第二章16〈帝都郊外攻防戦②二十八区〉
二十八区……ネクロレスト、この名、もこの国を創った天月の人間の名でもある。
二十九区とはうってかわり、西洋的な街並みだったからか、この区に入ってから言った言葉は「こんな所に住んで見たいな」だった。「住むにはいいだろうけど……後悔すると思うよと言ったのは、第七部隊長、西原だった。「……どうしてですか?」「郊外共通だけど、……郊外に住む人間ってのは、帝都に住む人間から人間扱いされてないんだよ……"平民”ってのは人間じゃないらしい……」「……」「まぁそれだけじゃない、なんたって、この国はいまだに奴隷制があるからな……」「……そんな」「だから……きっと後悔するよ……」
<三時間後>
西原との会話から約三時間
帝国軍と対峙していた。敵の数は一師団(六十人)「さて、瞬殺するよ」の声に呼応しほんの数分で壊滅させた。「なんだ弱いやん」
「さて、君だけ残したんだから、口を割ってくれないと……あまり乱暴な事はしたくないし」自分に近づく凶器を見て、男は話始めた。「……僕は、第六師団・第七師団・第二部隊長の小岩です。今回の指揮官はもう死にました。」「……今ってさ、一支部にどれぐらい人数いるの?」「定員は一万人って聞いたことが、」「戦える人数は?」「半分以上なんで、最低でも一支部に百師団はあると思います。」「……なるほど、じゃあ最後に、なんでここ第六支部がいるの?長河の指示?」「……いえ、長河支部長の指示では、」「じゃあだれなん?」「……ミクローネ支部中隊長の指示です。」「へぇ……ありがとう」「……じゃあ俺開放してください」「……うん、」と言って目に見えないレベルの速さで首を落とした。「さてみんな行くよ」
<帝都・二十八区・下域>
「革命軍やな、全員殺すわ」二師団分(百二十人)を引き連れ第六支部中隊長クラーケンは、攻撃を仕掛けてきた。「さて反逆者の殲滅だ。」「反逆者ねぇ……殲滅ね、やるならやってみせてよ中二病さん」そういって指を立てた。「こっちとら本気で来てるんだわ、革命起こしに……」「みんな行くよ……」
<三十分後>
「なんで、そんなに強いんだ。……」「意思のつよさだ、てめえらと違って義務でやってるわけじゃねえ本気で革命を起こす為に来てる。」「だから……死ねクラーケン」と言って再び音速でクラーケンの首を切り落とした。
<二十八区・革命軍・第二師団VS帝国軍・第六支部・中隊長クラーケン 勝者第二支部 死亡者百二十ニ名(両軍合わせて)
二十七区・リュースメルト
「待っていたよフラウ、」「は……早過ぎるだろ」「あの人がフラウさんですか」「うん、僕の好敵手だよ」「……そうですか、あなたがそう判断するのでしたら相当強いのでしょうね」「手ださないでね、五合」「分かりました。」「皆戦闘準備」「大量に連れてきたね……まぁ勝てないよ君は」「……戦闘開始」
二人の十年の交錯物語の最終幕が、いま始まる
「本当は、君と戦いたくない。でもそれはできない。私がトップと言う立場にいるからだ。みんなを率いてるのに弱音を吐くわけにはいかない……」と言い剣を抜いた。
物語はさらに激化に向け加速する。最悪の未来に向けである。
最終決戦まで残り六日と七時間
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