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異世界行ったら人間卒業⁈ダンジョン生活奮闘記!  作者: binn
第2章 ようこそ!スライムダンジョンへ!
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狂気の襲来(前日談)

どうも、binnです。

言い忘れてしまいましたがここから数話、ショウコさんの狂気のお話をお送りします。

それでは第2章第26話お楽しみください!


『そうです!異世界転生ですよ!』


「………?どういう事?日本じゃダメの?」


『日本……は…もう一杯ですね、ですから異世界…グルドワルズにしか空きが無いのです』


「空き?世界に空きがあるの?」


『えぇ、そうですよ、命の……なんていうんでしょうか?器?みたいな物があるんですよ、人が死ぬとそれに空きが出来るんです、その空きに次々と新しい命を私が入れていくんです』


「あなたが?じゃあ私を入れてよ!」


『残念ながらもう他の命を入れてしまっているんです、そもそも私にあった時点であなたは前世…前の世界の記憶を保持してしまうのです。

つまりそれが意味するのはあの世界への超常現象の干渉、超常現象とは無関係のあの世界に超常現象が干渉した場合の意味……わかります?』


「わ、わからない……」


『そうですか、まぁ説明しますとあの世界が超常現象の干渉を許可したという意味になります、魔法も加護も無いあの世界に摩訶不思議なものが蔓延り始めあの世界はあっという間に統括を失うでしょう』


「じゃ、じゃあ!そのグル…なんちゃらはどうなのよ!私が行ったらそこも大変なことになるじゃない!」


『グルドワルズは元からそういうものが存在する世界なので心配しなくて大丈夫ですよ、よし、それではこの本の中から好きなスキルを一つだけ選んでください』


「スキル?」


『えぇ、この本には全てのスキルが書いてあるんです』


そう言うと女神はどこからか国語辞典を2つ重ねたかのような本を取り出した。


スキルってなに?


『あ、すいません、スキルについて言い忘れてましたね、スキルって言うのは…えぇと……そうですねぇ……剣が得意な人には【剣術】というスキルがもらえます、火の魔法を覚えたなら【炎魔法】がもらえます、まぁそんな感じですかね、あ、先に言っておきますがスキルはとても努力しなければもらえないんです、わかります?』


「えぇ……つまり私はどんなスキルでも一つだけもらえるって事?」


『その通りです!一つだけなので慎重に選んでくださいね』


女神はそう言うと私に本を渡してくれた、馬鹿みたいに分厚い本だがその見た目に反して羽のように軽い、改めてこの場所が異常である事を再確認させられる。


「ねぇ…」


『はい?どうしましたか?まさか、もう決まりました?』


「違うわよ、他の人はどんなスキルを取ったの?」


『うーん…そうですねぇ、【状態異常無効化】とか【全魔法適応】とかですかねぇ』


「ふーん、そうなんだ…」


ペラペラとページをめくっていきボォーっと眺める、【死霊術】……【凝固の魔眼】……【死の魔眼】……てか魔眼ってなによ。


そんな感じで見ているとたった一つ、本当にたった一つだけ、私の目に飛び込んできたスキルがあった。


「ねぇ、私このスキルが良い」


『あっ、そうですか、どれどれ?【魔術生成クリエイト・マジック】ですか?』


「えぇ、そうよ」


『わかりました、では異世界にお送りしますので、ちょっと気持ち悪くなる人もいるみたいですが大丈夫でしょう』


「え?ちょっと待って、もう行くの?」


『あぁ、大丈夫です、基礎性能は向こうの人たちより少し高いので安心してください』


「そう言う事じゃ…!」


『それでは、良き異世界ライフを楽しんでくださいね』


女神がそう言うと私の視界は真っ黒に塗り潰され、数秒の浮遊感を感じた。


くそッ!ふざけんな!何も知らない状態で良き異世界ライフなんか楽しめるかぁ!


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