでお願いがある。我が軍勢に加わり長安奪還にくる唐の軍勢を抑えてくれぬか。
報酬は莫大である。協力してくれ。
その手紙を読んで俺は迷った。
このいい場所を離れる判断であったからだ。だが裕福に皆が暮らせるなら本望である。
俺は行くことにした。この場所を離れて。
どうでしたか?
面白かったら幸いです!!!
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