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3.レベルアップ

誤字脱字、拙い文章すいません。

しばらく一人で狩りを続けて見たがやはりカードに描かれている瓶に変化は無いように見える。


(ゴブリンじゃやっぱり得られる経験値が少ないのかなー)


ほかの二人はどうだろうか。

ゴブリンに負けることはないだろうが少し気になってしまう。

特にあの少女なんて戦いには一切向いてないように思える。


(少し様子を見に行ってみようかな)



「あっお姉、さん!どう、したんです、か?」


こちらに気づいて大きく手を振る少女。


彼女から少し離れたところで、ゴブリンの死体が数匹草に交じって転がっていた。


(どうやら、大丈夫みたいね)


少女が駆け足で近寄ってくる。


「どう、したん、ですか?」


息が上がって顔が赤くなっている。


「いや、元気かなって」


「元気、です、よ?」


不思議そうな、顔でこたえる。


気弱そうに見えて戦闘では意外と攻撃的なのかもしれない。


「そういえばあの男の子知らない?全然見なかったけど」


少女を探してかなりの距離を捜し歩いたが、男の子を見かけることはなかった。


「い、いえ、見てない、です、ね」


「そっかー、ちょっと心配だなー」


いくら相手がゴブリンとはいえまだまだ幼い男の子だ、大丈夫だろうか。


ゴっ!!


その瞬間は背後で衝撃音が炸裂した。


「な…に?」


恐る恐る振り返り、なにが起こったのかを確認する。


その光景はあまりにも生々しいものだった。


ゴブリンに突き刺さった勇者の腕、飛び散る、否、蒸発、する血飛沫。

そして赤く発光しているガントレットを身に着けたあの男の子だった。


「お姉さん、危ないところだったね。こいつらは雑魚だけど馬鹿じゃない、4足音をひそめるくらいのことはしてくるからね、気を付けたほうがいいよ」


その外見は間違いなく数時間前に出会った男の子そのものだ。

だが決定的になにかが違うと、直感で感じる。


「君…はいったい?」


「さぁーね、それは僕にもわからないよ、気が付いたらこの草原にいて、どうしたものかと困ってたらお姉さんが襲われそうになってるのを見つけたんだ」


無邪気に語る顔は年相応のものに見えるのだが。


そして男の子性格の変化とは別にもう一つの大きな疑問。

すなわち

(あのゴブリンの死体…明らかに人間以上の力で攻撃されている)


「君カードを持ってない?持ってたら見せてほしいんだけど」


「あぁっ!持ってるよ!」


差し出されたカードを受け取り確認する。


カードの中央に描かれた瓶には3分の1ほどの水が溜まっており、カードの右端に書かれている数字は、

(…Lv10!?、いったいこの短時間でどうやって…)


「あ、ありがとね」


男の子は笑顔でカードを受け取る。


「ところで君はさ、さっきみたいにたくさん殺したの?」


「殺したよ?だって魔王を倒すためには強くならないと」


笑顔で答える男の子。


(魔王を倒すため、か。この子はいったい…)


「君、は、だれ?」


いつの間にか少女が男の子の前に行き、質問をしていた。


だれという質問は的確だと思う。

彼はあまりにも別人すぎる。


「僕は勇者だよ、魔王を倒すために召喚されたんだよ。って知ってるよね。一緒に召喚されたんだもん」


彼は不思議そうに答える。

彼に記憶は繋がていた、だが確実に人格は変わっているだろう。

一言も話したことのなかった彼だが、コミュニケーションはとっている。

その彼とは根本的な何かが違うように感じる。


「と、とりあえず今日は帰ろうか、みんな無事だし」


というわけで、無事一日目の狩りは終わった。


残念ながらわたしと少女はレベルアップしなかったが男の子はLv10と驚異的なまでの成長を遂げた。


(こんどコツでも聞いてみようかな)


わたしたちは城に帰ってきた。


わたしたちは解散して自室に戻ることにした。



と部屋の扉を開けると。


「…何してるんですか巫女さん」


絶世の美女がわたしのベットに横たわっていた。


「勇者様が寒さに悩まされないようベットを暖めておりました」


「全然意味がわからないんですけど!」


「ま、冗談はこのくらいにして本題に入りましょうか」


突如まじめな顔で言う美女に若干気後れしてしまう。


(冗談とか言うんだ…)


「本題って何のことですか?」


巫女は不吉なまでの美しい笑顔で言う。


「勇者の仕組み、なんてどうですか」






「…さん。…お姉、さん!」


「あ、ごめん。考え事してた」


翌日少女が部屋を訪ねてきた。


「い、いえ。大丈夫、ですか、疲れてる、よう、に、見えます、けど」


「うん、大丈夫大丈夫!それより今日はどうしよっか。昨日よりも強い敵が出で来るとこいってみる?」


「え、あぁ、そうですね。王様、に、いい、魔物が、出てくる場所、聞いて、みましょう、か」


「…そうだね、とりあえず王様のところに行ってみようか」


「あの子は、どう、します」


「…彼も連れていくよ、もちろん」


そして彼の部屋に向かったが、誰もいなかった。


仕方がないのでわたしたち二人で王様のところに行くことにした。



(…これは賭けだ、王様を信じるか。巫女さんを信じるか。王様の魔王を倒したいという思いは紛れもなく本物だった。それは肌で感じた事実だ。…だが、だが!)


瓶の描かれたカード、その右端の数字を見る。

数字は2。


(昨日の巫女さんの話も事実だった…もし王様が巫女さんの言った通りに話すならわたしは…王を殺す!)



あらあら、本当に彼女は楽しい事をしてくれるのね。

あとの二人もきっと退屈しのぎにはなってくれるでしょうね。

かわいそうな子たち、こんな世界に()()()()()()が一番の不幸ね。

次回ずっと書きたかったところに!

すなわち!タイトル回収まで行けるかも!お付き合いください!

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