席替え
ほんますまん、BLだから許して。
今日は席替えの日。
皆はテンションが上がっている。
私はと言うと、全然だ。
別に親しい友達もいないし、好きな人もいない。
だから、別にどうでもよかった。
少し時間を稼げるのはいいなーくらいだった。
隣には静かな人が来てくれれば最高だと思っていた。
なのに……なんでよりにもよってこのクラスの一番の優等生が隣になるんだよ……嬉しくねぇよ…。
はぁ…まぁ、静かだからいいか…。
この隣に座っているイケメンで天才で白髪で目がキリッとしてて、少し肌が黒く、完璧と言われている男子は鶴見 怜さん……ガチでモテる人。
異性からも同性からも頭よし、運動神経よし、顔よし、ここまで来ると少し怖い。
神はなぜここまで偏った生物を作ったのだろうか。
担任「はい、席替えはこんな感じかな」
はぁ…目が悪いって嘘でもつこうかな…。
視線を感じる…。
隣が、人気だとその周りにいる人間も見られるからな。
トラブルのもとだ。
怜「よろしく」(・_・)
あ、はい。
私「よろしくお願いします」
頭を下げといた。
悪い気はしないけど、良い気もしない。
これでイジメとかが始まったら一生恨む。
まじで。
担任「授業するでー」
授業が始まった。
だるい…朝から席替えに体力を減らしてしまった…。
温存温存。
そういえば…怜さん…ずっとその顔だな。
感情とかないの?
クール系で、澄ました顔してる。
ふぅ…今日も疲れーたー。
帰りがいっちゃん好き。
只今、ただいまー。
私「帰り申した」
母「おかえ〜り〜」
さて、私には趣味があります。
なんでしょう。
3…2…1…0。
BL漫画一気読み。
一気読みはたまにしかしないけど。
家にあるBL……これほど至福のひとときを過ごせる環境はない。
明日も学校……学校を頑張れるのはBLおかげ…後、飯。
さてさて、お風呂入ったら、電子書籍でも見てみよう。
ひぃーお風呂さっぱり。
そんでもってベッドにダイブ。
さぁ、読むぞ。
くぅ…きた…きたきた…うぅ…効っくぅ。
ぁー。
きたきた…うぅ、すぅーーーはぁーーーー。
染み渡る……五臓六腑でございます。
腹がなった、お腹空いた。
飯を食べよう、お母さんが作った飯。
飯とBLがあれば生きていける。
食事を終えて、BLたいむ。
………………………………………………。
およ、もうこんな時間か。
熟睡眠っと。
はぁ…憂鬱だ。
学校に行かないといけない事実で頭がはち切れそうだ。
だが嫌なことばかりではない。
私の趣味はもう1個ある。
それは男どもの筋肉の観察。
休み時間の時や、部活、運動をしている筋肉を観察する。
それが私の趣味だ。
今日も体育館に向かう。
上の部分ギャラリーに行って、筋肉を見る。
ん?先客がいるみたいだ。
怜さんがいる。
おっと、筋肉の観察をしないと……ふむふむ……。
………………………………………………。
てか…なんで怜さんはここにいるの?
友達でも待っているのかな…。
お?
シュート入れた。
すごいな。
怜さんが待ってる人は一体……。
私がそう思って横を向くと信じられない物を見た。
え……何その…顔……絵文字で表すならこんな感じ(^・^)
そして私の心の中はこんな感じ_| ̄|○
ちょ…何その顔…え?
やばくない…?
かわよ…。
ハッ!
私は何を……。
あんなクール系男子を可愛いと思ったの…?
いやいや、ちょっと違うか…少しビックリした。
ないよね…あんなギャップあるよ、なんてさ。
見間違え……チラ……ほらー。
ね、やっぱりクールだ。
お、またシュート入れた…あの人うまいな…。
チラ…。
え……何その顔……えぇー。
ギャップありすぎてキモ。
え、どうゆうこと?
あれ、シュート入った…あれは違う人か。
ん?
クールの顔に戻った。
んん?
お、何度も何度もシュート入れてる人がまた入れた。
お、変な顔になった。
変な顔って言うか……赤い…赤いぞ顔が…。
嘘………待って、私の中で1つの考えが思いついた。
これは…もしや…恋!
うわー激熱案件。
これは…いい…相当いい。
あの…顔…最高だな…。
あんな顔見たことないぞ…。
まあ、私、人の顔ジロジロ見ないけどね。
緩みきったあの顔…相手は…?
……確かあの人は……坂嶋先輩…。
1つ上か。
あの中では一番ガチムチ…一番えろい。
怜さん…君は趣味がいいな。
確かに…ガチムチだけど……やっぱいいな。
腕…太いね。
でも腰回りは細い……くぅ…。
ナイス。
怜さんは坂嶋先輩がラブ?
ほぉーう…。
学校でこのモードを発動するときが来るとは…。
あれ、坂嶋先輩がこっちを見た。
笑った!笑ったぞ!怜!
怜に向かってだぞ!
さぁ!怜、あんたはどうすんの!
顔…背けてるし…あ、立ち上がった。
え?帰るの?
すごい恥ずかしそうな顔するじゃん。
顔真っ赤じゃん。
え?確定じゃん。
………………………………………………。
学校最高!
いんやぁ〜かわええんですわ。




