不死の影
「で?君たち聖騎士と言う役職の奴らが?ダンジョンから逃げ出して来たの?ん?どうなの?」
「ホルテシア街轄卿、そういうわけではないのです、我々には少々レベルが高いダンジョンだったものですので…」
「ん?何それ?言い訳かな?」
「いえ、言い訳では無くてですね、事実なのです、ホルテシア街轄卿」
「あっそ、わかったよ、じゃあ王都に手紙出しとくから」
「はい、お願いします」
「それで?他に何かある?」
「いえ、失礼しました」
「はぁ…王都に手紙かぁ…めんどくさいなぁ、まぁ放っておいてもバレないでしょ、今度やるか…」
〜〜〜スライムダンジョン〜〜〜
「はぁ…はぁ…やっと見つけた…」
「結構歩きましたね、2日くらいでしょうか」
「歩きすぎ!10時間ちょいで着くはずでしょ?」
「最初の1日は別の方向に向かって進んでましたしね」
「言いなさいよ!何で言わなかったのよ!」
「ショウコさんが絶対こっちと言ったんじゃないですか」
「知ってるなら言いなさいよ!」
「今度からそうします」
「そう、それなら良いわ」
「それじゃあ行ってらっしゃい、私の可愛い不死ちゃん」
「……ん…」
「行ってらっしゃーい」
「……一人で行かせて良いんですか?」
「大丈夫よ、あの子は不死よ?どんなに傷ついてもすぐ治るのよ」
「………その代償があの体ですか?」
「あら?あれでも一番良い方なのよ?目と声だけなんてね、最初の方は体もほとんど残らない程だったのよ?」
「………そうでしたか」
「不死になってみる?」
「遠慮しときます」
「あっそ、んじゃ私達も行くわよ」
「わかりました」
〜〜〜エヴァルグリスsハウス〜〜〜
『主、侵入者です人数は3人』
「んー3人か、冒険者のパーティかな?」
『1人は少女、もう1人は女性、そして聖騎士らしき男です』
「少女に女性に聖騎士ぃ?マジかよ」
『マジです』
「また聖騎士か…今度はどんな能力持ちかな」
『…鑑定すれば良いんじゃないんですか?』
「直接見ないと鑑定はできないみたいなんだよ」
『直接見にいけば良いんじゃないんですか?』
「危ないじゃん!」
『攻撃系のスキルを入手すれば良いんじゃないですか?』
「うーん、そうなんだけどさ、DPが足りなさそうなんだよなぁ」
『ダンジョン内のモンスターをDPに変換してみては?』
「え?何それ?」
『召喚したモンスターを変換する事で召喚に使ったDPの半分を受け取ることができます』
「そんなことできんのかよ…スキルのちからってすげー!」
〜〜〜スライムダンジョン内〜〜〜
「何ここ?どうなってんの?」
「ダンジョンに良くある迷路ですね、地形把握のスキル持ちがいれば直ぐに攻略できるんですが…」
「地形把握ねぇ…」
「手間がかかりますが一つ一つ調べて行くしかないでしょう」
「いや、その必要はないわ」
「え?」
「魔術生成」
「なんですか?そのスキル」
「………………」
「ショウコさん?」
「………ほい、できた」
「何がです?」
「【我が脳が観る地図】、ホォら、解った、コッチよ」
「ちょ、ちょっと、ショウコさん?どこに行くんですか?」
「私のスキルを使っただけよ、面白いでしょ?」
「そうですか…」
「さぁ、このダンジョンの主に会いに行きましょ」




