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異世界で大航海!?  作者: フェル
13/17

目指せ海賊団結成!? まずは仲間に慣れて貰うことからでしょ その2

翌朝、フェル、五助、おトキ、甚八の3人は石塚屋の店先にて集う。

まず石塚屋さんから水稲と小麦を買い占め、鹿島のお酒32樽、ビール72樽になる。


「さあ、今日は海に出ます。」と言い渡し場から出航する。


北に向け進路を取り烏山へ舵を取る。

「今日は烏山に向かいます。」と言い切るフェル。


「常陸国をでるのですか?」と甚八さんが言う。


「河は続いていますから、ただ様子見て無理ならば戻ります。」とフェル。

河が蛇行すると2枚の三角帆を使っての進路変更が難しくなる。MMO的には自動航法で良いが移動時間がかかり交易の効率性が落ちる。やっぱり海がいいよね。


「さて、御三方が揃ったので航海しながら話しますかね。」とフェル。

「「「はい」」」と三人が応える。

「3~4隻編成で船団を組んでいます。これは河岸には小型船が向いているのが1点あります。今回の小型船4隻編成の積載はだいたい大型船1隻の積載とほぼ同等にしていますこれは座礁や難破した際に動ける船があれば船乗りの皆様を移乗させ帰港できるという安全を配慮するのとすべての荷が失われない限り次の航海へ繋げることができます。まぁ生きていれば次に繋がるので万一の場合は人命を優先し商売の利益は二の次など高度な判断が必要でしょう。海運の場合、小型船だと外洋に向かないことが多く、大型船での運用になります。運搬する荷物は多くなりますが危険も多くなります。」

「「「はい」」」と三人が応える。


「帆の形状が少し違うと思います。三角帆であり、向かい風から斜め向かい風までの風を上手く捌きます。追い風の場合はほぼ動けません。風向きが変わるのを待ちます。複合帆なので追い風でも若干は進めます。」

「「「はい」」」と三人が応える。


「そう言えばおトキさんは針子の際に糸を紡いだり、紐を編んだりしましたか?」とフェル。

「はい、糸も紐もできますよ。」とおトキさん。

「船でも沢山のロープが使われています。縫製の仕事は密接に関わるので是非、ご協力ください。では舫結び(もやいむすび)の方法や各災害と対応は船員さんから案内して貰いましょう。」とフェルが船員に説明を依頼する。流石に舵を手放せなかった。

そうこうしているうちに2時間が過ぎ烏山の町に着いた。途中、中洲がある場所が数か所、蛇行する場所があり 烏山の先は遡上するのに危険と判断ました。特に満載だとね。

4隻の船乗り付け烏山の町に入るフェル一行。

まず商家を探し歩く、街の雰囲気はのどかという感じです。

「街中に八雲神社がありますね。鹿島の酒はうれるかな。」と街並みを見て少し心配する。

「お酒は貴重ですから大丈夫でしょう。由緒ありますから更に。」と甚八が返す。

じゃあ、行ってみよう。


烏山の商家の1つに入り、声をかける。

「こんにちは、航海者のフェルと言います。」と挨拶をする。

「こんにちは。私は番頭になります。どのようなご用件でしょうか?」と初めての顔、異国人に対して警戒しつつ対応してくれる。

「お酒をいくつか引き受けて頂きたく思います。常陸の御酒と外国の御酒になります。」とフェルが切り出す。

「御許可はございますか?」と番頭が確認する。

「いえ、初めての訪問で取り扱いの許可はありません。何か手続きが必要でしょうか?」と確認するフェル。

「まず許可が先ですね。」と門前払いにする番頭。

「そこを折り入ってお願いします。常陸国の産品と下野国の産品を交換することで物が流れそれぞれに利があると思うのです。ご一考をお願いします。番頭さん。」

「物を見せてください。」と番頭が断りを入れ、品を見定める。

暫く考えた上で「この酒はどちらで手に入れたのでしょう。」と問う。

「鹿島湊の物と同じです。」と応じるフェル。

「それは。主人と相談してきます。」と奥に下がる番頭。

暫くして奥に通されるフェル一行。

「こんにちは、私が島崎屋のあるじです。よしなにお願いします。」と島崎屋の旦那が挨拶する。

「初めまして、航海者のフェルと申します。この度は鹿島のお酒と異国のお酒を運んで参りました。ご興味がございましたら島崎屋さんに扱いをご相談させて頂きたく。また今後も踏まえてご検討下さい。」と丁寧にお願いする。

「なるほど。今後もですかな。で、主にお酒となりますか。」と興味気に聞く島崎屋さん。

「主に鹿島など海からお持ちする物となるため、塩や海藻、魚、貝の干物も考えています。今回お持ちしたのは軽い物、利益が高めの物をお持ちしています。初めての川筋でして、安全を見て少なめの商品をお持ちしています。」とフェルが説明する。

「塩に干物ですか。確かに内陸部では入手が難しゅうございますね。」と算盤をはじき始める島崎屋のあるじ

「はい、水運なので割と多く運搬できます。採算次第ですが、月に一度や二度お伺いを検討しています。で、ご用意頂ける産品はどのような物になりましょうか?」と水運の算盤をはじき始めるフェル。

「そうですね。農作物を中心となりますか。」と返す、島崎屋のあるじ

「農作物だと常陸国と似たようになるかと、翌日に届くわけでなく数日経るため穀物が中心になりましょうか?」とフェルが運搬しやすい産品に絞り始める。

「あとは烏山の紙ですかな。」と島崎屋が応える。

「単価は高そうですが水気、湿気に配慮が必要な産品ですね。どちらが防水対策の責を負うかで値が少し動きますね。木製の工芸品もありそうですね。漆塗りの何とかとか。」と少し値切りを溢すフェル。

「紙の他に細工物もあります。漆も少しならば融通できそうです。」と島崎屋さん。

「大まかに、生産者と島崎屋さんで6、私ども河岸が4で、常陸国で捌くことになりますね。距離と危険度の兼ね合いをご検討下さい。」と見積もるフェル。

「単価と大きさ、重さ次第で河岸の領分も変わりましょう。」と応じる島崎屋さん。一律でなく軽いもの、小さく高価なものは値切るぞと。うわ、お酒値切る気だわ。でも引き取ってくれるってことだ。

「今後のことがございますので鹿島のお酒32樽、ビール72樽はご挨拶代わりにお受け取り下さい。帰りの便で小麦250、水稲250、紙100、木工細工100をご用意ください。」とフェルが締める。

「ハハハ。ご用意しましょう。値は穀物が100文/樽、紙が1貫文/樽、木工細工は1~2貫文、出来物に依存でお願いしたい。」と提示が来る。これは常陸国より高かったりする。

「少し厳しめの値ですね。代わりにお酒、塩、魚の干物、海藻の干物の値段を高額のためにお聞きしたい。」と次回以降の運航に差し障る個所を詰める。

「塩は1樽当たり1貫500文、お酒は2貫文、干物は素材や品質次第で200~400文でどうでしょう。正直、生活物資が一番捌き易いため、塩と干物を優先的にお持ち込み頂ければと思います。」と島崎屋のあるじが提案してくる。

「まとまりましたね。」とフェルが応じる。

「はい。」

「下総、常陸、下野の動向次第で定期便が止まることがあります。戦争中に河岸をすると、兵に無償で徴収されかねず商売を見合わせることがあります。ご理解下さい。」とフェルが事前に断る。

「半刻でご用意させましょう。」と島崎屋のあるじ

フェルは島崎屋に300貫文(銀貨30万枚)を払う。

「はい、私どもの荷物はこちらに倉に置きます。荷受けのため船着き場に戻ります。」とフェルはいい。フェル一行は用事を済ませた後、船着き場に戻る。


出航前に工芸レシピで生産する。鹿島の神酒42樽、ビール102樽ができた。烏山から長倉の町まで1時間かけ、到着する。

ニワトリ~卵オンラインを実行し、ニワトリ10羽を残したまま羽毛500樽を生産する。


「さておトキさん、長倉の商家で羽毛30樽ずつ売ってください。途中で販売量を増やすので連絡しますね。」とフェル言う。

「はい、わかりました。売ってきますね。」と明るく言うおトキさん。

1周目、おトキの交易LVが3上がり、3となった。

2周目、おトキの交易LVが3上がり、6となった。

3周目、おトキの交易LVが1上がり、7となった。

5周目、おトキの交易LVが1上がり、8となった。


「ここからは100樽ずつでお願いします。」とフェルが指示を出す。

6周目、おトキの交易LVが1上がり、10となった。

7周目、おトキの交易LVが1上がり、11となった。

9周目、おトキの交易LVが1上がり、12となった。


「最後に500樽お願いします。」とフェルが指示を出す。

10周目、おトキの交易LVが3上がり、15となった。

・・・ 石塚町で調味料が暴落しました ・・・


長倉の商家で追加購入した分の小麦と水稲から酒類を製造する。

「ではお酒すべて売却お願いします。おトキさん。」とフェルがお願いする。

おトキの交易LVが2上がり、17となった。

次はおトキさんに羽毛はお任せしようかな。羽毛布団の仕様が決まれば渡し場で販売も船で配送もできそう。まさかの代金引きも?


「さて、おトキさん。交易はどうでしょう。もう少しで中型交易船は操船可能になると思います。」

「はぁ、実感が羽毛でモフモフしています。私にもフェルさんの暴落グセがうつった」ようです。

「大丈夫だよ。昨日、僕らもうつったもの。」と甚八さんが力強くいう。横で五助さんまで頷いている。

「じゃあ、次は何を暴落させますかね。」


「さて針路を石塚の町に取ります。念のため相場見てすぐ鹿島の町に行っちゃいましょう。多分、内陸だと紙や木工細工はまだ安いから鹿島方面がいいかと思う。」と烏山の商品の売り先を心配するフェル。


「「「なるほど」」」と一同。

「鹿島だと陸の物を。石塚や烏山だと海の物を売るのですね。」とおトキさんが話しかける。

「ですです。後は町固有の産品があれば良いですが隣国ですと少し税がね。」とフェル。

「そう言えば通行税はどのようになりますか?」と五助が聞いてくる。

「陸の方は石塚の岡部さんからは税は言われてないですよ。異国船に通行税を吹っ掛ける不当な輩はいないようです。まあ海賊が不用意に襲ってくれば撃退していますけど。」とフェルが応じる。

「それは通行税とれてないだけじゃないの?」と突っ込むおトキさん。

「水先案内人なしで航海していた。あ、それで鹿島湊でにらまれたのかも。でも鹿島の造り酒屋の知人と言ったら対応が優しくなった気がする。」

「フェルさん、それ。鹿島神宮に携わる商家に鹿島湊の物が不用意に手を出せないですって。」と五助さん。

「石塚や石岡の街でも通行性は言われてないですね。でも石塚屋さんの名前を出していた。」とフェル。

「そりゃ、岡部様や石塚屋の旦那様は石塚や石岡で商売は許可されていますから、それを引き合いに出されればそうなりますね。」と五助が応じる。

「烏山の商品は割高なのは関税込みというか、島崎屋さんの名借り代と見ればいいのか?」とフェルが思案する。

「そうじゃないかしら。」とおトキさんが頷く。

「本佐倉、森山、小田、土浦、木原の城下町、香取の門前町なども石塚屋さんや岡部様の伝手つてがないから関税や仲介手数料が高そうだな。」懸念事項が増えたフェル。

「大丈夫ですよ。フェルさんなら何とかしちゃいます。」と宿題をそのまま押し返す、おトキさん。

解いてください。とちょっと内心に浮かぶフェル。


石塚の町に入ると、五助さんだけ冒険4LV、おトキさん、甚八さんの冒険LVが3となった。

石塚屋さんで確認すると仕入値と卸値が分かった。

穀物:仕入100文 卸値 70文 (赤字)

紙 :仕入1貫文  卸値 800文(赤字)

木工細工は生産してないから同じくらいだそうです。


羽毛はまだ暴落中だった。鹿島に逃げよう。

航海者のステータス

名 前:フェル(遠野はるき)

称号: 工芸マイスター(切替可能)

年 齢:13歳

身 長:153cm

体 重:52kg

L V:冒険∞/交易∞/戦闘∞

A P:*9999 of *9999

冒険職:盗賊

交易職:宝石商

戦闘職:船大工

所持金:銀貨199,780,000

預 金:銀貨1,000,000,000 ただし封印中

アイテム65枠(塩漬け魚の木の実添え 100個)

船内倉庫30枠*3

共有倉庫*3、商会共有倉庫*1 ただし封印中


副官1:五助

年 齢:25歳 ♂

身 長:158cm

体 重:57kg

L V:冒険4/交易13/戦闘0

冒険職:ハンター(漁師の出)

所持金:1038貫文 ※1

言語 :日本語


副官2:トキ

年 齢:15歳 ♀

身 長:143cm

体 重:・・kg

L V:冒険3/交易17/戦闘0

交易職:仕立師(漁師の出)

所持金:866貫文 ※1

言語 :日本語


副官3:甚八

年 齢:23歳 ♀

身 長:168cm

体 重:65kg

L V:冒険3/交易13/戦闘1

海事職:傭兵(河川の近くで育った)

所持金:1038貫文 ※1

言語 :日本語

※1 1貫文=銀貨1000枚相当とする。

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― 新着の感想 ―
[一言] 江戸時代の通貨   1貫文=銅貨1000   1朱(銀)=銅貨250
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