第一章7 〈一つ目の終わり〉
ボス消滅から右左曲折を経て……数秒後、この世界における最高権力者(GM)のセブアイ(緑川裕也)君がやってきた。「やっぱり君だったか、クリアするのは、予想通りだったけど、早かったねー」と話し、指をパチンとならした。
彼は、ゲーム(選別)のクリアを宣言した。
ー----------これで終わり、誰しもがこの日、この時、思っていただろう。
でも、すぐにこれが始まりにしか過ぎない事を悟る。
「……ここは、何処……」りょうが転送された先は、全てが破壊された
廃村だった。
―――――――――――――――――
<偽りの世界・管理室>
「指示された通りにしたぞ?、これでよかったのか」
「うん、……私たちに任された仕事は全てまっとうしたよ」
「んじゃ、……俺達も出るか、」「……そうねこの″偽りの世界″から」いつの日からか偽りの世界と呼ばれた、創られた世界から人間がいなくなり、……次舞台の役者が出そろった。
これにて始まるのは"最後の物語"……
―――――――――――――――――
「さて君は、どんなエンディングを目指すんだい」
「終わりは始まりを呼び、始まりは終わりを呼ぶ、俺達はそんな永遠に続く″輪廻″にもどってきた。」
セブンズ・アイランドのクリアは、一つ目のクリアでしかない、本当の始まりはここからなので……ある。
第一章・八番目の英雄・セブンズ・アイランド編・完結