第1話 始まりの朝
どうぞご覧くださいませ。
俺、隼也は、朝っぱらから推しであるあらちゃんのフィギュアを拝んでいた。
あらちゃんとは最近大バズりを起こしているアニメの
フィギュアだ。猫耳に小さな胸、まさに貧乳、最高だ。
俺「あらちゅぁーん!ちゅー!」
ガチャ!
嫌な音がした。俺の推し活ライフを破壊してくるやつ。許せない
父「何やって…」
俺「いや違う!これはそのー」
早速俺の推し活ライフが。終わりを迎えた。
父「いいから、早く朝飯食え」
俺「あ、うん!」
よかった、見過ごされた。俺は安心してため息をつく。俺の家庭は父子家庭だ。母は俺が幼い頃に行方不明になった。辛いものだ。
俺「後で行くから!」
父「早く来いよ?高校遅刻するぞ?」
俺「はーい、」
学校は行く気になれない、不登校という訳では無いが休む日が多い。友達もそんなにいる訳では無いし、なんせ、彼女すらいない、くそ童貞だ。
俺「そんな俺の唯一の癒しあらちゃーん」
あらちゃんは何も言わない。だからこそいい、皆五月蝿いのだ。色々。
俺「あらちゃん、ほらこっち向いて」
あらちゃんを片手で持ち上げる。口を近づける。
俺「ちゅー」
バシッ!
俺「いって!」
何者かにビンタされた。もしかしてあらちゃん?そんな訳…
俺はふらつき、そして…倒れ込んだ。
…
俺「ここ…どこ?」
目が覚めるとだだっ広い草原にいた。俺は何を…?
「ソナタは異世界へ転生した。腕時計を見よ」 その時だった。空から声が響いたのだ。俺は腕時計に視線を移す。
俺「D!?」
DとはDランクのことだろうか、俺は転生しても平凡なのかよ…
そんな時だった。空が曇り、暗くなる。
「隼也よ。力が欲しいか?」
俺「だ、だれ?」
先程とは違う。低く恐ろしい声が響いた。
俺「ほしいっす!」
そりゃ力は欲しい。男なら誰でも欲しいだろう。
「ならば腕時計の横のボタンを押せ。」
俺「これすか!ポチッとな!」
ゴーーーーーーーッ!!
体にパワーが湧き上がるような。そんな気がした。腕時計を見返す。
俺「Sだとぉ!?」
俺のランクがDからSに変わっていた。何が起きたんだ?不可解だ。
「ソナタは最強ランクになった。その代わり条件をだす。」
俺「条件?」
俺は寒気がした。この手の条件は嫌な予感しかしない。
「異世界転生したものは、皆Dランクが基本なんだ。お前さんだけSランク。バレたら不公平だろ?」
俺「たしかに。」
こいつ、いちいちそんなとこまで気にするのか意外だ。
「Sランクだとバレたら地獄に転生させる」
俺「はぁぁぁぁぁあ!?」
「気をつけるんだな。」
俺「先に言えよッ!」
ゴーーーーーッ!
雲が消え、晴天になる。
俺「ガチかよーDランクのフリかー」
トントン!
そんな時、誰かに背中を叩かれる。
俺「なんすかー?えぇっ!?!?」
そこに現れたのは衝撃の人物だった。
2話に続く
ご覧頂き大変感謝しております。宜しければブクマ、リアクション、星を☆☆☆☆☆から★★★★★にして頂けると非常に執筆の励みになりペースが上がるため、よろしくお願い致します。




