記憶力。
若い頃と違って物覚えが悪くなったと嘆く母の気持ちが理解出来る歳になってしまった。
元々記憶力に自信はなかった。
友人は、小学何年の春の遠足は何月何日で何処に行った、なんてことも覚えてるのに最近では全然で、なんて笑っている。夫や姑は、昨年の気象関連の初観測日を覚えていて、何日早かったとか遅かったとか毎年飽きもせずに話している。私はそういうのは最初からさっぱり駄目で、勉強も暗記物は特に苦手、数字が苦手なせいもあり歴史の年号とかお手上げだった。
年号といえば語呂合わせ。これをやっておけば少しはマシだったのだろうか。
もう40年近く前になるのか、「記憶力のすすめ」という本がベストセラーになった。著者は鈴木健二というNHKのアナウンサー。NHKのテレビ番組は編集なしの一発撮りで、彼は長い番組を台本やカンペなし、司会のタレントも置かず1人でミスなく進行する人だった。
この人が書いた「記憶力のすすめ」要約すると、語呂合わせや連想ゲーム風に言葉を繋ぐと覚えやすいよ、という事である。それが出来れば苦労はない、と当時の私はやる前から思った。諦めが良すぎる。
電子書籍でも読めるらしいので興味のある方はどうぞ。
ただでさえ悪かった記憶力が加齢で更に低下。仕事とか明日の予定とか不安で仕方がない。
そのくせ昔アイツにあんなこと言われた、こんな嫌なことがあった、などどうでも良いことはいつまでも鮮明に覚えている。情報の取捨選択がなってない。中高年あるあるだと思いたい。
覚えたいことが覚えられない。もう覚える気がないから仕方ないと思えば気分は楽だが何の解決にもならない。むしろ開き直りはちょっと宜しくない。
そのくせ、昔も今も、どうでも良いことだけは簡単に覚えてしまうのだ。男性同士の性行為は肉体の構造上、正常位では無理とか一度でくっきりはっきり覚えてしまうのだ。こんな知識どこで役に立てれば良いのやら。
まあ、エッセイのネタにはなったけど。




