ドジっ子。
何もないところでつまずいて転倒。鞄の中身をぶち撒ける。
そういう事を頻繁に繰り返すテンプレドジっ子なるもの、架空世界には大勢いるけど現実では見たことがない。
現実世界で1学年500人超の女子高出身、社会に出てからも女の多い職場を転々としてきた。他人様のドジを見かけはしてもその人がドジを頻繁に繰り返す様は確認していない。なのでテンプレドジっ子自体が架空の存在、いてもドジっ子を装っているだけなのだろう、と思っている。
背が低い女が高い所のものを取ろうとして、ヤダ〜届かない〜ってモタモタやってるのはドジっ子でも天然でもなくわざとです。小さい体で頑張る可愛い自分を演出し、男共に注目されたいのです。周囲に女しかいない時には演出する気のないチビと同様にさっさと人に頼むか、踏み台を用意して自分で取ります。たまにいる、自分の手の届く範囲を正しく認識出来てないチビも、いつまでも、取れない〜とかやってません。時間の無駄だし。
それでも延々手を伸ばしてるチビは踏み台を持ってくる手間を惜しんでる不精者です。いつか怪我をする前に叱ってあげましょう。
で、架空世界にはドジっ子が多い。そして大体モテる。モテるドジっ子に何の需要があるのだろう。
心配で目が離せない。放っておけない。俺が付いていなければ。
そういう風に思って貰えなかった私はドジっ子ではなく間抜けだったのだろう。
スカートの裾を自転車のペダルに引っ掛けて解れさせたり、時間割の曜日を見間違えて必要な教材を持って来てなかったり、スカートのファスナーが開いてるのを男子に注意されて大恥を掻いたり。我ながらモテる要素がどこにもない。もし美少女だったらドジっ子可愛いと思って貰えたのに、という気もしない。
母のドジは可愛いと思うけど、世間様目線ではどうなのだろう。
和食屋で料理に添えてあるプラスチックの小さな飾りを、春雨の飾り揚げと間違えて口に放り込んで噛み砕いたとか。
庭木に付いた害虫を捕まえ、殺すのも忍びないので逃がそうと歩いてたら虫ばっかり見て足元を見ず転倒、アスファルトで顔強打。半分が黒く腫れ上がった顔で、虫は無事だったと威張られたとか。
大腸の検査前には繊維質の食品は控えろと言われてたのに、食らうべきと勝手に勘違いして検査当日朝に気付くとか。
テンプレドジっ子ではないし、一般受けする天然キャラとも違う気がする。
でも面白い人だよ。




