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最強の剣聖は自由を求め、転生する!〜世界最強の自由人〜  作者: 冬城レイ
第五章「王国と帝国の戦争」

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ギルティナの力の一部

「大剣殺し。これは約千年前に作られた、剣聖に対抗するためのロストアイテムだ。大剣殺し―――ブレイク」


 千年前……確かに私には敵が多かった。私に対抗するためにいくつもの武器や魔法が作られていた。だが、帝国が、魔剣を作っているという情報は耳にしたことがなかった。


「残念だけど、そんな説明されても私には関係ないわ。大剣を本当に破壊できるって? やれるものならやってみなさい」

「小娘が」


 帝王はしわを寄せ、そう言った。

 そして、帝王が私の後ろへ回った。私は即座に避けたが、顔に刃先がかすったのか血が垂れた。


「遊びは終いだ。小娘よ」


 今までの何倍もの速さで向かってくる。今の体ではきついか……。

 私はただ避ける事しかできなかった。


「避けるだけか?」


 私は帝王を睨む。


幻想影げんそうえい―――一空千断いっくうせんだん


 二重詠唱をし、攻撃。目の前にいるのは幻であり、本物は後ろ。

 全方位から千の攻撃が帝王へ降り注ぐ。


「小癪な真似を」

「だまされる方が悪いわ」


 私は内心焦っていた。これほど攻撃しても口調は変わらす、息も上がっていない。

 こんな人間はなかなかいない。


「帝王って……化け物ね……」


 私はボソッとつぶやいた。

 これは少しペースを上げないと……押されて負けるわ。


「『三重詠唱』気配消去―――火魔法効果―――大龍舞だいりゅうまい


 大剣に火の効果が付いた。

 ギルティナの目は赤くなっていた。力を()()解放した時の目。


 二重詠唱や、三十詠唱などは必ず詠唱をしなくてはならないのが欠点だ。だが、それをうまく利用することもできる。


 火の大龍が帝王を囲む。

 だが、帝王はそれを斬った。だが、帝王は腕にやけどを負った。


「チッ」


 やけどを負っても息は上がっていない。さすが帝王。戦争を仕掛けるだけあって、鍛えられているわね。


聖域一刀断せいいきいっとうだん

「見えぬ……か」


 今―――


 その瞬間、姿を現した。そして、地上へ帝王を落とした。


「グアぁぁッ!!」


 地面に強くたたきつけられた帝王。土煙が舞った。

 私も地上に降りた。


「私は帝国が嫌いだわ。少し……平和ってものを考えてみなさい」

「黙れ……小娘……」

「まだ言う気? 負けは明白だというの―――」

雷爆らくばく


 広範囲攻撃魔法こうはんいこうげきまほうを放たれ目くらましをされた。


「厄介な―――ッ!!」


 私の理性はとうに限界を超えていた。

 今の攻撃で逃げられたことによって完全に制御ができなくなった。


神域剣技しんいきけんぎ―――悪域剣技あくいきけんぎ―――」


 世界で合わせてはいけない技の一つとされているこの二重詠唱。

 この中心、この詠唱を唱えた者には世界を揺るがす膨大な魔力が集まる。そして、一本の剣に集まる。


「グランド―――コムバインド」


 赤の光が白寄りの青になっていく。

 帝王の場所は一瞬でら特定した。あとは放つだけ……。


魔全魁光まぜんかいこう

「あの魔力は―――」


 夜の空が真昼のように明るくなった。



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