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第8話

「ふえぇぇぇーーーー!お母さーーーん」

「金だッ!!金と車を用意しろッ!!」


 現場に着くと阿鼻叫喚だった。

 親と思われる人は号泣。

 犯人はヤルことヤル気満々。

 これは.....


「行くか。」


 マスクに何の気なしに触れると、ガチャリと音が鳴った。


 *(夜目)*


 くッ、ズルヴァン捜査に明け暮れていたらこんな事件が起こるなんて......

 ズルヴァンに集中していたいのに...


 それに人質もいるし、むやみに刺激もできない.......


「ここは私が行きましょう。」


 背後から不意に声がかけられる。


 後ろを見ると...


「ズルヴァン?!」


 黒髪赤目の少女が立っていた。


 ...確かに彼女ならいけるかもしれない。

 だが...


「お前を信じろと?」

「ああ。信じろ。」


 信じるしか無いのか。


「この件が解決したら署で詳しく話を聞こうか。」

「......断る。」


 肩にポンッと手を置かれ、すぐにズルヴァンは走っていった。








 ...............指紋ゲットだぜ。


 *(樹)*


 いやー我ながら格好良く話せたと思いますよ。

 やっぱりヒーローはこうでなくっちゃ。


「おい女ァッ!!こっちくんな!!!」


 ふむ.....よく聞いたら声、女ではないか......




 理由なんて特に無いが、脇腹から触手を出そう。

 理由は特にないが、そういった液も出しておこう。



 理由なんて無いんだからね?(ツンデレ風)


「ちょっと話をしよう。」

「話ならいくらでも聞いてやるよ。金と車を用意してくれるならな?」


 あくまでもお縄につく気はないようだ。



 ちょこっとワカラせるか。


 こういうワイルドで男勝りな女の子が堕ちるの好きなんですよ。(ニチャア...)



 舌なめずりをして、指の関節を鳴らす。


 ゴキッ...ゴキッ.......ゴキャッ


 あっ変な音なった。


 ............べ、別に痛くないんだけどね????




 行くか。


 縮地法で一瞬にして距離を詰める。

 一瞬にして脇腹から計4本の触手を出す。


 女は反応が一瞬遅れたものの、すぐに自分の近くに園児を近づけ、人質としてナイフを突きつける。


「うむ。」


 ‥‥‥正直、かなり動きにくくなった。


 有能な敵より無能な味方のほうが怖い。とはこのことか‥‥‥



 園児は目に涙を浮かべている。こいつ、よく園児(ロリっ娘)にナイフを突きつけられるな‥‥‥


 正直ドン引きだぞ。


「お前の望みは金と逃亡だったな?」

「‥‥‥ああ。そうだ。」


 再確認すると肯定が帰ってきた。


「そんなに生活に困っているなら私がメイドとして雇ってやる。だから――「断る。誰かの下につく気なんかねえ。」.......そうか。」


 だが、生活に困っているというところは否定しなかった。

 ドキュメンタリーで、そういったことを見たことがある私としては、助けてあげたい。

 ‥‥‥‥だが、今は園児と教員が先だ。


 新技を試すか。


「【最適化】」


 最適化で体を分裂させ、超高速再生する。すると分身ができるという寸法だ。

 これを何度も繰り返す。

 2人に増え、4人に増え、8人に増え‥‥‥‥‥‥‥‥‥と、どんどん増えていく。


 そして、本体を攻撃されないように、すべてに脳を作成し、すべて本体にする(・・・・・・・・)これで誰かが死んでも、なんにもダメージを喰らわない。


 全員分の情報が一つの脳に流れ込むことがないから、何のリスクもなく分身ができるという事だ。


 思いつきで試してみたが、案外うまく行って安心した。


 情報が一つの脳に収束したら、無量●処状態になるからね。



「え?は?ちょっっっ.......は?」


 もちろん困惑している。

 しないほうがおかしいよね。


「「「「「「大人しくお縄につけぇいッ!!」」」」」」

「だが断るッ!!」


 この人数差の中ジョジョネタ挟めるなら余裕だね?


 全員がニヤッと笑い、脇腹から触手を出し。


 まず四肢を拘束する。そして、ちょっとただ冷たくてネバネバしてるだけの液体を出す。


 ‥‥‥‥これはただの趣味。


「え?ちょ、は?ちょ、え?」


 うんうん。かっわいい反応をしているね★


 やはり堕ちるのは良いな。


 さて、続いて、今回初お披露目、ネバネバしてテカテカしてピリってなる液体を出すよ★


 大丈夫。目が冷めたらちょっと聖人君子になるだけだから。

 さて、口の中に触手をねじ込んで、ご都合主義液を分泌分泌ぅッ!!


「もがっ、ごめんなさい!自首するからッ!明日から真面目に生きるから!ア゙、オ゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ーーーーーーーーッ!!!!!!!!!」









 これが1人の少女が正義堕ちした瞬間である。

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