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デスゲームをクリアして‥‥現実世界に戻ったら、世界崩壊寸前でした。  作者: 古神龍之介
第一章八番目の英雄 セブンズ・アイランド編
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第一章5 〈中央ボスダグラスブラックウッド〉

<十五年前>俺は生まれた。昔は表情豊かだったと近所の人は言う。

ただ……あの事件以降俺は、心を閉ざしたのだった。

<十五年後>

第一島中央ボスダグラスブラックウッドは、中央フィールド霧隠れの森の中央に鎮座している。フィールドに入らないとその存在は確認できない……だが、入れば、戦いは始まる。勝負を仕掛ける時以外姿を知る方法はない……つまり一発勝負なのだ。

だから、ブラクスは本隊をD隊にし、A、B、C隊を先攻隊(高レベル集団)として、先にフィールドに入らせた。サブリーダー兼A班リーダーのリッキーを先頭に

「……倒して帰って来る」と言って深く霧が広がる中に入って行った。

だが、三十、一時間、経ってもリッキーが帰って来ることはなかった。

誰もが最悪の展開を想像する中、「パリン……」と誰もが聞いた事のある事がした、……そしてそれは、まるで嫌がらせをするようように連続するのだった。

「三、四、五、六……七」「……リーダー」「……なんだ、」青ざめているリーダーに」俺は、「俺見てきますよ」と一言話した。「待て……それを許可はできない」「……どうしてですか?」「……お前を……死なせるわけにはいかない」「……死ですか、俺は死なないですよ、……それに中の状況を知る必要がある。」と言って俺は、霧の中に入った。

「……ちっ主人公気取りのバカが、死んでも責任は取らないなからな」ブラクスが呟くと、ブラクスの仲間である攻略隊の中心メンバーが笑いながらバカにした。それにつられほとんどが、バカにする中、二人は、彼を信じていた。

「帰ってきてよね」


<中央フィールド霧隠れの森>

「こりゃひどいな、三パ入ったはずなので十八人が入ったはずなのに、まともに動けていたのは、半分以下だったこの時点で部隊は崩壊している……なのに、フィールドからはなれようとしない、……もしかして……出れないのか?「おい、お前ら何でここからでない」「……出れないんだ。それにリーダーが死んだ。もう俺たちは終わりだ。」そんな男の話を聞き、”死”がよぎった。「これ……ミスったかなぁ」そう言いながらも、俺は、鞘から剣を取り出し、ボスのタゲを取った。

「お前……何を」「痺れて立ち上がれないんだろ?、これ使えよポーションだ。」投げられたポーションを飲み男は感謝した。「さて、ボスさんよ、時間ぐらいは稼がせてもらう。」

麻痺ポーションの効果が効くまでは九十秒、つまりその間耐えれば、ワンパぐらいの人数は確保できるわけである。

倒せるかもしれない、そう考えていた。少なくてもこの時は

「ウガァァァァーーッ」と咆哮をあげ攻撃を放ってきた。

急所を狙った攻撃をスキルを使い避け、冷静に右腕を狙った。片手剣三連撃技ガーリング・レイジング、三発きれいにクリーンヒットし、HPバーの一本が消滅した。

「ガアアアアーーーッ」再び咆哮をあげ、情報通り武器は擬人化した。だが、一つ情報が違っていたメイン武装が変わることだった。

「人の子よ、なぜ我の聖域を汚す、この先には何もないと言うのに、」「……俺は、クリアしたいからだ。」「……神にでもなりたいのか」クリア=神になると解釈したらしい、まぁそんな事はどうだっていい、俺は、あと三十秒稼がなければならない。


<三十秒と少し後>

「ん……」「起きましたか、」「あんたは、」「リュウガです。」「……お前……何して、」「よかったです時間稼げたみたいで……ガフッ、」ゲームだから、血を吐くことはないし、痛みを感じることはないだが、……リュウガは苦しそうだった。それなのに、俺を守るため、肉盾となり、HPを……全損した。「パリン……」その音を聞いた時「…………」怒り、悲しみ……etc全ての感情が入り混じった。「神速二十%インファイト」人を超えた走りをして、ボスに接近し右手に力を込め、今放てる最大の大技を放った。「片手剣・奥義・フェルエンテクター片手剣カテゴリにおける、三つある奥義の一つ、である。並みの敵ならオーバーキル、ボスであったとしても、……「……嘘だろ、」HPバーは残り一本半もあった。

それに比べ、俺のHPは、危険域レットゾーンに侵入していた。残り一撃耐えられるか、だろう。死が、間近に迫る中俺は、覚悟を決めた。

「最後まで戦いきる」と

<一時間後>

霧が晴れた、……その瞬間立っていた人物は倒れた。

その人物とは立石りょうであり、りょうは片手剣を両手に持っていたらしい。

《二刀流》この世界にないはずの剣術、……当然この時点で見たものはおらず、存在しないと唱える者が多かったが、現場にいた者達は存在する唱えていた。この争論は、この先、りょうが《二刀流》を解禁せざるを得ない、第三大陸最終島のボスラテル・クラリアントまで続いた。

<十日後>

目覚めた俺を待っていたのは、二人の涙だった。

「十日も……か、」「……ほんと心配だったよ、」「……それにしても、君だいぶ有名になりましたよね。」「え?」「これ……」と見せた新聞には、俺の写真と剣を二本持つ姿が乗っていた。

「ハァ……まじか、」「……でこれほんとなの?、」「……ほんとだよ、《二刀流》スキル、」「どうやったら出せるの?」「……分からない、俺も気づいたら手にしてた。だから、隠してたのに……」「心配しなくても大丈夫だよ、私たちは言いふらすつもりないから、ね?」「……」

「おじゃまする」と言って入ってきたのは、リーダーブラクスと、その部下二人だった。

「起きたんだな、」「あぁ今さっき」「お前に謝りたい事がある、《二刀流》についてだ」と話し、ブラクスは俺の前で土人座した。「……すまん、お前の秘密を話すつもりはなかったんだ。」「……いや、べつにきにしてないから」「……そうか。やさしいんだな」と言って、ブラクスは「俺は、最前線で攻略組を率いるつもりだ、すくなくても俺が死ぬまでは、お前が攻略で《二刀流》を使ったとしても、だれにも話させない……これだけは約束する。」と言ってブラクスは宿から出た。


第一島中央ボス攻略戦      生存者三十二人

                死亡者 十五人


「ほんとに有名になったんだな、俺って……」と三人で出かけた時に知った。








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