ゼロ イチ その2
新人a「おい!逃げろ!」
新人b「そっちに逃げちゃだめだ!」
新人c「も、もうダメだ…死んじまう…あれ?雨が。」
ザーーーー
雨の音が鳴っていた。
しかし、それは一瞬で鳴らす雨、そのものと同時に消えた。
辺りがシンと静まり返った。
戸田(これが、全国最強の力。久々に見たなぁ。キレイ…)
茶宮「ちょっと濡れちゃったな。最悪だぜ。この落とし前はしっかりつけさせて貰うからね。ツミアミちゃんたち。みじんも残さないよ。ツミアミ ゼロ残し。」
新人d「ハハ…何ですか…それ。」
副隊長 戸田が防ぐので精一杯だったツミアミ達が黒色の球体に囲まれたと思ったら、一瞬で消えた。
戸田(ホント、隊長来てくれて良かった。)
戸田は地面に力が抜けたように座り込んだ。
茶宮隊長「戸田。じゃあ、後処理は任せた。お疲れ様ぁ。」
戸田「ちょっと。何ですか。それは!」
茶宮「ゼロ。」
茶宮が消えた。
茶宮が消えて再び雨が落ちてきた
戸田「もう!バカァ!!」
びしょ濡れの中で、戸田は大声で叫んだ。だが、茶宮が怒って出てくることはなかった。
翌日 京都府 本部会議室
戸田「へっくしょん!ばなみずが…」
茶宮「やぁ!みんな、おはよう!と、戸田!お前どうした。顔色わるいぞ!」
戸田「隊長が帰るから、びしょ濡れで後始末したんですよ、それで風邪引きました。」
茶宮「…ごめん…」
戸田「え?何ですか?」
茶宮「…すまなかった…」
戸田「声が小さいです。」
茶宮「すみませんでした。」ペコ
戸田「いえ、いいんですよ。後処理は隊長の仕事じゃありませんから。気にしないでください。」
茶宮「今日はこの後の会議が終わったら帰っていいよ。(たぶん)」
戸田「ホントですか!じゃあ、お言葉に甘えさせて頂きます。」
以下 会議内容 全容概略
被害報告 死傷者0 ツミアミによる建造物の一部破損。
副隊長クラスのツミアミ突然多数発生の原因と今後の対応。
新人へのメンタルケアの実施について
以上。
戸田「ふぁー(やっと会議終わった。家帰って寝たい。しんどい。うん?隊長?何やっるんだ?)」
戸田は窓から庭で、今回襲われた新人と茶宮が話しているのを見つけた。
茶宮「君たち大丈夫?」
新人a「あ、隊長」
茶宮「やぁ。怪我はしてないと聞いているけど、メンタル面で心配でね。」
新人b「ご心配ありがとうございます。」
茶宮「やはり、少し顔色が優れないようだ。どうかな!私と一緒にカラオケでもいってスカッとして忘れようじゃん。」
新人a「え?いや…」
新人aは少し気まずそうな顔で目をそらした。
茶宮「ね?ね?」
茶宮は目を輝かせて言った。




