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スライム娘の恩返し~転生して錬金術師になった不遇外科医は尽くし系美少女と平和な生活を送りたい~  作者: 砂礫零
第6章 スライム娘の大作戦

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第83話 いろいろともてなしてみた

{ど、どうしたらいいですか?}


 イリスがグリッターを汗の形に飛ばしながら、焦った声をあげる。

 ヘリは地面すれすれ、約1.5mほどの高さを保ちつつ、やみくもに移動中 ―― だが。

 どれだけスピードを上げても、龍 《子どもの姿》 は機体の外側にくっついたままだ。困ったな。


「襲われても困るが、敵対すると交渉どころじゃなくなるから、それもまた、困るんだよな」


{じゃあ、もうヤケなのです! とりあえず、このヘリに乗せちゃうの、どうですか?}


「……! それだ!」


 そうだ。たしか前世でも、病院の小児科医が言っていた。

 『子どもを抱き込めば両親と祖父母までくっついてくるから、小児科は赤字でもトータルでみれば収支トントン』 と ―― 閉鎖されそうな小児科を存続させたい一心のセリフ (それでも黒字とは言えないのが悲しい) であり、いまのこれと状況も心情も違うが、つまりは。


「子どもさえ味方につければ、交渉はこっちのもんだ。乗せて、もてなして、引きこもう」


{さすが、リンタローさま、策士なのです!}


「いやいや、イリスこそ」


 どこかのお代官と大黒屋みたいな笑みを交わし、俺とイリスはさっそく、龍 《子どもの姿》 をもてなす準備をはじめた。

 ―― イリスによると、翼竜や水竜などのでかい爬虫類と竜神族 (通称は 『龍』) は別もの。

 龍は種族的には魔族に近く、大気中の魔素(マナ)だけで生きていけるらしい。が、一方では悪食(あくじき)ともいわれている ――


{つまり龍とは、あの死霊術士(ネクロマンサー)より、よっぽどGな、なにかなのです!}


「いや、龍にゴ○ジェットは効かんだろ」


 赤エイのエイヒレと巨大海牛(グルーン)の燻製、ソフト裂きクラーケン(イカ)……

 俺たちは客船で買ったお土産を、次々と並べていった。


「酒飲み用のメニューだな……」


{じゃあ、船長さんからもらったワイン、開けるのです!}


「そうだな。あと、普通に子ども向けのも出しとくか…… 《神生の大渦》」


 俺は、前世のファミレスにあったドリンクサーバーと、バッテリーを取り出す。

 ドリンクサーバーにバッテリーをつなぐと、かすかな音とともに、ボタンが光りはじめた。

 試しにメロンソーダを出してみる。炭酸水で割って…… うん、ちゃんと稼働するな。

 イリスがグリッターをあふれるように飛ばしながら、注ぎ口をのぞきこむ。


{ぷわああああ! なんなのですか、これは!?}


「好きな飲み物が出せる機械だ。ほら、ここを押すとソフトクリームも出るぞ」


{……っ! ぷはぁううう! 冷たくて甘くて、ふわふわなのです!}


「デスソースもかけるか?」


{最高なのです!}


 龍の子より先に、イリスが喜んだ。


「あとは、ピザ、ポテト、グラタン、唐揚げとハンバーグ…… よし、こんなものか」


{はい! じゃあ、Gキッズをご招待するのです!}


「その呼び方は、やめてあげて……」


 イリスが、ヘリのドアをオープンしたとたん。

 どさっ

 龍の子が転がり落ちてきた。

 いきなりのことに、状況がつかめなかったんだろう。

 素早く身を起こし、油断なく、あたりに目を配っている…… そして。

 俺と目が合った、次の瞬間 ――

 容赦ないパンチが、俺の(ほお)めがけて繰り出される……!


== なろう版はここまでです ==


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※ネオページでのタイトルは『転生したらなんでもできるスライム娘が押し掛けてきた』です
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