放課後からあげ
自虐ネタはしないって決めてるんだ。
……もちろん作者の前書きについてさ。
何のことって?
別に意思の表明だよ。
女子A「放課後皆でカラオケ行きません?キュルン」
え?
男子G「いいね、だロボ」
カラオケか〜。
女子T「怜くんは行くの?ふんふん」
そう、それが聞きたい、知りたい。
怜「え……う〜ん…」
ゴクリ。
女子E「あ、先輩達も後輩達も誘おうよ、ふわもこ」
?!
確定演出。
私「怜さん、参加してみては?親睦を深めるのもいい経験です、それに私も参加します、疲れたら帰るでいいし、私がいれば何かと便利ですよ」
怜さんは迷っているようだった。
もう一押し。
私「お願いします」
怜「……わかった」
しゃあ!!!!
私「あ、私誘いたい先輩がいます、怜さんは知ってると思います、前の体育館の時に坂嶋先輩の隣にいた人」
怜さんは安堵したような顔をしている。
無表情に見せかけて、なんだかんだ表情豊かだな。
私しか気づいてないか。
女子E「名前、分からない?ふわもこ」
あー名前しらいな〜。
私「じゃあ、坂嶋先輩でお願いします」
女子T「じゃあ、今から誘ってくる!ふんふん」
怜さん…露骨に嫌そうな顔になった。
女子E「先に皆で行って待っていましょう、ふわもこ」
わかりました。
私「行きましょう、怜さん」
怜「うん……」
徒歩でカラオケまで行くことになりました。
女子E「にしても、女子Tちゃんは本当にありがたいよ、実は誘えるか不安だったんだ、ふわもこ」
そうだったんだ。
男子G「あ、怜くん、帰りたくなったら言ってね、だロボ」
怜「うん…」
皆が思い思いに話している。
私「そういえば、なんで皆を誘ってるんです?」
女子A「親睦会も含めてね、それにクーポン券が余り過ぎてて…学割も効くからすっごいお得なの、だから時間がある人はカラオケに一緒に行くよ、ストレス発散になるし、仲良くなれるし、キュルン」
へぇ…。
私「どれくらいお得なんですか?」
女子A「1時間か30分のどっちかしか頼まないんだけど、50円くらい、飲み物もクーポン券使えば、80円だよ、キュルン」
おっ得ぅ…。
男子G「他にも呼んでおいた、もし苦手な人がいたら遠慮せずに適当な理由で抜けちゃっていいからね、だロボ」
あら、気が利くね。
女子A「お、見えた…あれだよ、キュルン」
おお…大っきい建物。
棺桶……名前のセンスいいな。
入店。
受付「はい、何のようですか?」
歌いにきたんじゃ。
女子A「1時間お願いしまーす、ドリンクバーのクーポン券あります…それと他の人も来るので、大部屋いいですか?キュルン」
受付「はい、大部屋ですね、学生さんなので、80円それと…ドリンクバーの…クーポン券…はい、合計160円です」
大部屋なんてあるんだ…。
そして結構緩いな…学生証を提示しなくてもいいとは。
もしや…新人?
男子G「行こうか、だロボ」
私「はい…学生証は良かったんですか?」
女子A「うん、もう常連だし…それに私の親がここの…ね、信用してくれてるんだ、キュルン」
へぇ〜。
私「ドリンクバー、セルフなんですね」
男子G「せっかくだし、持ってこうか、だロボ」
女子E「ここのドリンクバーは桃メロンジューシーがおすすめだよ、ちなみにそれをコーラと混ぜると脳のお汁が沢山出る、エッグい飲み物になるよ、ふわもこ」
…遠慮しとこう。
私「怜さん、何飲むんですか?」
怜「……メロンソーダ」
ほっほう、いいですな。
私は……この、木星レオタードにするかな。
怜「……それ…何?」
木星レオタードをお存じない?
私「これですね、知りません」
男子G「…それ、普通のラムネだよ、変な名前だけどね、確か…小学生が考えた名前だったはず、だロボ」
ふ〜ん。
女子A「さて、ここが大部屋だよ、キュルン」
おーぺん。
おお〜、素晴らしい…広い。
私と皆は飲み物を机に置いた。
私「ここ座ろっと」
各々が座り始める。
男子G「じゃあ、もう歌うね、だロボ」
早いな……。
女子A「イェーイ!!キュルン」
男子G「それじゃあ……最初は…これ!だロボ」
でっかいモニターに超宝島と映された。
音楽が鳴り始めた…。
おお…踊っとる…。
あ…タンバリン…。
私「怜さん、これあげる」
怜「……えぇ…」
タンバリン押し付けてやったぜ。
私はマラカス。
男子G「手拍子も頼むよ、だロボ」
この曲久しぶりに聴いたな。
あ、ボックスステップしてる。
…ん?…机に…メニューが置いてある…。
お腹空いたら料理も頼めるのか……。
カラオケって頼もしいな。
男子G「次のぉ〜…その次のぉ〜、だロボ」
ん?
ドアをノックされてる。
女子T「お待たせ~、坂嶋先輩は少し遅れるって、それと光臨先輩と萌萌ちゃんと鯨先輩が来るよ、ふんふん」
まじかぁ〜…映映さんはええとして、光臨先輩かぁ〜、それと鯨先輩って誰ぇ〜…新キャラかぁ〜…ここでかぁ〜。
私「光臨先輩はセクハラするかもしれないので怜さん、角に座って、私がバリケードになる」
小さな声で私は怜さんに言った。
怜「うん…」
よし、これでひとまずは…。
光臨先輩は何をするか分からない…要注意人物だ。
光臨「どこだぁ〜?怜くぅ〜ん」
キス顔で部屋に入ってきやがった。
光臨「みつけた」
これほどゾワッとするみつけたは初めてです。
近づいてくる…だが、私がいる。
光臨「ねぇ…そこどいて?」
私「嫌です、なんでどかないといけないんですか?」
光臨先輩は笑っている。
これは…私じゃあやりきれない…。
光臨「へぇ…どかないの?」
私は頷いた。
光臨「そっか、でも…本当にどかなくていいの?」
なんだ……その聞き方…。
どかなくていいの…?
うぅ…怖い…でも、ね…私はどかへんよ。
私「ええ、どきませんとも」
光臨「そっか…こんなに忠告してるのに…後悔してもしらないよ?……これが最後の忠告だ」
ご…ごくり…いや…ハッタリだ……威圧だけ押し切ろうって言うただの嘘……これは……このまま…。
………待てよ…光臨先輩の性格上……それとさっきの言葉……ふ、ふふふ…浅い人間だったな…解けました…その嘘…名探偵私…さっき、光臨先輩は後悔するよと言った…そして何かをしてもおかしくない性格…行動力がある…んで…この人は許可をもらえばどんなことでも自分の欲を出し尽くす…怜さんに告白した時もそうだった、さっき忠告と言ったがそれは許可を取っているようなものだ…怜さんの時も力ずくと言っていた………最後に…この位置、この角度……諸々の情報を合わせて合理的に組み合わせた結果…この人は私の膝に座ってくる、…それが確実だ…それで苦しいようなら、じゃあどきな、みたいな事してくる…そこで耐えても、怜さんの隣になっているから光臨先輩は目的を達成できる…。
ここで私はどう動くべきか……申し訳ないが私は坂嶋先輩と怜さんの味方だ…。
だから、光臨先輩には嫌われてもよしってこと…つまり…嫌われるであろう事を今、する!
光臨「はあ、仕方ない…そっちがその気ならこっちも力ずくで…」
きた…!
タイミングを見計らえ…顔を偽って…油断させろ……。
私の前に…きた…座るぞ!!
わがままなあなたには少し痛い目を見てもらう、物理的に。
腰が曲がった……私の膝に着地するつもりだが!
そうはいかない!
さぁ…こい!
その勢い……油断したね…。
私は人差し指と中指を両手で合わせて上に向け、太ももに配置して、発射した。
狙いは…けっつの穴!!
悪いな、私の初めての経験をあなたに捧げさせてもらう。
おら!!
光臨「ごっ……」
光臨先輩は床に膝をつけて座り込んだ。
………光臨先輩はこっちを振り向いた。
?!!!
と…とても…嗜虐心をくすぐらせる…顔をしてらっしゃる。
…涙目………。
よかった…皆は歌に夢中だ……。
光臨「…いたぁい…よぉ…」
めっちゃ…女の子……。
……やり過ぎた………。
私「すいません…膝に急に座ってくるもんで…発作が…」
光臨「おひり…いたぁ…い…」
私「ごめんなさい……」
?「からおけきたよー、俺の奢り〜、ホゲェェェェェ〜!」
こんなときに私のお腹の音が鳴った。
もろに食らったな。
・__________・
へっ。




