第二章13〈帝国を壊す方法〉
翌日 十二月二十八日フラウが回復した事、各島支部の精鋭が到着し、エンデストの総数が五百人になった事でエンデストの総師団長・神野は帝国への革命作戦……を開始する事を発表した。だが、その作戦内容はとてもじゃないが、いいものと言えるものではなかった。
「第二次帝都郊外攻撃作戦(アルテミス作戦)を実行する。」
①まず五百人を五人一部隊に再編成し、全師団を十に増やす、前回の大規模攻略戦の生存者を師団長もしくは、部隊長に昇格し、一師団に十部隊とする。
②師団事に作戦の指示権を渡す。各師団事に、作戦を進める許可をする。
③この作戦の勝利条件はただ一つ、一人以上が、郊外を突破し帝都へ侵入すること……逆に敗北条件も一つだ、全滅のみだ。
④最後に、ここにいる人間は、帝国に対する憎悪を持っている者だと思う、……帝国を潰せるのなら……命も失ってもかなわないと思っている者も多いと思う……その考えが悪いとも良いとも言わない……だたこれだけは知っていてくれ……命に重いも軽いもないって事を
神野が言い終えると、補佐の上原総師団・副長が、「あぁ……ちなみに、作戦の開始日は一月十日だ、皆個人個人で準備していてくれ」そう言って会議は終わった。
「三玖……頑張って来るよ」「ん?、何彼女の名前……?」「げ……聞こえてました?」「うん、ばっちり」「……ハァ、」「で?彼女の名前なん?、おじさんに教えてよ」「……きっしょ、彼女の名前ですよ」「……フラウちゃんは器が広いから、今さっき出た言葉は聞かなかった事にして……彼女なんだ、……じゃあ生き残らないとね」フラウの雰囲気の変化に戸惑いながらも「……はい!」と元気に答えた。
「……さてと、りょう君が口を割らないから、ダギラ君に聞きに行こうかな、」「は?」「そのままだよ、」と言って、ダギラがいる場所に走り始めたので、すぐに追いかけた。だが、フラウはとても足が速く……追いつけなかった。
<夜>
フラウに弱みを握られてから約四時間俺は、眠気から早めに夕食をすまし、ベットに横たわっていた。
ウトウトしながら、ある願いを呟いた。「今日みたいな日が続けばいいのに……」これは誰もが願う願いだ……でも、絶対に叶う事はない、……それも全員が分かっている。なぜなら……日に日に事態は酷くなっているからだ。″全面戦争″の四文字がセンセーショナルに新聞記事に載った時、″平和″は終わるのだろう。いや、そもそもなかったのかもしれない……だってこの″物語″帝国の作った偽りの平和を壊す物語なのだから……「さぁ始めよう……僕ら(革命軍)の反撃を……そう神野が言い、一月十日、第二次帝都郊外攻撃作戦(アルテミス作戦)の幕が始まった。
それは……偽りであっても平和だった帝国の日常を破壊した。
「どっちが正義かってさ、結局どっちも"正義"の名を語る偽善者なんだよね、僕らからしたら……」「お前は、誰だ。」「あぁ……僕?知りたい?」「……」「あれ……死んじゃった。弱いなぁ人間は、まぁいいやあっち面白そうだし……男が指をさした先は、第三島
"第三勢力"新天新会の登場により、さらに激化する事は必至だった。
"全面戦争"まで……残り二十日




