大ピラミッドの石を積み上げることは不可能なのか? ⑨
正確さ。
ほとんど誤差もなく東西南北も向いている。
あれだけの石を積み上げながら四辺の長さが同じ。
曰く、これは現代でも不可能なくらいの高等テクニックであり、これは光学機器がない古代エジプト人にはできないことである。
イコール、これは現代を超えるハイテク技術を持っていた超古代文明の遺産である。
そのハイテク機器の痕跡がない中でそれを主張する滑稽さは科学的と主張する者たちのやりようとは思えないが、はっきり言えばこれはさすがに妄想が過ぎる。
では、そのようなハイテク機器がなくても正確さを求めることは可能なのか?
答えはイエス。
現在は方位磁石を使用し小学生でも北がどちらかを示すことができるが、それがなくても夜空を眺め北極星を見つけ北を特定できることを我々は知っている。
古代エジプト人も同じ方法で北を見つけるのが可能だろう。
実際にその星を信仰していた。
そして、観測によって東と西も確定できた。
そうなれば方角に合わせてピラミッドをつくることは可能である。
とりあえず技術的なものを語ったが、もっとわかりやすい証拠がある。
言うまでもない。
古代エジプトにつくられたピラミッドはギザのピラミッドだけではない。
それらのピラミッドも正確に東西南北を向いていた。
東西南北を向いて建てられたというだけで超古代文明の遺構というのであれば、エジプトにあるすべてのピラミッドが超古代文明の遺構ということになってしまう。
もうひとつの主張である積み上げの正確さであるが、あまり知られていないのだが、これについておもしろい情報がある。
これは調査記録から。
大ピラミッドの隣に聳えるカフラーのピラミッド。
これも大ピラミッドに負けない高さを誇るわけなのだが、実は石を積み上げる際の計測に失敗しねじれが生じている。
それがどういうことかといえば、最後に乗せるキャップストーンと土台となる真下のブロックにズレが起きる。
どうやら建造者たちがそのズレに気づいたのは完成間近。
ここまで来てつくり直すわけにはいかない彼らはどうしたか?
もちろん必死に修正をおこなった。
その涙ぐましい努力の跡はピラミッド上部で確認できる。
いかにも人間らしいではないか。




