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19話:新たなる夜明け、そして世界へ
それからさらに時は流れ、ルミナリアの総督府。
澄み切った青空から降り注ぐ柔らかな光の中、
ルミナスはバルコニーから活気に満ちあふれた
美しい街並みを見下ろしていた。
「ルミナス、次の仕事だ。隣の巨大な帝国から
『ぜひとも我が国と不可侵条約を結び、
魔導発電のノウハウを共有してほしい』って、
皇帝直筆の親書が届いたぞ」
アルスが数枚の豪華な書類を手に、
部屋に入ってくる。
その顔には、かつて荒野でテントを組み立てていた
頃と変わらない、気負わない笑みが浮かんでいた。
「ふふ、また忙しくなりそうね。
でも、私たちのこの街を、世界で一番安全で温かい
場所にするためなら、いくらでも手を貸すわ」
ルミナスは振り返り、最高の笑顔をアルスに向けた。
かつて理不尽にすべてを奪われ、不吉と罵られて追放された17歳の少女は、いまや大陸で最も美しく、最も強力な女王――**『紫電の女帝』**として、歴史にその名を刻んでいる。
そしてその隣には、どんな時も彼女のすべてを支え、共に未来を切り開いていく、世界でたった一人の最強の幼馴染の姿が、ずっと変わらずに寄り添っていた。




