第二章32〈ルエル過去編①〉
これは、俺の忘れていた過去だ、生き返った代償によって忘れた過去だ。、だが、もしかしたら自分自身で消した過去なのかも知れない……だって、辛い過去など思い出したくはないだろう?
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「……なんで人を殺すんだよ、」俺は人を殺した女に問いかけた。「知らない、上の命令で動いてるだけだから……」「……」「この村の名前も知らない、……まぁ興味ないからどうでもいいんだけどね。」と言うと剣を鞘から抜いた。「君を殺すのも、上からの命令だ」間合いを詰め俺の首をはねようとした女に対し俺は、一歩も動かなかった。「死」が近づく中俺は、"生きる事"だけを考えていた。「動かないんだね、」そう言って剣を動かした女に対し、「爆ぜろ」と口から洩れた。無意識に唱えたその言葉の通り少女は本当に爆ぜた。
今まで話していたはずの女は一瞬で肉塊に変わった。
その光景に、嘔吐した。今までも、人の「死」は見てきた。だが、それは「死体」だ。俺は、今ここで人を殺した。今ここでだ。年齢が1桁である男にとっては、……背負いきれる物じゃなかった。
それが、自分の「異端」に、自分の「力」に気づいた始まり、……この「物語」の始まりだ。
そしてその序幕は、人を殺したこの日から始まった。
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僕の生まれた村は、地図にすら載らない程の「北域」の弱小の村だった。
当時五歳だった俺は、ただのくそガキだった。
親を困らせる悪いくそガキだったと記憶している。
「北域」は九割以上が、赤土で乾燥している為野菜が育たなかった。そのため、米は"最高級品"となっていた。だから、村の住民のほとんどは、やせ細っていた。そんな弱小村は、"南域"の帝国によって一瞬で"日常"が終わりを告げた。
男が「……破空双武剣・一ノ太刀 「破天」・破月」と放ち、村の住民の一人が殺された。
これが、"北域"の弱小村フブクレストの終わりだった。
「どうだ?」「全員死んだと、思います。」
「そうか、よし帰るぞ、"実験"も失敗したしな」
死の海を越えて「北域」の住民を殺す事が、虐殺する事が"実験"だと言った。
「ハア……」とため息を付き、「ここも駄目か、……いったいいくつ壊せば"悪魔"が生まれるんだか、」「悪魔、そんな、ものの為にこの村を壊したのか」「聞いていたのか、……やれ」と指示された男を俺は、"爆ぜろ"と言い男を殺した。
それを見ていた男は「君、何者?、」「ルエル・ファウスト」「ルエル……かそりゃ納得だ」「鈴真頼んだ。」「おう殺していいんだな」「あぁ……そいつは生きてちゃいけない者だ」
<三十分後>
「ガハッ……」一瞬見せた隙を突かれ刺された。「んじゃルエル君the endtと言う事で」そう言って「起動」と言うと、自分の体が爆散した。「"死んだ"」その瞬間 男の声が聞こえた。
「へぇ、すごいな、心臓も止まり内臓もぐちゃぐちゃなのに、生きている。これが"人間の業"かいや、滅びの名を持つルエル家だからか、」
「誰だお前」
「僕か、"終焉の神の残滓"と言えばいいか?」




