作品紹介『閣下が退却を命じぬ限り』剣崎月
「小説家になろう」内でぶっちぎりでお気に入りの作品。番外編もIF物も全部繰り返し読んでる。
ネタバレにならないように紹介するのって結構難しいけど、頑張ってみる。
「今日の一冊」第77回でも紹介されてるので、手っ取り早くもう少し詳しく知りたい方はそちらをどうぞ。
乙女ゲームのモブに転生した主人公が、ヒロインのせいで国が滅びる未来を変えるために奮闘するという、ここだけ聞いたらありがちな設定の物語だが、とにかく話の作り込みが凄い。
まず、主人公である女性軍人が魅力的である。
超絶美形で能力も性格もすこぶる良く、実は結構モテている。なのにモテないと思い込んでいる。
こういうキャラ設定に苛ついていた私が応援したくなるくらい魅力的である。惚れた。好きだ。
他の多くの登場人物も各々の個性が立っていて、決してその他大勢ではない。架空の人物なのに全員が生きている。
そして物語。スーパーチートな登場人物もいるが、だからと言ってなんちゃって軍事物ではない。かと言ってガチガチでもない。国家の陰謀や人々の思惑が絡み合う少々複雑な展開を主人公視点の軽妙な語り口が和らげつつも、余す所なく伝えている。
恋愛要素もおまけではなく、着実に進んていく。自分の常識が覆されてばかりで戸惑う主人公が可愛い。頑張れ。
こんなふわっとした紹介では何も分からないと思うけど、とにかく面白いので読んでない方は是非ご一読を。
それで気に入らなかったらごめん。こういうのって好みもあるからね。




