グル廃坑の戦い[兄妹冒険者]
なんだったんだ!?さっきの雷は!
俺、6級冒険者ルトは混乱していた。
警備隊第4隊長が何かを投げたら、物凄い電撃がでたのだ。
「この馬鹿お兄ちゃん!さっさと動け!突入だよ!」
妹の6級冒険者コナが他の冒険者達とグル廃坑に入っていく
「馬鹿は余計だ!待て!」
俺も慌てて後を追いグル廃坑に突入する。
グル廃坑一層は、廃坑そのものだ。
「ビビるなんて情けないよ、お兄ちゃん。第4隊長さんが前もって説明してたじゃん」
「わかっているさ!」
走っている妹と合流。
確かに聞いてはいたが、あそこまで凄いとは思わなかった。
「ゴブリン来るぞ!」
先頭からの声
ゴブリンの集団が迫ってきている。
「ついてきて!」
先頭の冒険者はゴブリンの集団を切り捨てながら進んでいく
「さっすがイリスさん!」
確かに凄い…あれが2級冒険者の実力か
「お兄ちゃんくるよ!」
切り捨てを間逃れたゴブリンが迫って来た。
盾持ちゴブリンか!
俺は鉄魔剣に魔力を込め起動させる。
「はぁっ!」
盾と魔剣の打ち合いになるかと思ったが……
「はっ?切れた!?」
結果は盾ごとゴブリンを斬り裂いていた。
試し斬りで丸太が斬れたからってゴブリンをこうもあっさり斬れるとは!
「うわっ!うっそ!マジで!」
妹もそうだったようだ鉄魔斧でゴブリンを盾ごと斬ったようだ。
妹と目が会い頷きあう
この武器があれば俺達はもう一つ先に進める!
×
お兄ちゃんは鉄魔剣のおかげで絶好調なようだ。
まー、私も絶好調だけどね。
私達、兄妹は同じ6級冒険者達とくらべても傷を負う確率が低い方なので回避が上手い冒険者だと思う。
……でもそれだけ
6級冒険者から5級冒険者になるには高い壁がある。
回避の上手い冒険者なんて6級冒険者にもたくさんいるし。
何かの強みがなけれ5級冒険者にはなれない。
兄妹2人で悩んでいた時に、あのお兄さんの露店を見つけた。
最初はただの好奇心だったが…それが運命の鉄魔斧との運命の出会いだったの!
私達2人に無かった力が手に入ったの!
あれだけ攻撃しないと倒せなかった魔物達が倒せている!
私達は先に進めるんだから!
………でも自惚れることは絶対にないと思う
だって先行する2級冒険者のイリスさんが凄すぎるもん…私達はまだまだだよ。
「痛っ!」
軽いケガをした…少し避けそこねた危な。
そうだ、露店のお兄さんから貰った薬水飲も………ごくっ
「うんまっ!」
戦闘中とは思えない声出ちゃった!
お兄ちゃんが睨んでる。
お兄ちゃんも飲んでみてよ!この薬水うますぎだから!
確か朝の露店で妹さんが売ってるんだよね!
絶対に買いに行くから!
少し方向の違う気合と共に戦闘続行していく。




