Ready!詠唱を始めよう
Pixiv から転載してきました、無駄転載ではないです、本人です
ー前世ー
Bang!bang!bang!
「逃げろ!」
「う、うん!」
Bang!
寒い…思考が纏まらない…
Bang!
そんな…君まで…
「何読んでるの!?」
明るいソプラノが聞こえてくる、ああ、
走馬灯か…それでもいいや、最期にあの子の声が
聞けるなら…
「ラノベだよ、魔法をどうやって再現しよっかなって想像を膨らませるのが好きなんだ!」
って、答えたっけな
「魔法を再現!?」
びっくりした様な、ワクワクした様な表情でそう言う
「うん、魔法を科学で再現するのが僕の夢なんだ!」
聞いてくれたのが嬉しくて、そう宣言したっけ…
「いい夢だね!楽しみ!」
そう言って可愛い笑顔を見せてくれたな…
僕は意識を失った
没年2023年4月4日…14歳…
僕は、ソーマ・ヴェネフィカス、男爵家の三男、10歳だ。
この世界には…
魔法がある!
と、言うわけで!
今日挑戦するのが…「飛行術」!オリジナル魔法だ!
「さあ、詠唱を始めよう!」
空中に魔法陣をえがき魔法を発動させる。
「土魔法第一章:「複製 」!」
複製魔法は半分の性能の物しか出せない、エンチェントを選んでっと、
あ、エンチェントっていうのは剣なんかに魔力を込める事、
僕のは、剣についてる付与された魔石に「強脅斬新切防」、
剣本体に「杖吸選重軽直」だ、
エンチェントできる文字数は決まっていて、大抵の物質は六文字だから賢者の石も合わせて2個しかできないけど、僕は前世の記憶で合計12個ものエンチェントをしてる。
さて、今は「杖」だけでいいや、よ〜し!
「風魔法第一章:「風圧砲」!」
強い風をふかせる魔法だ。
よし、浮いた!
ちょっと斜めにして…やった!進んだ!
「ヤッホーぅ!ははは!〜飛んでるゾォ!」
「これなら…太陽まで!Ready!グングン高度上げてくぜ!」
「風魔法第二章:「裸王」!」
これで 遂に宇宙に………
あ、魔力切れた。
「わぁぁぁ!落ちる落ちる!ツーか落ちてる!」
落ち着け、こういう時は…
「土魔法第二章:「防御」!」
「火炎魔法第二章:「爆発」
ふー、なんとか勢い殺せた…
ー次の日ー
「ダークネスボアが出たぞ〜!」
誰かがそう叫んだ
「ダークネスボア!?」
それを聞いた僕は現場に駆けつけた。
「キャァぁ!」
女の子が襲われてる!
「火炎魔法第三章:「火炎弾 」!」
「フゴっフゴっ!」
「土魔法第二章:「防御」!」
魔法の盾でダークネスボアの突進を受け止める
「大丈夫!絶対守る!」
………今の僕には魔法がある、今度こそ絶対!
「火炎魔法第一章:「火炎放射」!」
「フゴっフゴっ!」
効かないか…!
「水魔法第一章:「受け流し」!」
ダークネスボアの突進を水流で受け流して
「!水属性まで!?」女の子が驚いた。
まだ襲ってくる!
「風魔法第一章:「風圧砲」!」
「火炎魔法第一章:「火炎放射」!」
「完全燃焼ダァ!」
風に煽られて、火は強くなる!
青い炎がダークネスボアを襲う
「ど、どぉだ!」
やったか!?
「フゴっフゴっ!」
ダークネスボアが突進してくる
「マジかよ…」
この魔法も効かないのか…!?
とりあえず…
「みずま…は、」
この位置で避けたら、あの娘が…!
「土魔法第二章:「防御」!」
「グワァ!」
僕は突進を受け木に叩きつけられた。最初は受けられたのに!?
「はぁはぁはぁはぁ」
やばい…魔法使いすぎた…くそ…
もうだめか?
否、諦めるかぁ!もう…もう二度と!
「目の前で誰かに、死なれてたまるかぁ!!」
「火炎魔法最終章!「火ノ酉炎舞」!」
僕は剣を羽にする様に腕をクロスした、
すると炎が僕の周りを囲い火の鳥になった、
ジャンプして、大きく振りかぶると、
火の鳥は僕から飛び出し、
ダークネスボアに突撃した。
流石に、これなら倒しただろ…
「フゴっフゴっ!」
ダークネスボアは元気に突進してくる
そんな…これでも駄目なのか、駄目だもう魔力が…
…僕じゃなかったら一週間は寝込んでるぞ…
もう…ダメ…なのか…
ぼやけていた視界に光がさした気がした
「よく持ち堪えた、少年!」
威厳のある声が僕を落ち着かせてくれる
「光魔法第一章:「光槍」、」
その男は光の槍でダークネスボアを貫く
「ゴコオォオオ」
ダークネスボアの悲鳴が上がる…すごい!効いてる!
「光魔法第二章:「癒しの光」、」
怪我や体力が治って行く…これが光魔法!
「光魔法第六章:「日輪光刺」、」
太陽の光を魔法陣で屈折、集中、増幅させ、
ダークネスボアを焼き尽くす。
「フゴォオオオオ」
ダークネスボアの断絶魔が上がる
かっこいいなぁ、僕もいつか、あの人みたいに、
大切な命を守れる様に…強くなりたい!
そう、彼は…「勇者」。




