第二章20〈帝都郊外攻防戦④二十六区明日を目指して〉
<朝>
動ける隊員七十人は、アジトを後にした。先頭にいるのは、フラウだった。
アジトを出る前、フラウは、俺や、他十名を昇進させ、部隊を再編成した。
部隊長だった俺は、師団小隊長になった。普通なら昇進はいい事だが、喜べるわけがない……
「……さていこうか……私達は理想の為に前に進まなければいけない、革命の為に……」
第三師団長 フラウ 副長 亜明竜翔(第二部隊長)
師団・大隊長 合牙金明 (第三部隊長)
・中隊長 神明翔汰 (第五部隊長)
・中隊長 時神竜 (第一部隊長)
・小隊長 立石りょう(第六部隊長)
・小隊長 ダギラ (第四部隊長)
こうして再編成した師団を引き連れ……フラウは、先頭に立ち、二十五区を目指した。
立ち止まっている時間などないのだから。
<昨日>
医務室を後にしようとした俺に、フラウは質問をした、「りょう君さ、」「何ですか?」「……今までの戦いでも、死戦ってのは、超えてきた。でも、今回のは、違った。今までのよりも、死を意識した。
ねぇ……どうしてこんなに人間って弱いのかな?」「……」「刺されても死ぬ、銃で撃たれても死ぬ、殴られても死ぬ……etcたった一撃で、数十年もの人生が一瞬でなくなってしまう。そう思うと、人間って弱い……弱すぎるなって思っちゃっただよね。」そんな化け物級の質問を受け、俺は「……弱いからいいんですよ、強かったら、一人でなんでもできてしまう。だから弱いぐらいがいいんですよ皆で協力した方が……そう僕は戦いの中で思いました。」「その境地にその年でたどり着くなんてね、……私はもっとかかったよ」「……でも、この先は強力しても勝てない、……"人を超えたような力"を持つやつらしかいない私よりも十倍強いよ……」「十倍ですか」「うん、この先いくのら私達は出会う、"帝都の守り神"帝国軍総支部長神野流亜、帝国の英雄、全ての破壊者に並ぶ帝国の三神の一人だよ、僕らが帝都を目指すなら、どこかで神野と戦わなければならない。
「……」「まー君なら勝てるよ」「どうしてですか?」「君は、裂空さんの息子じゃないかいつか覚醒して……」予想していた答えだった。まぁ俗に言うテンプレである。驚きもしなかったが、少し悲しかった。「まぁそれだけじゃないけどね」そう小声で言った声はりょうに届く事はなかった。
話が一通り終わったので医務室を出ようとした俺を止めた。「えーもう行くの?」「流石にもうそろそろ」「私が寝るまでよこにいてよ」「え?」「師団長のお願い」"権力"を使われ俺は渋々OKするとめんどくさいランキングトップ10に入るお願いをした「じゃあなんか面白い話をしてよ
「ハァ……」とため息を吐いて俺は優しいのでそのお願いに答えた。
まだまだ話は続くのである。




