16日目 Other language
「さぁ、奏ちゃん!君の返事を・・・さっきの続きを!」
奏海は迷った。さっきまではもちろん・・・と言えたのに。
(どうしよう・・・秀先輩はすごく好き・、・・・でも炉火井は・・・・・!)
そう。秀と付き合う=ロビィに絡まれる。秀がモテない理由もここにあった。
(えぇーーーーい!!!!もう、どうにでもなれ!!!)
奏海は意を決して大きく息を吸い込んだ。
「私もっ・・・!秀先輩が好きです!!!!!」
「・・・・・・・・・・・・!!!!!」
秀の頭の中では祝福の鐘が鳴り響いている。
「奏ちゃ~~~~ん!!!」
秀はうれしさのあまり、奏海に抱き付いた。
「Oh~~~!!Shu~~~~!!!MeはShadeからAidしていたよ!」
草陰からロビィが現れた!
「ロビィ~~~~~~~~~!!俺やったよ~~~~~~~!!!」
「Oh~~~~!!Shu~~~~~~~~~!!!」
ロビィと秀は抱き合った。
(これからも私はこの人に絡まれながら生きていくのね・・・・)
抱き合う2人を見て、ため息がこぼれる奏海であった。
「おーーい!秀!タカシ!!」
佐久良が遠くから走ってやってきた。
「サク!?久しぶりじゃん!!」
「秀・・・・!俺を・・・・・うっすぅ~~~~い俺を覚えててくれたんだな・・・!」
「Oh!?Sa Ku Ra!まだGo homeしてなかったのかい!?」
かみ合わない3人の会話を奏海はぼんやり聞いていた。
「Hey!Sakura!!Hearしてくれよ!」
「おぅ!なんダ??」
「HereにいるOur friendなShuとCute GirlはNow、MEDE鯛のさ!」
「やめろよロビィ~!照れるじゃん///」
3人の会話はまだ続く・・・
「あ、そうダ。俺ってば秀のカノジョの“フセチー”まだ知らないんだけド・・・」
佐久良は突然意味不明なことを言い出した。
「ふ、ふせちー???」
聞きなれない単語に奏海は動揺を隠せない。
「あぁ、“名前”って意味だよ、奏ちゃん」
秀が通訳してくれたのだが・・・一体どこの言葉だろう。
「Oh?Cute GirlはKnowしていないのかい?」
「はぁ・・・あの・・・何なんですか?その・・・ふせちーとか・・・」
奏海は秀に尋ねた。
「マ○イドリンクの缶についてるシールをめくると書いてあるんだ!」
(で、でたー!マ○イドリンク!!)
困惑する奏海に秀は更に続けた。
「今度、その言葉を集めたマ○イ語録が出るんだ!」
「・・・・!?」
「Hey!MeはNow、Auto sale機でマ○イDrinkをBuyしてきたよ!」
「学校に売ってんですか!?」
高等部の自販機で販売中らしい。奏海は驚きを隠せない。
「Yes!MeはEveryday、Drinkさ!SealもSuchにGatherだよ!」
ロビィは表紙に“Myマ○イCollection”と書かれたノートを取り出し、開いた。
そこには“ヌッホp”と書かれた色々なバージョンのシールが貼られていた。
「ThisはヌッホpのPageだね!」
例)君はヌッホpだい?(君は何歳だい?)
この様な例文がたくさん書かれている。
(何なのよー!?)
「そうそう、ThisにはApplication編があるのさ!Sakura!?」
「おぅ、ご指名だナ!よし、タカシってヌッホpだっケ?」
「Oh~~~~?Forgetなのかい?Meは1987ヌッ生まれだよ?」
「あぁ~~~そうそう、1987ヌッだ~~!」
どうやら“ヌッ”で年という意味らしい。
「なんだよお前ら~~俺も混ぜてくれよ~~~」
秀は奏海のことを忘れ、2人の中に入って行った。・・・せっかく結ばれたというのに!
(何よ!?私ってばまた炉火井に負けた!?)
だんだんイライラしてきた奏海。
(しかもロビィ先輩、怪しい英語どころか・・・わけわかんない言葉も覚えようとしてるし!)
そんな奏海の心の中を知ってか知らずか、声をかけたロビィ・・・
「Hey!Cute Girl!MeのNotebook貸してほしいのかい!?」
「No thank you・・・」
「Oh!?Cute Girl!MeよりPronunciationがGoodじゃないか!?」
ロビィは少しショックを受けている。
「さすが俺の彼女!」
秀は少し自慢げである。
「ねー、君のフセチーはー?ヌッホpは~??」
(この3人、本当に仲良いのかしら・・・)
やっぱりかみ合わない3人の会話に奏海は呆れている。
「えぇと・・・三上奏海、中等部3年です。」
とりあえず佐久良の質問に答えた。
「じゃぁ奏ちゃんは1988ヌッ生まれなんだね!」
「Oh~Cute Girl!Youngだね!!」
「YoungだYoungだ!!」
やっとかみ合った3人の会話・・・
「Youngって1年しか変わらないじゃないですか!!」
しかも奏海は3月生まれなので、1989ヌッ生まれだ。
「もうっ!!私帰ります!!!秀先輩、また明日♪」
奏海は秀に手を振ると、寮に向かって走っていった。
「See you again!Cute Girl~~~~~~~~~~!!!!」
秀も手を振ったのだが、ロビィの声に負けてしまった。
(できれば二度と会いたくねーーーーー!!!!)
もう少しで奏海は夕日に叫ぶところだった・・・・
この話で出てくるフセチーとかヌッホpは、当時作っていたHPでの文字化けに由来します。
プロフィールページの「名前」が「フセチー」に文字化けし、「年齢」が「ヌッホp」に文字化けしたのですー。
これがやたらツボに入った私と香月ちゃん・・・という覚えが。違ってたらごめん(笑)




