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奴隷は魔王となり、復讐を決意する。  作者: 影月命
第6章「地獄の世界、グルギヴァ」
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第74話 『ユージアと決闘』

授業が終わり、体育館に行くと、ユージアが入口とは反対の方向を見て待っていた。

腰には剣がさしてある。

私が体育館に入ると、気配を感じたのか、振り返ってこっちを見た。


「来たか、ルシア」

「こんなところに連れて何するつもり?」

「フン、いいこと思いついたんだよ」


少し時間が経つと、いきなり大勢のクラスメイトが体育館に入ってきた。

な、なに?なんで来たの?


「よく来てくれた、みんな」

「な、なんで来たのよ」

「おまえが負ける様を見に来たんだよ」

「え?どういうこと?」

「ルシアは今から俺と戦うのさ。先生を傷つけたあんたを俺が倒す」

「何言ってるの?!あんたが傷を負わせろって言ったんでしょ?!」

「でたらめ言うな!みんな、こいつに耳貸したらだめだぞ」


「みんな見てろ。俺が今からこの女を倒して勝つから」


剣をゆっくりと抜き、私に向ける。

するといきなり私に近づき、剣を横に振り出した。

ギリギリでしゃがんで避け、ユージアから離れて距離をとった。


「どうした、剣を抜いてあんたも戦え!」


こいつ、一体何がしたいの?

何を企んでるの?


考えてるとまた剣を振り下ろしてきた。

私は瞬時に剣を抜き、攻撃を弾いた。

金属と金属が重なり合う音が鳴り響く。


立ち上がり体勢を整える。

構えをとると、私も攻撃をしかけた。


だが全部剣で弾かれる。

本気出すか。

でも、ここで殺すと、またあの目で見られてる。

いや、もう見られてるか。

ここは殺さない程度に本気出すしかない。


私は剣に電気を纏い、ユージアに向かって剣の先を向けた。

すると、電気は大きくなり、ユージアに向かって放たれた。

だがユージアはギリギリのところで避ける。


「ユージア、あいつなんかに負けないで!」

「最低のクズがいい気になるな!」



「野郎………」


彼の本性がわかったような気がした。


「なら俺だって本気出すか」


するといきなり目の前が光り出した。


「うっ!」


一瞬目が眩む。

その一瞬の隙をついて、ユージアは私に攻撃をしかけてきた。

しかけてきたとわかったときにはすぐそこまで来ていた。

私は瞬時に剣を振ってガードしたが、押し倒されてしまった。

起き上がろうとするが、ユージアに踏まれる。

そして剣の先を私の顔に向けた。


「みんな、こいつに秘密があること知ってるか」


みんな首を横に振る。


「……ま、まさか!」

「こいつの正体は」

「やめて!」

「なら、死んでもらおうおかな。みんなもいいよな?」


みんなが頷く。

私が死んでもいいってこと?


「終わりだ!」


ユージアは剣を上げ、私の喉目掛けて振り下ろす。

私は死を覚悟した。


「おい、お前等ここで何してる!」


声がした方には先生が立っていた。

ユージアが振り下ろした剣はギリギリのところで止まっている。

た、助かった……。


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