苦手な相手
[ゲン]と三老婆が非常事態宣言を伝えに
各地へ向かったのであった。
休む時間もなく、闘うことを余儀なくされた四姉妹。
現在、異能を使えるのは[ヒトミ]のみ。
診療所の防衛システムも、[フウヤ]の一撃で能力が大幅にダウンしていた。
同一属性の力をぶつけ、潰しあう。
封印の解き方を知っていなければできないことである。
四姉妹の[ヒトミ]、対するは〔二文字〕。
・・・頭を抱え、考え込む[ヒトミ]・・・
幼馴染。
[ヒトミ]に「ガラガラヘビ」 のあだ名を命名した男。
『アイツ、苦手なのよねぇ・・・』
多分、『急患。見てもらえないかな?』
とか、『怪盗参上! キミのハートを頂きさ』
とか言って、正面突破。
・・・で、要件を聞き出す前に、デートの申込をする。
ここまでがアイサツだと思っているヤツ。
相手にすると大幅に精神力が削られる。
まぁ、まともに相手にするわけはないが・・・。
[ヒトミ]は[さら]を召喚した。
「おぅっ、[ヒトミ]」と空気読めない[さら]だったが、
[ヒトミ]のいつもと違う面持ちを診て、
「おい!どうなってやがる?」険しい顔になった。
[ヒトミ]も、声を低くしてつぶやいた。
「・・・[さら]・・・多分、切り札使うことになるわ」
「そこまでかよ・・・。 多分アイツだろ? 楽勝じゃない・・のか・・・」
傷ついた[ハルカ]、[チナツ]を見て、悟った[さら]。
「いいぜ、いつでも使え。 ただ、躊躇だけはするな!」
胸をはって覚悟を決める[さら]。
「本当にゴメンナサイ・・・」[ヒトミ]はそれしか言えなかった。
そして、診療所裏口にど派手なコスプレをした
場の空気を読まないヤツが現れるのであった。
「怪盗参上! キミの生命を頂くよ」と
いきなり[ヒトミ]めがけて、高温で燃え盛る火炎の薔薇を
投げつけるのであった。
[ヒトミ]の対戦相手。 名のりは次回です。




