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幕間

「それで、患者はどうした?」

「鎮痛剤を打ったのですが、全く効果が現れません」

「馬鹿、あの患者が何回運ばれて何回暴れたと思ってるんだ。今更人間用の薬が効くか」

「いえ、獣人用を投与しました」

「そうか、じゃあそれ以上の抑止は無理だ。正直、人間の腕力で抑えきれる相手じゃなかろう。拘束衣と首輪の用意急げ。あと他の患者にいらん影響を与えんように十分注意しろ」

「しかし以前の患者は」

「あのチーター女か、あれは特殊だ。あんな無茶な服用。寿命縮めさせていいわけねえだろ。俺は許容できん」

「先生!」

「今度は何だよ」

「患者さんが!」

「発作がまた始まったのか? くそ、体力が持つのか? あの××人間」

「逃げました」

「とかく今の内に厳重に拘束しろ! 体力を使い切るまで暴れさせて置け。正直、我を失った後じゃあ手がつけられん……。いや、お前、今なんて言った」

「患者さんが、拘束を破壊して、外に……」

 

 


 その場にいた全員が凍りついた。


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