狂と邪
どうも!binnです。
今回からショウコさんの過去編の時間の流れがハイスピードで進む気がします。
私がこのグルドワルズに来てから……そうね、多分2年くらいたったわ、最初の方はスライムとかあの気持ち悪いの、未だに名前は知らないわ、本当になんなのかしらあれ、まぁそれは放っておいてそいつらを狩りまくってお金を稼いでいたけど半年ほどしてから冒険者ギルドワガウス支部の冒険者になってより多くのお金を稼げるようになったわ、まぁ最初は雑用だったけどね。
そんな雑用をしていた私もいつの間にかBランクになっていたわ、しかしある事情により私は今までお世話になった街ワガウスを離れ、王都オラクロンに行く事になった。
しかも王都はワガウスのあるガントーレ大陸には無くナズル大陸を経由して行くランスター大陸にあるらしい、何故わざわざそんな離れた大陸の王都に行く事になったかと言うと冒険者ギルド本部からの呼び出しだ。
なんでも冒険者ギルド上層部の連中が各地の支部からBランク以上の冒険者を掻き集めているらしい、その中に私も含まれている感じね。
そんなこんなで今私はナズル大陸に向かう船の中にいる、そして船の旅も中頃を超えナズル大陸まであと少しと言うところでハプニングは起こった。
〜〜〜ショウコが乗っている船〜〜〜
「船長、なんだか海の様子がおかしくないですかい?」
「うぅむ、確かにそうだな、海の中で何かまずいことでも起こったのかもしれないな」
「海竜ですかね?」
「海竜ならまだマシなんだかな、海流なら防ぐ事すら出来ないからな」
「ハハハ!確かにそうですね」
「だが………うぅん……思ったより激しいな、よし、航路変更!この海域を迂回してナズル大陸へ向かえ!」
「進路変更!了解!」
「ちょっと船旅が長くなっちまうがわかる奴なんてほとんどいねぇだろ」
「おろ?おかしいな?」
「どうした?なんか無くしたか?」
「いつもならこの海域にいる人懐っこいイルカがいないんですよ、おかしいなぁ?」
「気まぐれだろ、ガントーレ大陸に戻る頃にはいるんじゃないか?」
「そうですかねぇ?」
「おい!周辺を確認しろ!魔物はどこから来るかわからねぇからな!」
「全く、大袈裟だなぁ、そんなに確認しても意味ないって……」
「そもそもこの船を沈められる魔物なんてほとんどいねぇよな」
「そうだな、この船を沈められる魔物って言ったら飛龍とかじゃないか?まぁいるわけ…ん?……なんだあれ?」
「ん?……なんでしょうかね?……なんかテカテカしてますね」
「撃ってみるか」
「そうですね、砲弾詰めーぃ」
「了解!」
「撃てぇ!」
「コゥオラァてめぇら!何勝手に大砲撃っとるんじゃゴラァ!」
「あっ!船長!」
「弾数は限られて…ん……だぞ………」
「すいません!少し海に浮かんでた物が気になりまし…て……?」
船長や船員たちの視線の先には10本の巨大な触手が海の上を暴れまわる様子だった、その触手の長さは全て100m以上ありそうなほど威圧的で見るものすべてを圧倒するような姿だった。
「なんだよ……あれ…?」
「しょ……触手……?」
「バ、バケモノだ!こ、こっちに来るぞ!」
その時触手の一つが船に向かい叩きつけるようにぶつけられ、船体の前方が半分ほど砕かれ、その轟音で船の中にいた冒険者達が外で起きたこの出来事に気づいた。
「おいおいおい!なんだよありゃぁ!」
「魔物⁉︎なんて大きさなの⁉︎」
「クソっ!せっかく本部から召集が来たってのにあんなのに邪魔されてたまるかよ!【狂愚の炎】ッ!」
一人の魔術師による攻撃をきっかけに船に乗っている冒険者達が10本の触手に向かい一斉攻撃を始めた、ちなみに私は何もしないわ、全て他人に任せてアレが倒されたらそれでよし、ヤバそうになったらあらかじめ作っておいた転移魔法を使ってナズル大陸に逃げる、これこそたった一つの冴えたやり方よ。
うーん……なんだったかしら…イカの怪物……確かクラーケンとかそんな名前のでっかいイカだった気がするわ、まぁとりあえず鑑定でもしとこうかしら。
「鑑定」
na前 ナmtraクす · Gabaぱnュ Lvえrror
種ぞe 第に階位ジvil神
たイ力 えラァー
魔リょk eらor
攻shock力 eラぁ
防御poわr えrrー
Agile性 eらor
ち性 エrrァ
所持sキル
【大海maじッc】Lvじゅn
【体パwer吸収】Lv teう
【魔吸ぃの魔eye】Lv壱n
【魔ホぅ耐性】Lv一0
【かn定】Lv1零
称tle
【Seィ洋の覇pioん】
・oce海マ法ゥ
え?何これ?文字化けってやつ?いつ見ても訳わかんないわねぇ、まさかこのグルドワルズで文字化けを見るとは思わなかったわ。
いや、それよりもよ、種族の所にある文字……第に階位ジvil神……恐らくだけど正確に書けば第二階位邪神………な筈…うん。
てかこの訳であってたとしても第二階位邪神って何よ、どっかにこれより上の階位の邪神がいるっての?ふざけてるわ、まぁともかくこれはやばくなる前に逃げるに限るわ。
「さてと、みんなごめんなさいね【予測転移】」
私が転移する直前、あの邪神の触手が船体にぶち当たったのを見た。
目を開けるとそこは大海原に揺られる船の上ではなく、しっかりとした大地の上だった。
うーん、大陸に転移はできたわね、あとはここがナズル大陸なら完璧なのよね。
まぁこういうのは小1時間ほど歩けば街が村にいけるでしょ、何も考えてはいけないわ、ただ歩くのよ。
エフフフ、さすが私ね。
予測通り小1時間ほどで街を見つけたわ、ちなみにワガウスの時のようなミスはしないわ、今回の私はちゃんとした身分証明書を持っているのよ、それに加え冒険者ギルドのギルドカードもあるからね、しかも冒険者にはちょっとした待遇があるからね、宿代が少しばかりやすくなるってのは本当にいい待遇だと思うわ。
門兵に身分証明書を見せて通る際にちゃんとここはどの大陸でなんて街なのか聞くのを忘れないわ。
「ここはナズル大陸のミッズラント山脈統轄区のラズファスです」
「そう、ありがとう」
ビンゴ!やっぱりナズル大陸だったわ、統轄区ってのはわからないけどこの調子ならランスター大陸にも【予測転移】でいけるかもしれないわね。
その前にこの街で休憩してから行く事にしましょ、そうね、軽く一週間くらい休んでいきましょ。




