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異世界で大航海!?  作者: フェル
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目指せ海賊団結成!? まずは仲間に慣れて貰うことからでしょ その4

 石岡の町から鹿島湊に戻り、積荷をすべて処分し助川の町への初航海へと向かう。

 鹿島湊~那珂川の河口を経て~助川に入る。5時間程の海路となる。

 船をつけた場所と言っても大型船舶で乗り付けることは難しいように見受けられる。


 助川の商家を探し歩き辿り着いた。主要交易品は魚肉、穀物、それと鉱石中心だった。石塚の町の石塚屋さんの伝手を示し鉱石の売買ができた。ただ、ここは群馬太田の御殿様の直営のはずである。フェルが期待していた国産の鉄鉱石は在庫が少なく、しかも高額だった。ただ黄色い鉱石や銅鉱石があった。鋳造レシピより銅鉱石から銅の加工を試すと成功した。黄色い鉱石も試すのだがMMOでは黄色い鉱石からスズ、亜鉛や若干の金へ加工する鋳造レシピが存在し、試しに1回ずつ成功がでるまで加工するとすべて一発で生産に成功した。同様に黄色い鉱石を工芸で宝石を磨くことも可能だ、失敗すると素材の鉱石はショボーンとなる、フェルの気持ちもショボーンとなる。磨く処理に3段階の普通、匠、極レシピあり成功率がそれぞれ違う、いずれも成功か消滅かしかなく、ほとんどが消えゆくという過酷な生産となる。成功率が一番高い極の工芸レシピでそれぞれ磨くと、キャッツアイ、トパーズ、琥珀を磨くのに成功した。石塚や常陸太田の御殿様にこれがバレルとこの町で黄色い鉱石の精錬師として一生を終えそうな未来が見えたのでこれは極秘としておくのがきちだろう。

 或いは、開き直り巨額の利益を挙げつつ、鉱山枯渇対策として自費で開港し、異国から各鉱石を入手しつつ巨万の富オンラインするのもありかもしれない。博多や堺に負けない貿易港、助川が明治維新ならぬ戦国維新にルルルン♪と登場する計画は今は封印しておきます。ルルルンの後の♪(おんぷ)は大事です、念のために遠野的に捕捉しておく。


 精錬結果をまとめると以下のように予想される。

 黄色い鉱石4=>金1~2。1000個の鉱石から300~400個位を抽出可能。

 黄色い鉱石1=>硫黄1~2。1000個の鉱石から期待値1600個を抽出可能。

 硫黄と同様に、スズ鉱石、亜鉛鉱石も取れそう。

 銅鉱石1+スズ鉱石1=>青銅2~4。1000個の鉱石から330~440個位を抽出可能。※鋳造ランクの要求が金よりの半分なので大成功し易い。

 銅鉱石1+亜鉛鉱石1=>真鍮2~4。1000個の鉱石から330~440個位を抽出可能。※鋳造ランクの要求が金よりの半分なので大成功し易い。


 つまり助川の交易品は海産物や穀物と黄色い鉱石や若干の銅鉱石、金がある。但し金はご禁制の扱いらしい。鉱石を加工すると硫黄、銅、スズ鉱石、亜鉛鉱石、青銅、真鍮しんちゅうが得られそう。


 市場調査と精錬により夕方になってしまったので、今日は助川で停泊することにした。しかし助川の加工貿易は凄く儲かるけど、どうしよう。毎日、助川で工業品が暴落し続け、まさに軍需物資だと、常陸太田の御殿様から・・・以下自粛。船内加工+隣町で売買して捌くか、それでも短距離で往復ブーメランすれば助川の鉱石在庫が薄くなり、常陸太田の御殿様の市場調査網に触れ、必ず要因としてフェルの船団をしあてるだろう。またフェル以外の加工要員を増やさないといけない問題が上がってきた。


 助川の商家さんから銅鉱石や他の鉱石の扱いを多くできないか、尋ねてみたが色よい返事を聞けず、最後には山師・谷口仁右衛門へ紹介をして貰えた。早速、訪れた。


「仁右衛門さんはこちらにいらっしゃいますか?」とフェルが丁寧に尋ねる。

「はい、どちら様でしょうか?」と山師の家から返事がある。対応してくれたのは若い娘だった。仁右衛門さんの女中さんとかかもしれないとフェルは思った。

「航海者のフェルと申します。石塚の町から鉱石の買い付けに来ました。その件で仁右衛門さんにご相談があります。」と申し入れをしてみる。

「では少々お待ちください。」と案内される。

 暫くすると中年、ひげ顔の男が出てきた。

「私が谷口仁右衛門です。どういった御用でしょうか?」と詳細を聞かれる。

「鉄鉱石と石炭と硝石を探しています。助川の町にて硫黄や銅が商われているようですが鉄や石炭、硝石はないようでした。仁右衛門さんならご存じないでしょうか?」とズバリ聞いてみる。

「はて、鉱山の知識は山師の命ですぞ。それを単にお聞きになると?」と仁右衛門は少し怒りながら言う。

「ですね。では黄色い鉱石を幾つかお借しください。面白い座興をお見せしましょう。ご納得頂けなければ黄色い鉱石のお代は倍お支払致します。如何でしょうか?」とフェルが畳み込む。

「ほう、それは。鉱石に関する座興ならばお受けせずばなりますまい。鉱石はこの位でどうです。」と仁右衛門が黄色い鉱石、銅鉱石それぞれ10樽相当を指す。

「では拝借しまして、ほい。」とキャッツアイの研磨をする。一回目は大成功だった。

「仁右衛門さま、こちらの石を取り出してございます。光にあてご覧ください。」とキャッツアイを1つを差し出すフェル。大成功なので実は2つできてるが手元に留めておく。

「なんと、真ん中にうっすらと光が入り綺麗なものですな。」と仁右衛門は驚く。

「はい、猫目石にございます。光をあてますると猫の目のように筋が入ります。この鉱石から取り出す方法は至難の業でございますが今日は吉日だったようで一発で成功致しました。で、座興にご満足頂けましたか?」とフェルがすました顔で言う。

「分かった。私が知る鉄の産地、石炭とやらの産地を記そう。但し条件がある。その抽出方法を教えて欲しい。後、その情報は他言無用、情報源はご内密にということでお願いしたい。」と仁右衛門が条件を出す。

「他言もしません。情報源の秘密は厳守しましょう。ただし製造方法は山師の方では一番簡単な抽出方法のみ再現できますが、成功率が低いと鉱石が無駄になります故、どうでしょう。私の交易船を定期的に回しますので鉱石の輸送をお引き受けします。つまり助川の鉱石の在庫がだぼつくことがなくなる。ということが1件と、この術がご入用の際には定期便の長、同行の五助、おトキ、甚八等にお伝えくか、急ぎならば石塚の町の石塚屋さんにご連絡下さい。助川の御宅まではせ参じます。」と応え、五助、おトキ、甚八を紹介する。

「あと、この素晴らしい猫目石は私の自由にしてよいか?フェル殿」と呼び方を変える仁右衛門。

「どうぞご自由に、元々は仁右衛門様の鉱石です故、お持ちいただくのが道理でございましょう。」

「七日後には資料をまとめて置きましょう。私がいれば直接お渡ししますし、不在ならば娘に言い置きます。先ほどのが娘になります。」と仁右衛門が言う。

 あ、女中さんではなくお嬢様だったのか。とフェルは一人思った。

「はい、では失礼します。」と辞して退去するフェル。


 明日の採掘予定は中止になった。更に北に行き、気になる常磐じょうばん、飯野平の城下町に行ってみるか。船にみんなで戻り休むことにした。

本日、体調を崩しました。午前の分は見送りました。

あと、国内だと九州や北海道が石炭の炭鉱が多かった気がしてましたが常磐ハワイアンセンターからヒントを得ましたがあれは炭鉱(炭田)だったはずです。飯野平の城下町はいわき市となるので次話で見つかるかも知れません(文献整理中)。

では失礼します。

Byフェル。

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