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グッバイサンセット
こんがり日が焼けた。午後四時、有線放送のチャイムと共に焼けた空。あの飛行機雲は明日への生命線や。なめやがって。自然。自然。ネイチャー。俺は自然に完全に丸め込まれて、一日のタイムスケジュールが終わる。そしてパンケーキを焼く準備に取り掛かる。ボウルにあれこれ混ぜる。混ぜる。かき回す。一日をぐちゃぐっちゃにかき回す。あの娘との思い出を。ぐちゃぐっちゃにかき回す。忘却、忘却、喪失→再生。自我という自我が回転し、ボウルから弾け飛んで、飛び散る。そっかそっか、俺は確かに間違っていたのかもしれない。そうだそうだ。それを訂正しようがない。ならばこのようにして。かき回す。俺が解放されていく。飛び散ってそぎ落とされて、まんまの俺。まんまの俺がボウルに固体化している。グッバイ、サンセット。今から焼く♪




